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Element Magic Trinity

作者:緋色の空
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座談会後半戦


緋色の空
「てな訳で!座談会後半戦、はっじめっるよー!」





Q24
仲のいい男性、女性は?


緋色の空
「この場合の“仲のいい”は友達的意味合いだからね、身内禁止だぞクロスとクロノ」

クロス
「!」

クロノ
「それは別に構わねえけど、その場合ナギはどうなるんだよ」

緋色の空
「……そうだなあ、まあオッケーにしましょうか。ただしクロス、お前はダメだ。何故なら他人じゃないからだ!血の繋がりがあっての仲がいいは今回外します!」

クロス
「くっ…」

ヴィーテルシア
「ならば俺は構わんな」

緋色の空
「……そうだね、何か癪だけどその通りだね」

サルディア
「それじゃあアイゼンフロウも大丈夫だよね!」

緋色の空
「人間に限定します!何故なら聞きたいのは男性女性についてであってオスメスについてじゃないからだ!」

ティア
「つまり私とアルカの名前は出せないって事かしら?」

アルカ
「オレ達人間じゃねえもんなあ」

緋色の空
「……君達は例外!ティアは半分人間だし、アルカは人間として生まれたから良し!」

ルー
「僕、よく子犬って言われるけど大丈夫だよね!?」

緋色の空
「それは単なる例えだ!そんな心配する必要はない!」



《ルー》
【1位】アルカ ティア
【2位】グレイ ルーシィ
【3位】ナツ  ミラ


ルー
「こうかなあ」

緋色の空
「ルーシィが1番じゃないんだ」

ルー
「確かにルーシィとも仲良しだけど、やっぱり1番はティアかも」



《アルカ》
【1位】ルー    ミラ
【2位】エルフマン ティア
【3位】ヒビキ   リサーナ


緋色の空
「突然の青い天馬(ブルーペガサス)ですか」

アルカ
「何かのランキングがどうのこうので取材受けた事があって、それからの付き合いなんだよ。イヴとレンとも結構仲は良い方だぜ?」



《ティア》
【1位】ヴィーテルシア ジュビア
【2位】ライアー    イオリ
【3位】ナツ      ナギ


緋色の空
「…何か聞こえる歓喜の声には聞こえないフリして、予想外にナギさんがいるのですねー」

ティア
「ああ…兄さんの恋人でしょ?無闇に干渉してこないし、嫌いじゃないわ」

緋色の空
「そして2位のライアーさん……」

ティア
「兄弟禁止となると、やっぱりアイツかなって。ここぞって時は頼りになるしね」

緋色の空
「……今、誰か倒れる音しなかった?気のせい?」



《シュラン》
【1位】ガジル     ジュビア
【2位】ザイール    レビィ
【3位】ヴィーテルシア ミラ


緋色の空
「大方予想通りだね、ヴィーテルシアに関してはキャラ説で話してるし」

シュラン
「そうかもしれませんね。まだギルドに溶け込めてはいないのですけれど…皆様から信頼して頂けるように、全力を尽くします」



《クロス》
【1位】従者4人
【2位】ヴィーテルシア エルザ
【3位】フリード    シュラン


緋色の空
「やれば出来るじゃんクロス!何か何度も書いては消した跡が見えるけど、どこにも姉さんって書いてないよ!」

クロス
「はは…死ぬかと思ったが書き上げたぞ……どうだ緋色の空、俺はシスコンではない……!」

緋色の空
「いや、それとこれとは話が別よ」



《ライアー》
【1位】主を含めチームメイト
【2位】アラン エルザ
【3位】グレイ ティア


ライアー
「な、仲がいいなんてそんな恐れ多いんだが親しいというくらいなら思っても迷惑にならんだろうと思って、ああいやでも迷惑だろうか、やはり俺は従者でアイツは主で親しさよりも敬意を優先するべきか、けど少しくらいはいやだがしかし!」

緋色の空
「少し落ち着こうか」

ライアー
「別に飽くまでも友人としての位置からの話で他意はないぞ、いやそもそも友人なのかすら危ういがそれくらいはきっと大丈夫だろう大丈夫じゃなかったら寝込みそうだが強く生きるんだライアー、そうさそれだけさ恋愛感情など持ち込んでいない、けれど好きだ!大好きだ文句あるか!?」

