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艦娘達と少し頼りない提督

作者:Kei督
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着任~艦隊合同作戦
  代理提督グラーフの奮闘

 
前書き
宮本達一行が不在の時に代理提督をすることになったグラーフ、提督の仕事の大変さを知りつつも頑張るグラーフの勇姿をお楽しみ下さい 

 
「私が代理提督を?」
「そうだ、主力メンバーは全員俺と旅行に行くから旅行に行かず、主力にもなり、執務慣れをしているグラーフが適任だと思うからな」
「引き受けても良いが他の艦娘達はどうするんだ?」
「全員休暇で」
「そう来ると思った」
「なら聞くなよ」
「念の為に聞いたんだ」
「そうか、ではグラーフを私が不在の間代理提督に任命する。頼んだぞ」
「承知した」
提督は私に代理提督を任命した後出発をした、代理提督を任せられた物のすでにやることが無くなったので鎮守府の散歩にでた、秘書艦達はやることが無くなると皆散歩に出るらしい。何故暇になるかは、提督が一人でやってしまい基本的に秘書艦が部屋に来る前に仕事を終えているので実質オフの日とさほど変わらないが提督が不在となると話は変わる、だから代理で私を呼んだのだろう
それにしても暇だ。ドイツの皆の所にでも行くか
「あら、グラーフ執務はどうしたの?」
「終わらせた」
「早いわね」
「いつも別の所で書類を纏めていたからな」
私は基本戦闘に出ることはない、何故なら孝祐がやたら新装備の開発ばかりやっていてその装備作成を申請する為の書類を纏めて提督に出しているから大淀と同じ位に書類を処理する能力は備わっている
「ならグラーフも暇よね?」
「そうだが、何かあるのか?」
「ドイツ艦の皆でプールに泳ぎに行くのよ」
「私も行くのか?」
「勿論、来るわよね?」
「いいけど、水着はどうするんだ?」
「大丈夫よ、日本のスク=ミーズがあるから」
「何だ?そのスク=ミーズと言うのは」
「日本の女性は誰でも一回は着る水着らしいわよ」
「どんな感じ何だ形は」
「形は青葉の言う感じだとUたち潜水艦が着ているのとほとんど変わらないらしいわよ」
「日本の水着は、そんなに耐久力に優れているのか」
「娯楽用の水着だからそこまで耐久力は無いわよ潜水艦達が着ているのは戦闘用だからよ」
「日本の技術には本当驚かされるな」
「そうね。そろそろ皆が準備を終える頃ね。グラーフも準備をしてきた方が良いわよ」
「そうだな」
水着はビスマルクが用意してくれるのでタオルとその他水泳用具を持って来るだけで良かったちなみにプールは鎮守府にもあるがせっかくの休暇だから街のプールに行ったがやはり外国人が集団でプールに来たもんだから、周囲の視線が物凄い、少し見渡して見ると何人かの艦娘もこちらに来ていた。
「かなり広いですって~」
「私達は先にプールで泳いでますねビスマルクお姉様」
「プリンツ、気を付けるのよ?」
「分かってますよ、ビスマルクお姉様~」
「知らない人に声をかけられたらすぐに帰って来るのよわかった?」
何かビスマルクが完全に保護者ポジションになっている
「さぁ、グラーフ着替えるわよ」
「その前にスク=ミーズを渡して貰わないと着替えられないのだが?」
「これよ」
「これを着るのか」
ビスマルクに渡されたスク=ミーズの形は潜水艦達が着ているアレにそっくりであり本来は胸元に自分の名前が書かれているのだが私達のは書かれていないらしく、ビスマルクに聞いたところそれは学生だけが行うから私達はやらなくて良いらしい。だがこの水着を着るには相当勇気が必要な筈、だから私はこう思った
「そうか日本の女性はこれを着ることにより精神を鍛えているのだな」
「そ、そうなの?でもこれを着れば日本に馴染み安くなるわよ!」
後になって考えるとこの発言は、記憶に残るほど恥ずかしいとなってしまった。本当この時のこと忘れられないかなぁ。
「早速、着てみたが周りの視線がより強くなっているのだが?」
「やはり私達が着ているスク=ミーズは凄いのよ。だから皆が私達を見ていても仕方が無いわよ」
「あれ、ビスマルクお姉様達はスク水で泳ぐんですか?私達みたいな水着じゃなくて」
「良いのよ、プリンツ私達はこのままプールで泳ぐわ」
私達が数時間遊んでいると男二人がこっちに来た
「ヘイヘーイ、お姉さん俺らと遊ばない?」
「いいえ、結構です私達は遊ぶ相手がいるので」
「そうだ、私達には遊ぶ相手がいるからな他を当たってもらおうか」
「そんなこと言わずにさぁちょっとだけだから」
完全にナンパに捕まった。この状況をどう打破するか考えていると、監視員らしき人がこっちに来た
「お客様、当プールでの他のお客様への迷惑行為は禁止されています。」
「うるせぇな、てめえ喧嘩売ってんのか?」
「喧嘩をするなんてそんなことは致しません、お客様が自ら手を引いていただけるのならですが」
「てめえ調子に乗りやがってこの野郎っ」
監視員に殴り掛かろうとした瞬間
「これだから、最近の奴等はマナーがなってないな」
逆に監視員が殴っていたのだ。そのまま男二人は、壁に激突し、気絶したまま病院に搬送された。
「皆さん大丈夫ですか?」
私達を助けてくれたのは孝祐だった
「何故ここに?」
「スプ○トゥー○のアイテムが欲しかったから小遣い稼ぎにアルバイトをやってた」
「結局、ゲームの為か」
「まぁでも僕がいなかったらどうしたんですか?」
「リアルバトルしてた」
「それが一番危ないですよあれでも民間人ですからね」
「これからは気を付けるわよ」
このあとすぐに着替えて鎮守府に戻り夕食を食べ部屋でくつろいでいると
「今日は災難だったわね」
「これからはいつも通りの水着で鎮守府のプールを使って遊ぶことにするわ」
「でも、あそこ25mプールしかないけどどうするんだ?」
「提督のマネーを使うわ」
「許可を貰わないとな」
なんやかんやあった結果とくに執務をしない提督代理の空母グラーフだった 
 

 
後書き
執務は基本宮本がやるのでこの鎮守府は秘書艦の仕事がそれほどありません。これからは投稿の始めと投稿をしないときだけTwitterに載せようと思います 
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