転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
オリジナルハイヴ攻略 中編 3
前書き
中々進みませんが 流石に100万という数を相手にするには間引きしかなかったので 間引きの数を頻繁にしているという設定になっています。
1988年一月より 三ヶ月が経過した頃 インド方面軍と火星軍は事実上大慌てで、軍隊の再編成を行っていた。
確かにこれまでのオリジナルハイヴ攻略の為にBETAの間引き作戦を一週間毎というハイペースで行っていたインド方面軍と火星軍の両軍ではあったが。
だがやはりというか主にインド方面軍の機体の整備や機体状態、パイロットの士気問題があるために。
オリジナルハイヴ攻略作戦は参加できない地球側の唯一の点数稼ぎの場所として、大量の物資や地球上の国連に参加している殆どの人間や各国の人々が集まり、ローテーションを組んで間引き作戦をやっていたのだから。
この軍隊の再編成はやはり仕方がないといえるのだ、さまざまな国の主義主張が現場にまで回っているのだから、それでもインド方面軍がオリジナルハイヴの圧力に負けていないのは
やはり二機のデストロイガンダムである、この二機の強大な火力と防御力としてもBETA側にも鬼門とも言える能力でしかなかった。
どんなに大群に群れようとも元々デストロイガンダムの設計思想は単機での要塞攻略・殲滅戦を可能としている。しかし、その代償として【オリジナルのデストロイガンダム】機体制御や火器管制システムの複雑化していたが、
そこは宇宙世紀シリーズのОSを使うことである程度は解消されていたのだ、元々宇宙世紀シリーズはMS系は比較的多くの勢力によって一機はかならず作られているために、
特に設計思想が似ているサイコガンダム系で有るために作っている最中の変更程度は簡単なのだ。
事実【機動戦士ガンダムSEED C.E.73】の科学技術を大量に使った最新兵器で有ったとしてもだ。
宇宙世紀との科学技術Lvと比較すると如何しても機動戦士ガンダムSEED C.E.73の方が科学技術が全体的に圧倒的に劣っているのだ、
つまり宇宙世紀側で再設計したデストロイガンダムはより圧倒的に性能も機体も何もかも上になっていたのだ、
それに加えて地上用にセッティングを施した【デストロイガンダム】二機の砲撃を食らえば3万程度の
BETAなど簡単に消し飛ぶのは当たり前である。
それでは他の軍隊が態々インド方面まで来る意味がなくなるので、
多少の火力を弱めた砲撃でそれでも二万弱程度が簡単に消し飛ぶ威力を持っているのだ。
またここに配備されている戦術機のほとんどは第二世代型機しかなく、実験的に第三世代機並みに性能を持った機体を配備して実戦経験を得るということを行っていのだ。
そのためか日本が開発した【プロトタイプ不知火】全機投入しているのだ、また量産第一弾の【量産型不知火】も投入されていたのだ。
神宮司まりも14歳 死の八分間を無事に突破をすることと成った、これは日本政府としても本来ならば、兵士の年齢を下げる必要はなかったのだが、
だが火星軍のMSのパイロット達の年齢達は一桁台の人達が普通にMSを操縦するは当たり前であった。
つまり日本側としてもそれに習うように今回は日本帝国内で軍学校にすでに入学している人達を対象にした結果【神宮寺まりも】の適正も含めて問題ではなかった為に、今回のインド方面軍に特別に配備されている。
それにあわせて不知火の量産型機の一機を任されたのだ、これは本来の歴史の日本帝国ではありえないことではあったが。
だがこちら側では火星軍のおかげで地球上のハイヴは残り4個までしかない、つまり人類側に圧倒的に天秤が傾いてるのだ、
そのためか、人類側の新型機体開発のスピードは忠実の歴史よりも若干早くなっているおかげで多少の性能向上や第二世代機の登場も早まっていたのだ。
そんな中、日本も常任理事国入りしたとはいえ、拒否権発動の権限が凍結されている以上、今回の間引き作戦で如何しても日本帝国はある程度の戦果が必要となっていた。
この戦果は世界に対しての発言力を上げる為に如何しても必須なために、また本当に第三世代機が戦場で使えるのか? という疑問を解消する為にも
日本帝国は量産された【不知火機】を国内に配備せず殆どをインド方面軍に配備していたのだから、その力の入れようは他の国々にしても文句は言えなくなっている。
