サクラ大戦来訪者は私の幼馴染
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新春特別公演後編
直哉が、支配人室を出ると、そこで待っていたのは風組の3人だった。
「いたいた、直哉君ちょっといい?」
「何?由里君」
「あの二人の新しい子達誰なの?」
「ああ、一人は僕の義理の妹で、もう一人は、最近さくらちゃんの義理の妹になった子だよ」
「二人共お正月で、仙台から出てきてから、特別公演に出てもらったのだけど、失敗したあの子達?」
「いいえ、凄い反響ですよ、演出で、空を飛ぶんですから」
「そ、そうなんだかすみ君」
「直哉君あの二人のプロマイド販売していい?」
「いいですよ椿さん。あの子達も正式に歌劇団のメンバーになったので」
「本当!!」
「直哉君が来て、劇場の売り上げも上がるしいい事だらけね」
「ほうそれじゃあ俺が悪いんだな?」
「当たり前じゃないそんな事・・・・」
「由里、かすみ、椿支配人室に来い、話がある」
「「「いやーー」」」
そして三人組は、支配人室へ消えていった。
「さて僕は、舞台袖で、二人の初舞台でも見に行くかな?」
舞台袖・・・
直哉が、舞台袖に行くとさくらが居た。
「あ、さくらちゃん」
「直哉君、直哉君も様子見に来たの?」
「うん、そういうさくらちゃんも?」
「うん、所で直哉君あの二人も、帝国華撃団に関わらせるの?」
「それは・・・さくらちゃんだから、言うけどまだ管理局があの二人を狙ってるみたいなんだ、それで米田長官が、二人を守るために帝国華撃団に入れるようにと進められたよ」
「そんな・・・」
「さくらちゃんこの世界には、まだ憑依の実や、まだ見たことのない脅威があるかも知れない、そんな脅威から帝都を守るのが、僕達の使命だよね」
「うん」
「僕達が戦闘中に、二人が狙らわれたらどうする?」
「それは・・・」
「それを管理局は、平気でするみたいなんだ」
「だから僕は決めたんだ、二人を帝国華撃団に入れることを」
「わかった直哉君。私も賛成するよ」
「あ、お兄ちゃん」
「姉さんも」
「「二人共お疲れ様」」
「「疲れたよ」」
「二人共まだあと2日あるんだぞ」
「「あ、そうだった」」
「フフ、頑張って」
「それじゃあ、仕事にいくね」
「「「はーい」」」
直哉は三人と別れ、自分の仕事に戻った。
そして、三日間の特別公演は終わり、2ヶ月が経った。
太正14年3月31日深夜・・・
1年前東京湾に出現した、降魔の城と言うべき聖魔城今ここに、鬼の面を被った男の反魂の術により、あの男が蘇ると、聖魔城は、静かに、沈むのだった。
それから数日後・・・
帝都にあの男が、帰ってきた。
「よう、大神久しぶりだな」
「ええ、支配人も元気そうで、安心しました」
「おう俺は、元気だぞ、しかし大神よ、南米での演習はどうだった?」
「ええ、自分が教官でどこまでやれるか、不安でしたが、何とか無事に終えることができ、ほっとしてます」
「結構、治にいて乱を忘れず花組の隊長はそれぐらいじゃなきゃ勤まらねえからな」
「海軍少尉大神一郎貴殿に、帝国華撃団花組への転属を伝える」
「は、粉骨砕身で頑張ります」
「して、大神よ花組隊員の中で、心に残る隊員は、いるか?」
「・・・はいいます」
「ほうそいつは・・・誰だ?」
「・・・それはさくら君です」
「ほう・・さくらか」
「さくら君は、元気ですか?」
「ああ、元気だよ、相変わらずな」
「俺が帰ってくることに何か言ってました?」
「いや何もないだろ、さくらは大神に対しては」
そして米田と大神を乗せた、屋形船は、終点に着いた。
そこで、大神を出迎えたのは、さくらと、大神の知らない少女の二人だった。
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