緋色の空
「その勢いの良さを本人の前でも発揮出来たらいいのに……」



《サルディア》
【1位】主を含めチームメイト
【2位】ルー      ルーシィ
【3位】ヴィーテルシア レビィ


緋色の空
「やっぱり1番はチームメイトかあ」

サルディア
「一緒にいる時間が長いし、仲が良くなきゃチーム組んでいられないもん。特にライアー達とは同じ役目を与えられたって共通点で強い絆があるって信じてるよ!」



《スバル》
【1位】主を含めチームメイト
【2位】ロキ カナ
【3位】ナツ ティア


緋色の空
「ロキの件は前回で明らかになった訳だけど、何度聞いても意外だわー」

スバル
「そうか?まあ確かに接点らしい接点はねえけど、話してみると結構楽しい奴だぞ。最近はアイツ、あんまりギルドに顔出さないから話す機会も少ないけどさ」



《ヒルダ》
【1位】主を含めチームメイト
【2位】クロノ エルザ
【3位】アルカ ティア


緋色の空
「おや、クロノがいらっしゃいます?」

ヒルダ
「アイツがギルドにいた頃はよく仕事に行く仲だったからな」

緋色の空
「へー……それにしたって5人全員がチームメイトを1位に書くとは、やっぱり仲いいのね君達」



《メープル》
【1位】ミストガン ポーリュシカ
【2位】クロノ   ナギ
【3位】マカロフ  ミラ


緋色の空
「これでもかと言わんばかりの滅多に挙がらない名前達だね、特に1位」

メープル
「仕方ないじゃないですか……あ、でも最近ミラさんと仲良くなれたんです!カトレーンの一件での時に魔法薬を届けに行った辺りから、時々お茶するくらいの仲になれました!」



《クロノ》
【1位】ラクサス ナギ
【2位】ラハール メープル
【3位】???  ウェンディ


緋色の空
「ん?ウェンディですか」

クロノ
「ジョーカーとの戦いの時に助けてもらって、それからギルドに顔出す度にジェラールの事聞かれるからさ。本当はアランとココロもなんだけど、枠の都合上入りきらねえんだ」

