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もしも、コナンの正体が新一だとばれてしまったら・・・

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小学生の特権!? 蘭ちゃんとの嬉し恥ずかし、あれやこれや。 其の三(拡散)

 「聞いたよ、蘭。」

 登校中、ふと立ち止まる園子はニヤけながら、自分の口元に手を添えながら言った。抑えきれない笑いをかみしめるように園子は「ぐふふ。」と喉を鳴らした。

 「何よ、いきなり。」

 蘭も立ち止まり振り返る。

 「あのガキンチョ姿の工藤くんと、お風呂――――…。」

 「あ~~~~。」

 慌てて園子に駆け寄る蘭は、自分の口の前に人差し指を立てた。

 「ちょっと、園子! こんな所でなんて事言い出すのよ!?」

 顔を真っ赤にする蘭に園子は全く懲りてない様子。後ろでそんな二人を見ていた少年探偵団は顔を見合わせた。

 「ガキンチョってコナンくんの事だよね?」

 歩美が後ろを歩くコナンと灰原を振り返る。

 「工藤って誰だ?」

 元太が言った。

 「蘭お姉さんの恋人さんのことよ、きっと。」

 「仮装でもしてたんでしょうか…?」

 光彦が不思議そうに言った。


 (あははは……。)

 ただただ笑うしかできないこの状況に、コナンは肩を落とした。



 「エロがき…………。」

 灰原が静かに、しかし鋭く言い放った。 
 
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