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ハイスクールD×D キングオブハジケリスト兵藤一誠

作者:unnown
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第十九話 三勢力会談

 
前書き
今回もハジケて行きますよ!! 

 
-イッセー邸-

「ゴメンねイッセー君、僕達までごちそうになっちゃって。」

「気にする事無いですよイエスさん。ご飯は大勢で食べると美味しさ倍増しますからね!!」

「それにしてもこの野菜美味しいねイッセー君。この輝いているニンジンって何なの?」

「それはゴールドにんじんと言って普通のニンジンから極稀に出来るニンジンなんですよ。」

「ねぇイッセー君、このチーズみたいな白菜って何なの?」

「それはチーズ白菜ですよイエスさん。」

「この梅の酸味が玉ねぎの甘味に加わったような不思議な味の玉ねぎは?」

「それは梅玉ねぎと言って梅の木に実を付ける玉ねぎですよブッダさん。」





「・・・・・・・・・・」

イエスとブッダとそんなやり取りをしながら楽しく食事をしているイッセーをリアス達は遠い目で見ていた

「・・・・・ねぇ、あの2人本当にイエスとブッダなの?」

レイナーレが小声で尋ねる

「私も信じたくなかったけど本当よ。本人達も認めてたし。」

「な、何故地上にいるんだ?」

「イッセー君の話だとバカンスで東京の立川でルームシェアをしているそうですわ。」

「二大聖人が地上でバカンスって・・・・・」

「なんていうかツッコミしきれないっすね。」

小声でリアス達はそんなやり取りをしている中イエスがイッセーに話しかける

「そう言えばイッセー君、今度此処で三勢力の会談やるんだって?」

「そうですけどそれがどうかしたんですかイエスさん?」

「実はお願いがあってね・・・・・」























-数日後、駒王学園-

『・・・・・・・』

この日、聖書の三勢力による会談が行われる事となったのだが集まった各勢力の代表達は心の中でかなり動揺していた。まぁ無理も無いだろう、何故なら・・・・・

「・・・・・・なぁ、赤龍帝の兄貴。」

「俺は兵藤一誠ですよアザゼルさん。」

「初対面なのに随分フレンドリーだな。それじゃあイッセー、少し聞いても良いか?」

「何ですか?」















「・・・・・・・何で此処にイエスとブッダがいんだよ!!!!!!?」







『(その言葉を待っていた!!!!ありがとうアザゼル!!!!)』

心の中でそう感謝の言葉を言う各勢力の代表達の視線の先にはイエスとブッダが座っていた。ちなみにこの日はイエスはアーメン、ブッダは南無阿弥陀仏とプリントされたシャツを着ている

「イエスさん達が自分達も参加させてほしいって言ったからですよ。」

「そ、そうなのか・・・・・・・済まねえなこんな質問して。」

「良いですよ別に。」

若干引き攣った表情でアザゼルは席に座るのだった

「それにしてもヤハウェさん生きてる事ミカエルさんも最近まで知らなかったってどうしてなんですかね?」

「ああ、それはねイッセー君。イエスがイエスのお父さんのメッセージを伝え忘れちゃったからなんだよ。」

『はい!!!!?』

ブッダの言葉にイッセー一行以外の全員が驚きの声をあげる

「そうなんですか?」

「うん、実は昔父さんから『入院生活中に仲良くなった四大魔王と異世界旅行バカンスに行ってくるからミカエルによろしく伝えておいてね。後悪魔サイドにはミカエルから伝えてもらうように言っておいてね。』って伝言頼まれてたの忘れちゃって・・・・・・」