「日本帝国のあの第3戦術機の不知火か、なるほど確かに優秀な戦術機といえるな」
「ジャップのクセに、我々よりも高性能戦術機の開発に成功するなんて!!!!」
「抑えろ、アメリカの指揮官よ、現状のインド方面軍の戦力は確かに圧倒的だろう、これほどの戦力が集まったのは一番初期段階のオリジナルハイヴ攻略作戦以来だろう」
「確かにな、インドの司令官よ、だがなあの不知火という機体は我々でも現状は手出しできないというではないか? 指揮系統も未だに組まれていないのだ」
確かにアメリカの司令官の言うとおりかも知れないが実際に日本側としても第3世代機という戦術機という最新鋭機のデータ等を簡単に他の国々渡すことは出来ないために。
「やはり、このコンテナ船を大量に持ってきて良かったということか、事実さまざまな国々の密偵達が現にこの最新鋭機の機体データを得ようとこちら側に色々と接触しようとしていると報告が上がっているが」
確かに紅蓮の言うことはまちがいではなかった、実際に日本が第三世代機を作ったという情報はあの会場から時間差が殆どないほどに世界中に広まっていたのだ。
それからある程度時間もたった上で量産型機も生産ラインに乗せて現状も量産型機は本国で作られているのだ。
またこれは忠実では日本帝国側が作ったということで近衛側が殆ど使っていなかったが、だが現状の日本帝国は元々火星軍との取引により、この機体は日本軍と近衛軍の両方で使うこと前提にされている為に
今回の出張に近衛のトップ側にある、紅蓮が日本側の総指揮官としてインド方面軍にやってきたのだ。
近衛の一部の勢力では今回の不知火の開発データから元に新たな近衛専用機体を作るという勢力がいるために、それを一時的に封じるために今回の不知火の実戦配備と出張ということになったのだ。
実際に日本帝国は確かに戦術機開発では頭を一歩でたように思えるが、それは軍事のみであり、
日本の総合資金と資源においては、軍隊の装備の統一は昔から悩まされてきたことでもあったが。
今回の不知火は日本側にしてみれば日本という国で使える戦術機といえたのだ、またこれを一部の性能をダウンさせた、タイプの発売も考えているのだから、中々商魂たくましいといえる。
つまり日本帝国側としても今回の近衛の勢力はジャマでしかないのだ、確かに不知火より圧倒的上の機体を開発するのはいいだろう、でもそれを近衛軍のみ限定であるのならば、
日本帝国側としてはいらぬ軍事負担でしかないのだ。
それを知っている紅蓮は今回は日本の政府の要求を呑む形で【神宮司まりも】を含む五名ほどは未だに14歳の子供を戦場に狩り出すのは大人として恥ずかしいのだが。
「だがな、あの火星軍のユニコーンのパイロット、バナージ・リンクスもジュドー・アーシアなども少年兵士といえる年齢ではないか、それでいて間引き作戦では最前線で立って我々よりも多くのBETAを倒しているのだから」
確かに紅蓮の言うことはまちがいではないが、それは二人がニュータイプといえる存在である上に二人が乗っている機体も二人用に専用機化されているのだから、仕方がないのだが。
実際にガンダムタイプの殆どはパイロットの専用機となってしまっているのは仕方がないのだ。
それほどまでにガンダムタイプは扱うパイロットの腕に大きく影響される為に、そのパイロット用に合わせて専用化するのは当たり前である。
こうしている間にも間引きが行われているのだが、今回は欧州同盟が主役としてがんばっているのだ。
つまり日本帝国側も戦力は持っているが、
それを使う機会は欧州同盟側の指揮官が救援を求めてくるまで待つ必要が出てくるのだが。
実際には火星軍もこの戦場に参加しているために、間引きされているBETA側の被害が時間を過ぎるほど圧倒的に多くなっていく。
こうして間引きか完全に終了したのは四月一日の深夜を回ったときであった。
これほど長い間間引きをしてるのにもかかわらず欧州同盟側の被害というば戦術機が20撃破されただけであった、無論パイロットは死亡した者達もいるが、機体から脱出して無事に生き残った連中もいるために。
実戦経験を積むいい場所になっているために中々ハイヴ攻略作戦ということには移れない事情がこうしてインド方面軍の司令部にうずまっていた。
それから一年の期間が過ぎてーーーーーーーーー
ページ上へ戻る