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転生特典は聖槍の影打

作者:ワッパー
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1話 約束は守ること

 
前書き
気がつくとこの話も30話を超えてた……こんな駄文が長続きするのは一重に皆さんのおかけです! 

 
みんな覚えてるか?櫻井空は北欧勢力の拠点からヨーロッパ中を旅しようとした時にロスヴァイセが反対したのを

そしてその対価として……


「日本の建物は高いですね、ソラ」

「そうか?ヨーロッパでもこんなのあるだろ?」

「違います!都市部だけですよ、あんなに高い建物があるのは…私が比較してるのは北欧の城とです」

「あー……」

俺たち二人は町のデパートに来ている理由は簡単、ロスヴァイセの買い物に付き合う為だ


それは今日の朝の事

「へ?買い物?」

「はい、ソラ約束してくれましたよね?買い物に付き合うと」

あーアレか……

「空、それはどういう事かしら?」

『ルサルカ嬢は知らなかったのだな…』

「だな…」

ルサルカに説明すると

「へぇ〜いいじゃない行ってらっしゃい」

「ん、ってくる」

「では」

二人は皿を片付けた後、部屋に戻り着替えデパートに向かう


俺たちが出た後

「よしよし…」
面白いものを見つけたという顔をした魔女も行動を開始していた。

『やれやれ……』

フェンは呆れたまま魔女の背を見た後にあくびをして眠りについた


視点は空に戻り

「さて……と行きたい所はあるか?案内するけど?」

幸いなのかこの辺の地理には明るいので問題は無い

「あ!なら行きたいところが!」

「ふーん、ならそこ行くか」

「そうと決まったらコッチです!ソラ!」

とロスヴァイセが空の手を取りその方向に歩を進める
その時空の顔は少し赤かったという


その背後では

「おー空の顔が赤いのは珍しいわね〜写真写真」

『何をしているのだルサルカ嬢』

小柄な女の子、本来ならトレードマークのピンクのロングヘアーを帽子で隠しサングラスをかけている……ルサルカがカメラ片手に空の写真を撮っていた、その隣には首輪をつけられ小動物…小柄な状態のフェンがいた

気持ちよく寝ていた所を起こされ散歩に行くと言われたので付いて行ったらそこにいたのは主人の空とロスヴァイセだった


「決まってるじゃない、空とあのヴァルキリーのデートを尾行してるのよ」

何言ってんだこいつみたいな目をしながらフェンを見るルサルカ

『何故、空とロスヴァイセ嬢の逢引を尾行せねばならんのだ?』

「そんなの簡単よ〜これで帰ってきたらあの二人を盛大に弄るのよ」

『それは予想外な解答だ』

呆れてるフェンを尻目に

「あ!二人が動いたわ行くわよ」

『やれやれ……』

フェンは呆れつつも魔女と共に尾行する事にした

この魔狼も割とノリが良いのである。



空側

「なぁロスヴァイセ……」

「はい!どうしましたかソラ?」

空は呆れ、ロスヴァイセは目をキラキラ輝かせながら目の前の店を見ていた

そこは…コイン1枚で何でも買える魔法のお店

「百円ショップじゃん」

そう百円ショップである、目を輝かせながら走り出した時は遊園地〜とかゲーセン〜とか思ってた空は肩すかしを食らった気分だ

「はい、日本は素晴らしいです百円で何でも買えるなんて!こんなの北欧ではありえないですよ!」

「………まぁ文化の違い云々はあるだろうけど」
余りに身近な為に空自身、ロスヴァイセの感動の意味が分からないのだが

「早く行きますよ!」

「へーい」
目を輝かせてるロスヴァイセを見て、まぁ良いか!と割り切り百円ショップの中に入る空であった


ルサルカ側

「嘘でしょ!百円ショップ⁉︎」

『そう言えば…ロスヴァイセ嬢は吝嗇家だったな…』

走り出した2人を追いかけた1人と1匹が目にしたのはデートで百円ショップに入る2人であった

「空ってデートスポット選ぶの下手くそとかそれ以前のレベルよね…」

『いやこの場合はロスヴァイセ嬢が行きたい所ではないのか?』

「百均ヴァルキリー…」

『何故だろうなしっくり来る』

何故か呆れつつも納得していたフェンがいた

その後、ロスヴァイセと空は百円ショップでの買い物の後は普通にショッピングを楽しんだ


その夜、1人の少年が悪魔になった事が物語が始まる
 
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