緋色の空
「なるほど。……あ、3位の???は作中未登場の為伏せてあります。まあ原作キャラだし伏せなくてもいいっちゃそれまでなんだけど…一応です」



《ヴィーテルシア》
【1位】クロス  ティア
【2位】ライアー サルディア
【3位】ナツ   ミラ


緋色の空
「うん、1位が予想通り過ぎてもう驚きもしないよ。というか3位の2人が解るような解らんような」

ヴィーテルシア
「ナツは行動を共にする事が多いし、ミラはよく毛を梳いてくれる……言っておくが、狼姿の時の話だぞ?何だその顔は」

緋色の空
「いや、髪の毛梳かしてもらってる光景が浮かんだのよ」



《アラン》
【1位】ライアー    ウェンディとココロ
【2位】ヴィーテルシア ミラ
【3位】ナツ      サルディア


緋色の空
「やっぱりライアーなのね」

アラン
「当然です」

緋色の空
「だよね。……あれ、会話が続かないなあ…何故?」



《ココロ》
【1位】アラン     ウェンディ
【2位】ロメオ     メープル
【3位】ヴィーテルシア ルーシィ


緋色の空
「ほっ…順調に仲のいい人増やせてるんだね」

ココロ
「はい!皆さんいい人で、仲良くなれて嬉しいです。けどまだ、ティアさんとかガジルさんとはあんまりお話出来てなくて……これから頑張ります!」

緋色の空
「……本当にあなたって人見知りなのに狙うトコデカいよね」



ライアー
「……」

ルー
「これで全員だね」

緋色の空
「結論としては結構ヴィーテルシアの交友関係は広かったって事かな」

ヴィーテルシア
「自分の事ながら意外だな…」

ライアー
「……」

緋色の空
「あとはミラちゃんのランクイン率。男女問わず仲良しです」

アルカ
「そりゃそうだろ、ミラだからな!」

ヒルダ
「お前がドヤ顔するような事じゃないだろう……」

ライアー
「……」

スバル
「つかライアーが倒れてる事に誰かツッコもうぜ!?さっき緋色の空に呼ばれた時普通だったのに、戻って来た途端倒れやがったぞ!?」

アラン
「どうして……何があったんですかライアーさん!ティアさん、何か言いました!?」

ティア
「何で私なの?…別に、ライアーはここぞって時に頼りになるって話をしただけだけど」

アラン
「それが原因か―――――――!」

緋色の空
「落ち着けアラン、キャラ崩壊しかけてる!顔、顔!」



Q25
料理は出来る?


緋色の空
「アランが落ち着きを取り戻したところで、料理出来る人挙手!得意料理も合わせてどうぞ」

アルカ
「料理なら出来るぜ?つっても凝ったものは苦手だけど……パスタとかなら、麺茹でてソース作って絡めるだけだし、得意って事になるかもな」

ティア
「まあ一応。煮込み料理は全般的に得意だけど、甘いもの作る方が好きよ」

シュラン
「側近を自称する身として最低限の常識です。お望みとあらば、どのような御料理であってもご用意致しましょう」

クロス
「人に振る舞えるような腕ではないが……目玉焼きくらいなら、何とかなる」

ライアー
「……アイツが、得意だったからな。とはいえ、作ったものの7割方失敗するんだが…」

サルディア
「料理と裁縫は得意分野だよ!ティアちゃんが1人暮らし始めてからは私が料理担当で、得意なのは揚げ物かなー」

ヒルダ
「で、出来なくはない。得意でもないが……まあ、スープくらいなら」

メープル
「出来る方だと思いますよ?パンを焼くのが好きで、焼き立てのパンの匂いが大好きです!」

ヴィーテルシア
「家事全般の中の得意中の得意だ。ティアが望むなら何だって用意する所存で、アイツが好むものは全て得意に出来るよう努力している」

ココロ
「い、一応は。あんまり凄いものは作れませんけど、おにぎりと卵焼きなら出来ます」



緋色の空
「で、君達は?」

ルー
「僕が料理出来ないのは知ってるでしょ。この間試しに目玉焼き作ったら、黄色いはずの黄身が紫になったよ」

緋色の空
「どうしたらそうなるのよ、てかもうそれ卵使ったのかすら怪しいな……で、スバルは?」

スバル
「いや、だって料理って分量量るじゃん?オレそういうの無理、きっちりやれとか本当に無理!」

緋色の空
「まあ性格的にね…てかクロノは普段どうしてるの?今はナギちゃんいるからともかくさあ」

クロノ
「評議院の食堂で大体済ませてた」

緋色の空
「へえ……じゃあアランは?なんとなく出来そうなイメージなんだけど」

アラン
「そうでもないですよ?食べるのは好きですけど作る方は壊滅的なんで……今度持ってきましょうか?食べたら3日は寝込みますよ」

緋色の空
「丁重にお断りします」



Q26
自分達の家にギルドメンバーを招いた事は?
もしくは誰かの家に行った事はある?