「全く、そのせいで大変な事になってたんだよイエス。」

「ゴメンブッダ、ホント反省してるよ。」

イエスとブッダのやり取りを聞いた三勢力の面々は頭を抱え込むのだった

「そう言えばアーシアちゃんに佑奈ちゃん、教会にいた頃の事本当に申し訳なかったね。」

突如イエスがアーシアと佑奈に謝罪し2人は動揺する

「そ、そんな謝る事無いですよ!!!」

「そもそも悪魔になった私達に頭を下げるなんて・・・」

「気にする事無いよ2人共、イエスさん自分裏切ったユダさんを免罪符5枚で許してあげる位心優しいから悪魔になった元教会関係者に謝罪するくらい大したことないって。」

『マジで!!!!?』

イッセーのトンデモ発言に騒めく三勢力の方々

「そうだ、アザゼルさんにプレゼントがあるんですよ実は。」

「プレゼント?」

「はい。」

そう言ってイッセーはズボンのポッケに手を突っ込む

「・・・・・・リアス、彼のズボンのポケットはどうなってるんだい?」

「それがわかったら苦労しません。」

遠い目でサーゼクスの問いに答えるリアス

「これです。」

そう言ってイッセーが取り出したのは・・・・・・爆弾っぽい何かであった

「・・・・・・・おいイッセー、一体どういうつもりでこんなもん渡すんだ?」

アザゼルの言葉を受けたイッセーが自身の取り出した爆弾を見てこんなことを言うのであった

「あ、間違えて〝地球破壊爆弾”取り出しちゃった。」

ズザザザザザザザザザアアアアアアアアアアアアアアアッ

それを聞いたアザゼル以外の全員が部屋の隅へ一斉に下がるのだった

「な、ななななななななななななななんて恐ろしいモノ持ってるのよイッセー!!!!!!!?」

顔面真っ青になったリアスがイッセーにそう叫ぶ

「皆リアクション大げさじゃないの?」

『誰のせいだと思ってんだよ!!!!!!?』

全員がイッセーにそう怒鳴ったのは仕方ないだろう

「じゃあ気を取り直して・・・・これどうぞ。」

そう言って今度はゲームソフトの箱を取り出すイッセー

「こ・・・・・・これはぁあああああああ!!!!!!!〝世紀末救世主伝説イッセーの拳”の初回限定版じゃねえかああああああああああああ!!!!!!!!!いいのかよこんなとんでもねえ代物貰っちまって!!!!?」

「良いんですよ。レイナーレらを貰っちゃったお詫びですから。」

「ア、アザゼル?そのゲームは一体何なんですか?」

若干引き気味な状態のミカエルがそう尋ねると

「ジャンルはヤンデレハーレム学園ラブコメディ、攻略対象は幼馴染・クラスの委員長・先輩・後輩・学校の生徒会長・担任の女教師・義母・義姉・義妹・従姉妹・金持ちのお嬢様・某国の王女に隠しキャラの男装している親友でヒロイン全員には台本10冊にわたる長いセリフがあり声優全員が病むという事態に陥ったというまさに究極のヤンデレゲーム!!発売当初はあまり人気は無かったもののアーカイブ版が出て以降はとてつもない勢いで人気を獲得し今では世界トップランクの大人気ゲームにまで上り詰めたんだ。ちなみに発売当初の通常版には10万、初回限定盤には100万の値が付けられてるんだ。」

「そ、そうなんですか・・・・・・・」

熱く語るアザゼルにかなり引き攣った顔でそう相槌を打つミカエルであった・・・・・・・なんやかんやでその後会談が始まり結果として和平を結ぶ事で決まりそれに伴い赤龍帝の誠治と白龍皇のヴァーリ(禁手状態で知らなかったが女だった)にその力をどう使うか問いかけた後アザゼルがイッセーの方を向き

「そんじゃあ最後にイッセー・・・・・お前はその力で何を目指すんだ?」

「愚問だな・・・・・俺の進む道は唯一つ!!!ハジケリストの道だ!!!」

「一誠君、ハジケリストとは何なのですか?」

イッセーの答えに対してソーナが尋ねると

「ハジケリストの事は辞書に書かれてますよ。」

そう言ってイッセーは辞書をソーナに手渡した

『辞書に書いてるんかい!!!!』

「えっと・・・・・・〝ハジケリスト”。1.直訳してバカ。人生をかけてハジケまくるバカ達の事を呼ぶ。」

『バカの事なの!!!!?』

「2.焼肉の部位の1つ。」

『まだあるのかよ!!!!?しかもそんな肉の部位聞いた事無いぞ!!!!?』

「3.カップ焼きそばの火薬の一種。」

『んなわけあるか!!!!!』

「4.言葉で表現できるような安っぽいモノではない・・・・・ってわかるわけないでしょうがぁああああああああああああああ!!!!!!!!」

突如キレたソーナは辞書を地面に叩き落した

「落ち着いてくださいソーナ会長。関東メガネっ娘連合総長ともあろうお人が冷静さを失うなんてらしく無いですよ。」

「前にも言いましたが私はそんな組織に所属してませんからね!!!?そもそも何なんですか関東メガネっ娘連合というのは!!!!?」

「関東メガネっ娘連合・・・・・起源は安土桃山時代、宣教師フランシスコ・ザビエルによってもたらされたメガネが元で結成された女子眼鏡の会。活動内容はメガネっ娘の素晴らしさやメガネと女の子の相対性理論の研究、そして年に一度のメガネ奉納への参加といったメガネに関する事です。」

「そ、そんな昔から存在してたのね・・・・・・・」

「対抗組織に関西グラサン連盟、東北伊達メガネの会、九州裸眼教団がありますが敵対しているわけではなく結構フレンドリーな交流をしているそうですよ。」

「わ、我々の知らない所でそんな集まりがあったんですね・・・・・・」

「世界はホント広いよね・・・・・・」

引き攣った顔でそう呟くサーゼクスとセラフォルー。その瞬間、突如空間が灰色と化すのであった 
 

 
後書き
今回は此処までです!!会談でもハジケまくる我らがハジケイッセー。そこに襲撃をかけるテロリストですが・・・・・まぁとんでもない目にあうのは確かでしょうね。それでは次回もどうぞお楽しみに!! 
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