サクラ大戦来訪者は私の幼馴染
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光は東方より・・・帝国華撃団花組巴里に参上!!3 帝都花組vs巴里花組ダンスバトル前編
巴里市内のレストラン内・・・
アイリス、すみれの二人は、直哉が戻って来るまで無言だった。
「ねえ、アイリス、機嫌直してよ」
「すみれさんもお願いしますよ」
「・・・」
「・・・」
(これは、私では無理だわ、直哉君早く戻ってきてーー)
さくらが心の中で悲鳴を上げている頃シャノワールでは・・・
大神が巴里華撃団のメンバーから、事情を聞いていた。
「何で、グリシーヌと、コクリコは、すみれ君やアイリスと喧嘩をしたんだい?」
「あの紫の成金が、私の家と、私自身を侮辱したからだ」
「僕だって、イチローのことイチローて呼んでるのに、あの子アイリスったら名前で呼んじゃ駄目ていうんだ」
(成る程な、コクリコと、アイリスの方は、長く住んでいた国の文化の違いが、原因か、問題はグリシーヌとすみれ君の方か)
「なあ、二人共君達の方から二人に謝る事は、むりかい?」
「何故私が、謝らなければならぬ?謝るなら向こうが先であろう」
「僕も嫌だ、僕悪い事してないし」
「そうか、わかった。それじゃ俺は帝国華撃団の3人に会いに行くから」
大神がそう言うと、コクリコが呟いた。
「やっぱりイチローは、僕達よりアイリス達のが大事なんだーー」
コクリコはそう言うと、シャノワールを飛び出した。
「コクリコ待つんだ」
「「大神さんここは、私達に任せてください」」
「任せたぞエリカ君、花火君」
そして、大神はさくら達のいるレストランに向かった。
大神がレストランに行く前の時刻の直哉は・・・
とある川辺で加山と話していた。
「直哉司令」
「加山さん」
「すいません遅くなりました」
「いえいえ、いいですよ、どの道アイリス達と、グリシーヌさん達と、和解させるには、何か切欠が無いと、厳しいと思いますから」
「それで、加山さん切欠は見つかりました?」
「ええ、これなんてどうですか?」
加山は、直哉に一枚のチラシを見せた。
「ふむ、ダンスコンテストですか?いいですね加山さん。いいですねそれで、行きましょう」
「ただし、司令と、大神は強制参加ですよ、そうなると」
「ええーー」
直哉は、慌ててチラシを確認すると、男性必須と書かれていた。
「そう言うルールなら、仕方ないですね、間もなく大神さんがレストランに来ると思うので、伝えておきますよ、加山さん」
「お願いします」
そして直哉は、加山と別れ、レストランに向かった。
再びレストラン内・・・
チャリーン
「皆ごめん遅くなって」
「直哉君ー」
「うわあ、どうしたのさくらちゃん?」
さくらは、直哉に抱きついた。
「私では、あの二人の相手するのは、無理だよ」
「ああ、成る程すみれさん、アイリス何でそんなに怒ってるの?」
「直哉お兄ちゃん聞いてよ、コクリコ酷いんだよ、お兄ちゃんのこと平気で名前で呼ぶんだよ」
「直哉さん聞いてくださる、グリシーヌさんたら私のこと成金と言いますのよ」
((それは、ある意味あってる気が・・・))
直哉とさくらは、心の中で叫んだ。
「アイリス聞いてね。アイリスは日本で生活してるよね?」
「うん」
「でもコクリコは、巴里で、生活してるよね?」
「うん」
「アイリスが住んでいる日本では、親しい人しか名前で呼ばないけど、巴里では気軽に名前で呼ぶことが普通なんだよ」
「そうなの?」
「そうさ、だからそんなに怒らないんだよ」
「うんわかったよ直哉お兄ちゃん」
「すまん遅くなった、直哉」
「いえちょうどいいですよ、先輩皆も、見てくれないかい?」
そう言って直哉はダンスコンテストのチラシを見せた。
「直哉これは?」
「見ての通り、4日後に開催されるダンスコンステストのチラシですよ先輩」
「ダンスコンテストだとー」
「ちなみに、僕は帝都花組側で出るので、先輩は、巴里華撃団側になります
「何だとーー!!」
大神の叫び声に他のお客も驚いていた。
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