クロス
「俺達の家にはルーシィが来たな」

スバル
「あー来た来た。けどそれだけじゃねえの?普段あんまり家に呼ばねえし」

サルディア
「大体ギルドで会えるもんね」

緋色の空
「まあそうねー、はい他!」

ルー
「僕達の家にティアが来た事ならあるよ!僕とアルカが同居始めた頃の話だから、結構前だけどね」

アルカ
「行った事あるのはルーシィの家とかか?ナツほどじゃねえけど何度か行った事あるし。あとはオレだとミラの家とか」

ティア
「ルーシィの家なら行った事あるわ。あと女子寮のジュビアの部屋……どこ見てもグレイと目が合って寒気がしたけど…」

緋色の空
「ナツの家は?」

ティア
「あるわよ、付き合い長いし1度くらいは。散らかってたから片付けさせたわ」

ヴィーテルシア
「1人暮らしを始めてから最初に招いたのもアイツだったな」

ティア
「片付けに手が必要だっただけ。客として招いたつもりはないから」

ココロ
「女子寮に住んでる皆さんのお部屋にお邪魔した事あります。エルザさんの部屋が凄く広いんですよ!」

緋色の空
「5部屋繋げてるっていうしね」

ココロ
「シュランさんのお部屋も行った事あって、凄く綺麗なんです!」

シュラン
「掃除は好きなので……ウェンディ様とココロ様のお部屋も、素朴で素敵です」

クロス
「そういえば兄さんの家に行った事がないような……」

ティア
「言われてみれば確かにそうね、いつも兄さんがこっちに来るから……てか、そもそもどこに住んでる訳?」

クロノ
「評議院近くのアパート借りてる。近々引っ越しするから、そしたら呼ぶな?」

ライアー
「引っ越し?……まさか、仕事のサボり過ぎでついに辺境の支部に飛ばされたのか!?いつかそんな日が来るとは思っていたが…!」

アラン
「え、クロノさんクビですか!?」

ココロ
「あわわわ……だ、大丈夫ですよクロノさん!新しい場所でも、きっとクロノさんの良さに気づいてくれる人がいますから!」

クロス
「そうか……兄さん、ついに隊長でいられなくなったか…仕方ないな、今までが奇跡だったんだ」

ティア
「まあ、このサボり癖と遅刻魔なトコがあるのに評議院で働き続ける事が出来るだけ良しとしましょう」

クロノ
「何か勝手にクビにされた事になってる!?オレ別に今までと変わらねえよ!?第一強行検束部隊隊長のままだからな!?」

ヒルダ
「そうなのか!?」

クロノ
「本気で信じてたのかお前!違えよ、ただナギと同棲するからってだけで……」

ティア
「……は?」

クロス
「……え?」

クロノ
「……あ」

緋色の空
「えー、ニュース速報です。クロノとナギが同棲を開始するという情報が入りました。現場のルーさん?」

ルー
「はーい、こちら現場のルーです!調べによると2人は、クロノの勤め先である評議院に近いメ…メゾネット?何それ?……とにかくメゾネットに住むらしいよう!けどメゾネットって何!?ケーキの名前!?」

緋色の空
「違うから!ケーキの名前じゃないよ!?」

クロノ
「つーかお前ら2人何やってんの!?」



Q27
その人から「   」を取ったら何が残る?


ルー
「あれ?これどっかで見た事あるかも」

緋色の空
「既にルーは答えてるからね。あの後全員版が来たから答えます。因みに「   」の中にはその人にとって1番大切な人やものの名前を入れますので、皆の者覚悟決めろよ…?」

ルー
「悪い顔だよう」




緋色の空
「それでは早速。“アルカからミラを取ったら何が残る?”」

アルカ
「抜け殻」

緋色の空
「セミかお前は」

アルカ
「だってミラがいなくなったら生きていける自信ねえし。いなくなるのに理由があるならまだ解るけどさ、突然いなくなったらマジで辛い。オレが何か仕出かしたのかもしれないって思うけど、本当の理由は解んないままなんだぜ……?」



緋色の空
「では続いて。“ティアから兄弟と相棒、従者を取ったら何が残る?”」

ティア
「……」

緋色の空
(結構多く選んじゃったけど、1人に絞るの難しかったからなあ……あえて人ばっかり選んでみたけど、さてどう出るか)

ティア
「……嫌」

緋色の空
「?」

ティア
「クロスも兄さんも大事な兄弟だし、ヴィーテルシアだって私なんかの相棒でいてくれてる。ライアーも危険を顧みないで、私を守るって言ってくれた。……そんなアイツ等がいなくなるなんて、嫌」

緋色の空
「ティア……そこまで言うなんて、成長したのね…!(この感動に浸っていたい…そうさ、背後からいろいろ聞こえるけど気にしちゃダメだ……シスコンとか相棒とか倒れる従者とか、そんなの何も聞こえない…聞こえないぞ……!)」



