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ハイスクールD×D 異界黙示録の機晶神

作者: 革命者
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第一章:旧校舎のディアボロス/初覚醒のスレイヴ
  Change11:赤き龍帝・緋の機人~The story that started~

進視点

今俺はもう敵地の廃教会の裏側の森にいた。とりあえずこの周辺のはぐれ神父をあらかた全滅させるためだ。状況の再確認として周りの生体反応を探ることにした。

「状況は…どうやらイッセーたちは無事に教会に侵入できたようだな。それとここから少し北西のほうにリアス部長、朱乃さんそれと、レイナーレ以外の堕天使が三人か……」

とりあえず俺はリアス部長たち画どうなっているか確認するために二人のほうに向かうことにした。案の定リアス部長と朱乃さんそして、レイナーレ以外の堕天使が三人いた・・・敵対しているなら三体と呼称すべきか。

「どうやらここに居たようだな、堕天使共。」

「シン!?あなたどうしてここに。」

「シン君ならイッセー君達の方に行くと思いましたが……」

どうやら二人とも俺がイッセーたちのところに行くと思ったらしいな。

「これはイッセーが自分で決着させる問題です。俺が言ったところで邪魔になるでしょう。なら俺はイッセーの邪魔をする自らの欲に堕ちた人間や薄汚いカラス駆除するために今ここにいます。」

「誰が薄汚れたカラスだ!!!!」

「下等な人間ごときが図に乗るな!!!!」

「そうっす!! 人間ごときが私達に勝てる訳ないっす!!!!」

うるさいカラスが怠慢を言っているようだが、俺にはうるさいカラス共が鳴いているようにしか見えないな。まあ所詮は堕ちた天使だな。

「それにしても傑作っすね~ 貴女方の眷属の小僧… レイナーレ様に騙されてまんまと殺されたんでしょ?」

「全くだ、あのような下種な男にレイナーレ様が惚れる訳が無かろうに」

イッセーが下種だと……確かにイッセーは性欲が過剰で劣っているところはあるが、あいつはひたむきにますっぐで誠実な男だ。お前らが軽蔑していい存在じゃないんだよ。どうやらこいつらは早死にしたいようだな。

「…… 私の可愛い下僕を笑ったな…?」

どうやらリアス部長も相当頭にきているらしい。よくわからないエネルギーが部長の体から赤黒くオーラが滲み出ている。

「フンッ!! そんなものレイナーレ様が儀式を成功させて至高の堕天使になれば恐れるに足らん!!」

「儀式?」

「ここまで来れば隠す必要はない、教えてやろう」

すると、男の堕天使が悠長に喋りだした。

「我々の計画は教会に捨てられた回復系神器所有者のシスターの神器、聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)を摘出しレイナーレ様に移植すると言う計画だ」

神器の移植だと、だが神器は人間に宿っているものと文献で書いてある。

「リアス部長、神器の移植は可能なことですか?」

「え、ええ。だけど」

「神器を抜かれた宿主は死に至りますわ…」

とゆう事は、こいつらあのシスターを犠牲にして奇跡とも言える神器の力を手に入れるつもりか。

「お前ら…人の命を弄んでいいと思っているのか…」

「下等な人間の命などとるに足らんわ、寧ろ我々の駒になれるのだから感謝して貰いたいものだ」

こいつらはイッセーの邪魔になるから一瞬で殺そうと思ったが…気が変わった。

―――苦痛と絶望とゆう名の地獄を味わってからさらに下に逝ってもらおう―――


《Updated to the latest function of all items》


こいつらに攻撃しようとした瞬間また例のごとく謎の完了メッセージが目の前に表示された。
いったい何なんだ、こんな状況で………


《コノ問イニ回答シテクダサイ・・・666ヲ本当二受ケ入レマスカ?》


しかも前回と質問が同じ・・・てことじゃないな。どうやら以前の回答が俺の本当の答えなのか聞いてきている。このら質問は答えないと動けないからな早めに答えることにしよう。

666、気になるが受け入れればこの世界をみんなを救う力が手に入る。現状は大丈夫だがいずれ俺を超える存在が現れてもおかしくはない。だから受け入れる…666をな!

