亜人學園
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自己紹介
男(体が動かない。夢を見ているようだ)
男(首輪がされている)
凛々しい声「…お前は私のものだ、そうだろう?」スッ
凛々しい声「…」ナデ
チュンチュン…チチチチッ
男「なんだったんだろう…今の夢…」
男「懐かしいような…」
男「…起きよう」
秘書「おや?早起きだね。おはよう」
男「あ、おはようございます秘書さん」
秘書「ちょうどいい、紅茶でも入れようか」スクッ
男「では遠慮なくいただきます」ストン
秘書「遠慮なくと言いながら距離を感じるな」カチャカチャ
秘書「敬語もさん付けも無しにしよう。これからは一緒に暮らすんだ、君の姉たちと同じよう家族として扱ってくれ」トポポポ
男「うん、そうだよね。タイミングが分からなくなっちゃって。これからは気を付けるよ」
秘書「それとそろそろ同衾してもいい頃だと思うんだが」スタスタ
男「それは遠慮するよ」
秘書「残念だ」コトン
男「ありがとう秘書姉」カタッ ズズ
秘書「…もう一度言ってくれないかな?」ピクッ
男「ありがとう?」
秘書「そのあと」
男「秘書姉」
秘書「アッ…コレ…イイ…」ビクンビクン
男「顔が危ない」ガチャ「んー…くぁ~あっ弟くん~おあyぎゃにゃーーーーー!?」
男「第一の被害者が…」ドタドタドタ「ど、どうした!なにがあっうぉぉぉぉぉぉ!?」
ガチャ
ヴァ姉「朝からうるさいわね……この蠢く化け物はなに?」
理事姉「も~みんなうるさいよ~って秘書ちゃんどうしたの?静かな丘に住むクリーチャーみたい」
秘書「……ボクとしたことがつい取り乱してしまったよ」フゥ
男「あ、元に戻った」
ハピ姉「っあ、アンタなんつー顔してんのよ!?心臓止まるかと思ったでしょうが!」
狼姉「生物のしていい顔じゃなかったな…いやそもそも顔には見えなかったが」
ヴァ姉「生理的嫌悪感を催す動きだったわね」
秘書「酷い言われようだね」
ハピ姉「理事姉はともかく、弟君よく平気だったわね」
男「一部始終見てたからね。知らなかったら気絶してたと思うよ」
狼姉「ありゃ普通知ってても気絶するもんだと思うんだが…」
男「どんな姿になっても姉さんは姉さんだよ」
秘書「」キュン
ヴァ姉「気持ち悪いからときめかないでくれる?」ビキッ
理事姉「流石弟ちゃんね。頑張って育てた甲斐があったわ」
狼姉「ある意味心配なんだが」
ハピ姉「あれを見た後だからこそ素直に喜べないわね…」
【教室】
ハピ姉「えー今日は1限から自己紹介をします」
男「あれ?各自でするようにって」
ハピ姉「そんなクラス見たことないと同僚に叱られました」
後輩「あのメガネの先生っすね」
ハピ姉「そんなこたどうでもいいのよ。それと同時に出欠もとるから名前ははっきり言ってね」
ハピ姉「では、一番前の子から順にお願いします」
ワイワイ ガヤガヤ
ハピ姉「んじゃ次弟くんねー」
ジッ…
男「ハ、ハイ」
後輩「注目度ハンパないッスね」
男「人間種の男です!いつかは男として、一人の人間として認めて貰えるよう頑張ります!よろしくお願いします!」ガバ
パチパチパチ
ハピ姉「はい、ありがとー。んじゃ次ー、後輩ちゃんねー」
後輩「犬後輩ッス。アニキの唯一の友達兼第一の舎弟ッス。よろしくお願いするッス」スッ
パチパチパチ ザワザワザワ
男「舎弟は余計だったかなーって」
後輩「マーキングは大事ッス。右腕の座は誰にも譲らないッスよ」フンスッ
ハピ姉「次、獅子娘ちゃん」
ピタッシーン…
獅子娘 ガタッ「……獅子娘」ストン
シーン…パチ パチ パチパチ
後輩(怖そうな人ッスね)
男(そうかなぁ?)
ハピ姉「次ーお嬢様ちゃん」
豪華な椅子に座るお嬢様「朱雀一族の次代頭首、朱雀と申します。以後お見知りおきを」
パチパチパチパチ
男(朱雀って言ったら…あの名門のかぁ)
後輩(貴族で財閥っていうありえないほどの大金持ちッスね。成金とは違う気品を感じるッス)
ハピ姉「ほい次…って寝てんじゃないわよー。起きなさい」
枕に突っ伏していた猫耳「ん゛にゃ゛…うるさいにゃー…にゃんにゃのー?」
ハピ姉「自己紹介だっての。終わったら寝て良いからとっととなさい」
枕に突っ伏していた猫耳「んあぁー、んー、くかぁ~~あ」ノビー
ハピ姉「マイペース過ぎよ。もうだいたいどんな子か分かったから名前だけでも言いなさい」
枕に突っ伏した猫耳「猫娘」モフッ
後輩(すごいッスね…)
男(一応ここの入試って最難関な筈なんだけど…)
ハピ姉「どっと疲れたわ…えー、次ーって居ねーし…」
ハピ姉「あー…まあいいや次」
男(えっ良いの!?)
後輩(良くはなくともどうしようもないッスからね)
目隠しをした中性的な少女「天使です。仲良くしてください」
後輩(なんで目隠ししてるんスかね?)
男(聴いちゃいけない理由かもしれないから気を付けようか)
天使「この目隠しは正義を成すためのもの。目が見えないわけではありませんのでご安心ください」
後輩「あれで聞こえてたんスか!?」
男「ご、ごめんなさい!こそこそと…」
天使「いいえ、あなたの優しいお心遣い、胸が温かくなりましたよ」ニッコリ
男「うぅ…」
後輩「ぐうの音も出ない聖人っすね…」
ハピ姉「はいはい、次クマちゃんなんだけどー」
壺の蜂蜜を食べているクマ娘「クマー」モチャモチャ
ハピ姉「蜂蜜は後にしてくんないかしら」
壺の蜂蜜を食べていたクマ娘「クマッ!?」ベチャッ
ハピ姉「あ~もう!んじゃ食べてていいから名前!」
壺の蜂蜜を食べているクマ娘「クマクマー」モッチャモッチャ
ハピ姉「ああうんもういいわそれで」
ハピ姉「んじゃこれで自己紹介終わるけど弟君後で職員室来てね~」
男「いやちょっと本当になんでですか…?」
ハピ姉「ちょっとお願い事があるのよ。まぁ、話自体はすぐ終わるから」
男「嫌な予感しかしない」
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