緋色の空
「そんじゃ次。“シュランからガジルを取ったら何が残る?”」

シュラン
「何、と仰いますが……ガジル様は私の所有物ではございませんから」

緋色の空
「そうじゃなくて、ガジルが離れて行ったらって事だよ」

シュラン
「ああ…私個人の気持ちとしては寂しさがありますけれど、ガジル様もいつかは私をお傍においてくださらなくなるでしょう。その時は、それがガジル様のご命令とあらば、何を思おうと去る所存にございます」



緋色の空
「…正直1番怖いけど行くね。“クロスからティアを取ったら」

クロス
「姉さん行かないでくれえええええええええ!」

緋色の空
「何が残る?”…ってせめて最後まで言わせなさいよー!」

クロス
「断る!そんなことより緋色の空!お前は俺が姉さんなしに生きていけるとでも思っているのか!?だとしたらそれは大きな間違いだぞ!?」

緋色の空
「大丈夫だ、そんな風に考えた事は1度もない。だから答えろ」

クロス
「姉さんが俺から離れていくなんて…考えただけでも恐ろしいが……それが姉さんの決定なら、俺は……弟として……!くっ…」

緋色の空
「血涙ってこういうのを言うのね…」



緋色の空
「密かにわくわくしつつ。“ライアーからティアを取ったら何が残る?”」

ライアー
「…取ったらも何も、俺はただの従者に過ぎん。主の意思を尊重するのも従者の務め、そこに私情を挟むなど言語道断だ」

緋色の空
「固いなあ、全く……じゃあ、1人の人間としてはどうなのよ。ずっと片思いし続けた相手が突然いなくなったら、1人の男としては?」

ライアー
「…嘆く、だろうな。けれど想いを打ち明ける勇気すらない俺に嘆く資格などない。だが…きっと、ずっと好きなままでいる。そんな簡単にへし折れるような想いじゃない」



緋色の空
「やっぱりこれかな。“サルディアからアイゼンフロウを取ったら何が残る?”」

サルディア
「……」

緋色の空
「!?ど、どうしたのサルディア。空気がどんよりしてますけど!?」

サルディア
「だって…アイゼンフロウがいなくなっちゃうなんて嫌だから……もうあんな思いしたくないんだもん…あの時、凄く怖くて……」

緋色の空
「あー…質問ミスったかなあ」



緋色の空
「遠慮知らずに行ってみよう。“スバルからヒルダを取ったら何が残る?”」

スバル
「そしたら誰がオレの背中預かってくれるんだよ!言っとくけど、オレはアイツ以外に背中預ける気ねえからな!」

緋色の空
「戦闘脳め…色恋沙汰の答えがなかなか引き出せない奴だぜ……」



緋色の空
「これ一択でしょ。“ヒルダからスバルを取ったら何が残る?”」

ヒルダ
「別に何も変わらん。ただアイツが私に飽きた、それだけだろう」

緋色の空
「結構ドライだった!?」

ヒルダ
「アイツがどこに行くかはアイツ次第。私が四の五の言う事ではない」



緋色の空
「散々困ってこれにした。“メープルからあの人を取ったら何が残る?”」

メープル
「……いいんですか?」

緋色の空
「構わないからこうして聞いてる。これは大事な話だ」

メープル
「私からあの人を取ったら……私はきっと、ここにはいません。あの人がいたから私はここにいて、だから出会えた縁もありますから」



緋色の空
「妹か恋人かの迷いの末。“クロノからナギを取ったら何が残る?”」

クロノ
「何ってなあ…つい最近までもう2度と会えないって思ってたし。けど案外いろいろ残ってたじゃん?そりゃ辛いし寂しいし、思う事も山ほどあったけど……今一緒にいられるから、今はもしもの話より今を考えたいかな」

緋色の空
「お、大人だ…大人がここにいる……!」

クロノ
「一応今ここにいる中で最年長だし。ヴィーテルシアの年齢解んねえけど」



緋色の空
「頑張れ私負けるな私。“ヴィーテルシアからティアを取ったら何が残る?”」

ヴィーテルシア
「ティアに消えろと言われれば従うまでだ。絶対に泣くが」

緋色の空
「泣くのね」

ヴィーテルシア
「きっと、その時は俺には何も残らん。今のこの名も、ギルドの紋章も、この姿も。ギルドで過ごした記憶だけだろうな、残るのは。……まあ、もう何度も経験した事だ。とっくに慣れている」