俺は回答に受け入れると答えた。するとまるで機会演算が行われているような画面になり俺の頭に情報が入ってきている。

《最終認証ヲ確認。制御人格プログラム“電脳女神達の標(ゲイムズオブヴィーナス)“に今後の更新系統、制御ヲ全テ完全移行。内部エネルギー系統、機体骨格ヲ新規形態ヘト更新完了“無限の可能性“ソシテ“革命の666“改メテアナタニ託シマス。》

革命か、実際あの世界で俺たちの革命がどうなったかわからんが、まさに俺が目指すものをよくわからないプログラムに託されるとは…一体“俺の体はどうなっているか判らない“な。

《起動コード機人化・緋晶(スレイヴ・ギア S)

俺は自分の変化を確認した後、改めて目の前にいる三体の堕天使と対峙する。

「我等を前にして余所見か、ずいぶんとなめられたものだな。」

「人間風情が、たちばを判っていないようだな。」

「人間の癖に生意気ッス。」

弱い存在ほどよく吠える、まさにあいつらだな。

そして堕天使三体はそれぞれ光の槍を手元に形成し俺に向かって投擲してくる……が、


―――ババババババババァンッ!!!


持ってきたアサルトライフル《AAT-666》ですべて弾く。

「「「な、なに!?」」」


―――カチッカチッ……


どうやらちょうど弾切れのようだな。まあいいタイミングだろう。どうせなら新しくなっているであろう俺の力をこいつらに実験台として使ってみるか。

俺は堕天使共があっけに取られているを見計らい起動コードを発動させる。

機人化・緋(スレイヴ・ギア S)

起動コードを唱えると俺の周りに緋色の光が出現し俺の体を変化させていく。

装備していたものが”擬似表皮”ごと粒子変換されて金属骨格のようなものが露出する。そして金属骨格がまるで先頭向けのフォルムへと変形して瞳の部分が二つから四つへと顔の骨格も変形していく。

骨格が変形が終わったのと同時に六角形の薄い立体のホログラムが出現しそこから装甲であろうパーツ出現し変形した俺の骨格へと装着されていく。

俺は起動終わりに自分の体を見ていると、以前よりも無駄のないフォルム、黒を基調とした装甲に緋色と白色の装甲、蛍光色に光る腰にある翼と四つ眼のロボットのような者が立っていた。

「な、何だその力の波動は!?」

「クッ……!?」

「た、ただのこけおどしッス!」

堕天使共は俺の変化に驚きながらも再び光の槍を投擲してきた。俺はけん制で先日発現したばかりの
緋 晶 残 光(クリスタル・フォトン)を円弧上に投擲された光のやりにぶつける。

「「「グッ!!!???」」」

俺は堕天使三体がひるんだ隙にやつらよりも上空に飛翔して脇腹部分に収納されている近接装備、《フォルド・シックル》を小型の鎌状展開する。

「やつはどこにいる!?」

堕天使があわてて探そうとするが俺は容赦なく堕天使三体のところに降下しフォルド・シックルで三体の堕天使の翼をすべて切り裂く。

「「「グァ!!!」」」

翼を切られた三体はそのまま降下するが俺は追撃で三体をまとめて回し蹴りで地面に叩き落す。空中でそのまましとめていいが、どうやらリアス部長が滅びの魔力を練っているからこいつらのとどめは譲ろう。本命は別にいるからな。

「グッ……貴様ぁ!」

『堕ちた存在に飛ぶための翼は必要ないだろう。それに俺に注意を向ける前に自分の心配したらどうだ?』

「何を……」

するとリアス部長は魔力を練り終わったのか、堕天使三体に赤黒い滅びの魔力を放った

「消し飛びなさい。」

「「「ぎゃぁぁぁぁぁッ!!!」」」

黒い羽を散らしながらだ天使が赤黒いオーラに包まれながら消滅していく。


―――ガシャァァァァァァァン!!!!


