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仮面ライダーディロード~MASKED RIDER DELOAD~

作者:紡ぐ風
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序章~全ての始まり、守護者の刃~
第1章 誕生!最強ライダー編
  第9話『ディケイド出現!結成、チーム・ディロード』

「何があった、梨花!」
「私にも解らないわ。いきなり大ショッカーの怪人が現れて雛見沢を攻撃して来たの。」
「そうか。あの量を一人ではきついな。誰か手伝ってくれ。」
雅はスフィアバリアを展開し、梨花達から事情を聞いているが、大ショッカーの怪人の攻撃によって、既にバリアは破壊されかかっている。
「雅、ここは我らベルカの騎士に任せて、お前はテスタロッサ達と共にこの子達を避難させろ。」
「いいのか!?」
「はい。沢山の方に迷惑をかけちゃいましたし、今はこうすることが私達に出来るせめてもの事です。」
「ほんなら、私も行く。私はみんなの主や。騎士のやる事は私もやる!」
「そうか。ならば僕も残ろう。仮にも騎士達は容疑者だ。逃げ出す可能性も考えて、執務官の義務を果たそう。」
「クロノ君、そんな言い方ひどいよ!」
「待て、なのは。クロノの体裁を考えると、この言い方は一番妥当だ。それに、シグナム達が逃げ出すと、クロノは本気で思っているか?」
「それじゃあ!」
「そういう事だ。それじゃあ海鳴町の方は任せます。僕となのは達は雛見沢の方を対象します。」
雅がそう言うのに合わせて、バリアは砕かれるが、
「飛龍、一閃!」
シグナムが斬撃を放ち、道を空ける。
「ありがとうございます、シグナム!」
「礼はいい。雅、早く行け!」
「解りました。御武運を!なのは、みんな、行くぞ!」
【ATTACK RIDE-WARP-】
雅はなのは達を抱きかかえ、ワープを使い雛見沢へ向かった。
「さて、あたしらも一丁やるか!テートリヒ、シュラーク!」
無事を確認したヴィータはテートリヒシュラークで大ショッカーの戦闘員を次々粉砕していった。

「とりあえず、境内は無事みたいだな。」
雅達は古手神社の境内に入り無事を確認した。
「でも、このままじゃ時間の問題だよ。」
なのはが雅に言う。
「そうだな。ところで、魅音達はどうした?」
雅が尋ねると、
「魅音達は、私達を逃がす為に囮になったわ。それが三時間前の事だから、もう─」
「そうだったのか。悪いことを聞いた。」
梨花が状況を説明し、雅は謝る。
「とにかく、大ショッカーをどうにかしないと!」
フェイトがそう言うと、
「なら、ボクに任せて下さい。」
羽入がそう答えた。
「何をする気だ?」
「雅、ディロードライバーを置いて下さい。」
「ああ、だが触れるなよ。」
「解っています。はぁぁぁ─」
羽入はディロードライバーに力を注ぐ。すると、梨花の持つディショットシステムの別カラーを2つ作る。
「圭一、沙都子、これを受け取って下さい。」
羽入は圭一達に渡すと、再びディロードライバーに力を注ぐ。そして、先程とは違う、ディロードライバーに酷似した変身ベルトを作り出した。
「ボクは行って来ます。皆さんは動かないで下さい。」
「待って、名前を教えて!」
「ボクは羽入と言います。」
「なら羽入ちゃん、私も戦うよ。私はなのは。高町なのは!よろしくね、羽入ちゃん。」
「分かりました。行きましょう。変身!」
【KAMEN RIDE-DARK CHAOS-】
羽入はディロードに酷似した全身藤色の戦士、ダークカオスに変身する。
「雅さん。最後に私からこちらを。」
ダークカオスは雅に七支刀型の宝剣、鬼狩流桜を託す。
「きっと、それはあなたを支えてくれるはずです。行きましょう、なのはさん。」
「待って!なのはが行くなら私も!」
出ようとするなのはを見てフェイトも出ようとするが、
「フェイトちゃんはここに居て。何かあっても雅君と二人だから安全性も上がるから!」
「解った。気をつけて。」
「うん!」
なのはは静止させ、フェイトは二人を見送る。

「何だコイツら!倒してもキリがねえ!」
ヴィータ達はその頃、何千とやってくる戦闘員に苦戦していた。
「お前たち、やれ!」
魔神提督が号令をかけると、戦闘員達は自爆し、騎士達の甲冑は崩壊してゆき、
「終わりだ。みんなまとめて爆発だ!」
魔神提督は自ら大爆発し、辺り一面を焼け野原にし、心臓から復活した。
「ふむ、この程度だったか。」
魔神提督は納得し、去っていった。