それと同時に教会からレイナーレが吹き飛ばされて行くのが見えた。

『どうやら、決着は着いたようだな、イッセー』

俺は廃教会にいるであろうイッセーにつぶやいた。







堕天使三人を倒した俺達は教会に向かった。

そこには小猫に引き摺られて広場で気絶しているレイナーレと、イッセー、小猫、木場がいた。

そして長椅子に横たわっている女の子がいた。イッセーの表情や周りの雰囲気から察するにどうやらアーシアは手遅れのようだな。堕天使は倒せどもアーシアを救えていな以上結果はけして良いものではないだろう。俺がもっと叱り知っていればこんなことにはならなかったはずだ。

レイナーレの方を見ると丁度、部長と朱乃さんが魔法でレイナーレを叩き起こしていた。

「目覚めなさい」

「ゲホッ!! ゲホッ!! お前は!?」

「ごきげんよう、堕天使レイナーレ」

「リアス…… グレモリー…!!!!」

「貴女のお友達の堕天使は私たちが倒させてもらったわ」

部長はレイナーレの前に堕天使の黒い羽を見せた。

「バカな……!? だがまだ回りを警護している神父たちが……」

どうやら目の前の堕天使レイナーレは廃教会の周りを警備しているはぐれ神父対の応援を期待しているようだが、

『残念だが、そいつらは邪魔でしかたなっかからな。先に始末させてもらった。信じられないならこれを見てみろ。』

俺ははぐれ神父たちがつけていた鮮血汚れた装飾品をレイナーレの前に投げる。

「そ、そんな……」

同らこいつはこれで万策尽きたらしいな。それにしても部下の安否も把握できないとはな。
それにしてもあのときの戦闘中廃教会から異常な力の反応があったが一体…

「あら? イッセー、貴方その神器………」

「え? 俺の神器、なんか変なとこ有りますか?戦っているときに変化していたんですよね。」

確かにイッセーの神器前までは手甲だったのが今度はグローブと籠手が合体したような形状、そして何より先ほど感じた異常な力の反応がこいつから出ている。どう結うことだ……

「どうやら堕天使さんこの子の神器はただの龍の手(トゥワイス・クリティカル)なんかじゃないわ。それもはるかに龍の手を超えたものだわ。」

「何だと!? じゃあその神器は一体…!?」

「この神器は宿主の力を十秒ごとに倍加させていき、一時的に神や魔王を凌ぐ力を得られる十三種の中の神滅具(ロンギヌス)の一つ、赤龍帝の籠手、ブーステッド・ギア」

「な、何だと!?こんな小僧があの神滅具(ロンギヌス)を宿しているなんて……」

まさか俺が警戒していた危険リストのうちの一つがまさかイッセーが所持しているとは、これは喜んでいいのかわからないな。

「さて、そろそろ消えて貰うわ」

部長がレイナーレを消し飛ばそうとした時

「助けて!! イッセー君!!」

レイナーレが天野夕麻の姿になってイッセーに助けを求めた。

「悪魔達が私を殺そうとしているの!! 私は今でも貴方を愛しているわ!!!!ほら、あのときのデートのときに買ってもらったアクセサリー今でも大切に持っているわ!だから一緒にコイツらを倒そう!!!!」


『少し黙れ…醜いカラスが』


―――ザシュッ!


俺はとりあえずこいつを黙らせるためにレイナーレがイッセーに伸ばしていた片腕をジー・エッジで容赦なく切り落とす。痛みで叫んでいるが俺は気にせず冷静にレイナーレに近づく。

「シン!?あなた……」

『リアス部長こいつは人の…いや命をもてあそび過ぎた。消し飛ばすなんて楽な死に方俺が納得いきません。こいつ堕天使レイナーレはしかるべき罰…痛みを受けてから死ぬべきなんです。なので手出しは無用です。』

「……判ったわ。」

リアス部長が了承してくれたな。まあリアス部長がレイナーレを殺しても結末は変わらない。だが少なくともこいつは一応イッセーの初の恋人だ。まだ切れていない部分があるだろう。もしリアス部長がレイナーレを殺すとイッセーの頭に部長が彼女を殺したとゆう概念が生まれる。それにこの精神が底辺の底辺のクズの命ごときでみんなの手を汚したくないからな、汚れた部分は俺がすべて背負う。

『さて貴様には三つの痛みを受けてもらう』

「た、助けて……」

レイナーレ画命乞いをしているが関係ない。

『一つ目、人の心を汚した痛み』


―――ザシュッ!


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」

俺はレイナーレのもう片腕を切る。

『二つ目、命を弄び軽蔑したこと。』


―――ブスッ!