「アクセルシューター!」
なのはは魔力弾で確実に怪人達を倒して行く。
「行きますよ!」
ダークカオスも自慢の拳で倒して行くが、
【ATTACK RIDE-BLAST-】
その音声と共にマゼンタのビームがなのは達を攻撃した。
「誰ッ!?」
「俺か?俺は世界の破壊者で、大ショッカーの首領。仮面ライダーディケイドだ!」
【ATTACK RIDE-SLASH-】
ディケイドは名乗るとスラッシュのアタックライドを使い、ライドブッカーでなのはのバリアジャケットに傷を与える一撃を放つ。
「形勢逆転だな!」
ディケイドがそう言うと、かつての悪の組織のリーダークラスの怪人達が現れ、なのは達を攻撃し、
「終わったな。」
【ATTACK RIDE-BLAST-】
【FINAL ATTACK RIDE-DE DE DE DECADE-】
ディケイドは必殺技のディメンションブラストを放つ。

「みんな、よく聞いてくれ。大層な事を言っていたが、今の僕では大ショッカーを倒せない。だから僕はこれから別の世界へ渡る。そして、力を取り戻して大ショッカーに挑む。そうすれば、世界は元に戻る。みんなは、僕の旅に協力してくれるか?」
雅は今居る子供達に問いかける。しかし、旅の協力と言えば聞こえがいいが、力不足だからみんなの世界に背を向けると言う事。圭一達は悩み、
「俺達が生きていれば、世界は無事なんですか、雅さん!」
「ああ。」
「なら、俺達の考えはただ一つだ!」
ある答えに辿り着く。
「俺達は雅さんの旅について行きます。ここに居るより、俺達が生き残る方が重要ですから!」
圭一は全員の意見を代表して言う。
「そうか。なら決定だ。今から僕達は、世界の希望を紡ぐ装填の騎士団、チーム・ディロードだ!」
雅がそう言うと、本堂は崩れ落ち、梨花とフェイトはディメンションブラストを受けて消滅するダークカオスとなのはを目の当たりにする。
「羽入!」
「なのは!」
二人は互いのパートナーの名を呼ぶが、消滅してしまい、泣き崩れる。
「お前か、地獄大使を倒したって奴は!」
ディケイドは雅を睨む。
「ああ!その通りだ!」
「どうせ死ぬ前だ。名前くらい聞いてやる。」
「確かに、今の僕では、お前たちを倒せない!だが!やがて力をつけ、お前たちを倒す者の名を聞け!僕の名は凪風雅!装填の守護者、いや!仮面ライダーディロードだ!変身!」
雅が宣言すると、ディロードのカードに【MASKED RIDER】の名と、カメンライドの印が追加され、
【KAMEN RIDE-DELOAD-】
雅は仮面ライダーディロードに変身した。
【ATTACK RIDE-WARP-】
ディロードはワープを使い、チーム・ディロードと共にその場から離脱した。
「勝った………俺はあいつに勝ったんだ!」
ディケイドは奇声に近い笑い声を上げていた。

一方、雅達は古手神社の宝物庫に逃げていた。
「これからどうするの?」
フェイトが雅に尋ねると、
「これを見てくれ。」
雅は宝物庫にあった絵巻を広げる。そこには、空から降って来る大量のメダルと赤い手に手を伸ばす青年が描かれていた。
「これって?」
「ああ。ここが僕達の拠点。そして、最初に僕達が進む世界は、『仮面ライダーオーズ』だ!」
雅達は、仮面ライダーの世界を救いに行く。
to be continued

次回、仮面ライダーディロード
雅達が最初に向かった世界。雅はある人物から贈り物を得る。しかし、グリード達も危険なメダルを生み出す。
次回『移動と贈り物と合成獣ヤミー』希望を紡いで、全てを救え! 
 

 
後書き
新ライダー紹介
仮面ライダーディロード
身長、体重、走力に変化無し
パンチ力:8t
キック力:6t
ジャンプ力:一跳び40m
仮面ライダーとして覚醒した装填の守護者 ディロード。見た目等に変化は見られないが、基礎能力は向上している。

仮面ライダーダークカオス
身長:175cm
体重:75kg
パンチ力:20t
キック力:25t
ジャンプ力:一跳び45m
100mを3秒で走る
羽入が変身するディロードとそっくりなライダーで全体が藤色。ディケイドの攻撃によって倒されてしまう。
そして、新しいカードの説明
仮面ライダーディロード:雅を仮面ライダーディロードに変身させる。
白紙のカード:現在用途は不明
竜が封印されているカード:もう一つの用途不明なカード。

とりあえず、次回から平成ライダー編に入ります。 
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