「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

さらに腹部を突き刺し、刺さったジー・エッジを雑に抜く。

『三つ目、また人の心を利用し欺こうとしたこと。』


―――ザシュッ!ザシュッ!


そしてレイナーレに生えている両翼を切断する。

「あ、あああ……」

もう意識も保っているのも難しいレイナーレに最後の一撃を加える。絶命させるためにレイナーレ頭に刃を向ける。

『さあ、目の前の絶望()革命(抹消)する!》

そして俺の持っている刃がレイナーレ乃東部を突き刺し、レイナーレ葉その場で倒れるように絶命し消滅していった。そしてレイナーレがいたであろう場所に淡い緑色のやさしい輝きを放つ物体だけが残っていた。
俺はその物体を優しく拾いイッセーに渡す。

『悪いな、俺が浅はかな考えで、こんなことになってしまって・・・・すまん。』

「な、何でシンが誤る必要があるんだよ!?俺だってシンや、部長みんなにここまでしてもらってアーシアを救えないほうが、申し訳ないぜ……」

「二人とも勝手にしんみりさせた空気で終わらせない。まだその子、アーシア・アルジェントはまだ助かるわよ。」


『「え』」』

俺とイッセーは部長の発言にあっけに取られる。

「では二人ともこれは何だと思う?」

リアス部長がポケットから紅いチェスの駒……正確には” 僧侶(ビショップ)”の駒を持っていた。確かはあれは悪魔の駒で人間などを悪魔に転生………ッ!そうゆうことか。あのときのイッセーと同じことをするつもりなんだな。

リアス部長はなくなっているアーシアの胸にイッセーから渡された神器とともに紅い”僧侶”の駒を一つ置いた。そして、部長の体を紅い魔力が覆い、何かを詠唱し始めた。

「我、リアス・グレモリーの名において命ず。汝、アーシア・アルジェントよ。今再び我の下僕となるため、この地へ魂を帰還させ、悪魔と成れ。汝、我が『僧侶』として、新たな生に歓喜せよ!」

駒が紅い光を、アーシアの神器が淡い緑色の光を発して、アーシアの胸へ沈んで行き、少しして、アーシアの瞼が開きその瞳には確かな光があった。

「悪魔をも回復させるその子の力が欲しかったからこそ、私は転生させたわ。ふふふ、イッセー、あとは貴方が守っておあげなさい。先輩悪魔なのだから」

部長はああいているが、イッセーのの願いを聞いてくれたんだな。悪魔について過去について文献で調べたがほとんどが邪悪だとか批判的なことが書かれていたな。こうしてみると悪魔って本当は優しいやつもいるのだろう。

最高の主の下僕になれってよかったな、イッセー。






あの堕天使騒動から数日後、俺はほかのみんなよりも一足遅く部室に向かっていた。まあ考え事をしていたら、いつの間にか時間がたっていたからな。

そして俺は部室のドアを開けた。

「こんにちは、シン君。」

「こんにちは、シン先輩。」

「ふふ、こんにちは、シン君。」

「ようやく来たか!シン。」

「こんにちはシンさん。」

「シンで最後のようね。」

アーシアはどうやら本人の希望もあるようでこの学園に俺とイッセーと同じクラスに編入することになった。編入したときのクラスの反応(特に男性陣)が大騒ぎしていたな。

まあ。学校がありそして部活がある俺は今あるこの平和な生活が好きだ。もうあいつが言っていた運命は動き出しているかもしれないが、俺はそれと同等にこの何気ない日常を守っていたいと思う。




そしてこの平和で何気ない日常を脅かすものは俺が全力で抹殺する………



俺はそう心に決め、今日も部活をこなしていく。




























 
 

 
後書き
どうも革命者です。
久しぶりのあとがきですね。正直執筆のほうに夢中であとがきにほとんど手を出していませんね。間これからもあとがきを書かないことがありますが、章の終わりや番外編にはあとがきは絶対に入れますのでご安心を。さて次回は番外編の使い魔編を投稿予定です。投稿日時は未定ですが、今月以内には投稿予定なので楽しみに待っていただけると幸いです。

ではまた次回のあとがきで会いましょう!

感想、リクエストなど遠慮なく書き込んでください、これだけでも執筆の励みになります!! 
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