緋色の空
「……」



緋色の空
「君に決めた!って事で。“アランからライアーを取ったら何が残る?”」

アラン
「まず心がへし折れます。1人で苦労を背負う事になるので精神面でも体力面でも疲れ果てます。そして最終的に塞ぎ込んで外に出なくなるかと」

緋色の空
「何かいろいろ失った!?」

アラン
「あんまりウェンディとココロを心配させたくないですから、1人になっても出来るだけ頑張りますけどね」



緋色の空
「1番悩んだかもしれん。“ココロからウェンディとシャルル、アランを取ったら何が残る?”」

ココロ
「!…寂しいです」

緋色の空
「素直でよろしいけどそうじゃないのよ、何が残るかって事」

ココロ
「…いなくなっちゃうのは寂しいですけど……皆と過ごした思い出は、ちゃんと残ってます。だから、また会えた時にちゃんと笑えるように、1人でも頑張って…きっと、何にもなくなりません。なくなるものなんて、ありません」





緋色の空
「はい皆さんご苦労様!さて次はー……おや、私かいな」

ルー
「私って、緋色の空?」

緋色の空
「それ以外の私って誰ですかね」

アルカ
「赤色エネミー」

スバル
「祈鈴」

クロノ
「アルニカ」

緋色の空
「確かにそれらも私だけども。というかアルニカは昔の話で今は違いますよーだ。そもそもそれ暁関係ないしね!全部オンラインゲームの名前よ!?」

クロス
「だがお前だろう?」

緋色の空
「……否定はしないさ、だって私だもん」

スバル
「だもん、って…似合わねー」

緋色の空
「失礼な!似合わないの承知でやってるから構わんけど!」

ティア
「てか、さっさと始めてくれない?本当は今日仕事の予定だったんだから……間に合いそうなら終わり次第仕事行くから、さっさと終わらせて」

緋色の空
「あい」



Q28
キャラ達のキャラそのものや服装、口調で参考にしているものは?


緋色の空
「これはある人とない人がいますねー、まず口調は特に参考にしているものはありません。その時欲しいキャラのイメージで決めたり、口調でキャラを印象付けたいなあって思った時は少し変わった感じにはしてます。パラゴーネとかシオとか、滑稽滑稽言う辺りザイール君もそうかもしれません」

ルー
「パラゴーネは喋り方が難しすぎるよう」

緋色の空
「まあね。あと口調なら、ルーの“~よう”は幼さをイメージしたりと性格を表す意味合いでちょこちょこ手を加えてます。一時アルカの台詞にやけに片仮名のァとかォとかが出て来てたのもそれです。最近出て来ないのは今と昔の彼に対するイメージの違いでしょうね、多分」

アルカ
「多分かよ」

緋色の空
「私ってそんな人。で、キャラが多いとどうしようもない事ですが口調が似たキャラって出てしまう訳です。今はそれをどうにか出来るようになれたらなあと努力中。最近考えたのは、キャラ10人出してその全員の一人称をそれぞれ別のものにするっていう策。出来るかは不明だよ」



緋色の空
「次にキャラの件ですが、参考にしたキャラはもちろんいます。その中で“参考にしたキャラがいるけど原形を留めてない場合”と“結構残っているところがある場合”の2つに主に分かれるのです。中には参考のない人もいるけどね、ティアとか」

ティア
「私?」

緋色の空
「貴女はいろいろ参考にしたいキャラがいて、それで大きく変わりかけた人だけど、結局根本が変わらないまま今に至る訳です。最近は可愛い女の子っていうよりカッコいい女性イメージで書いてるよ」

ティア
「ふぅん……まあどうでもいいけど」

緋色の空
「てな訳で初公開、オリキャラ達の参考キャラをどばっと流出。原作名も載せますので興味がありましたら是非是非」



《ルー》
レオン(ハルと魔法のカギ)

《アルカ》
タカ(ハルと魔法のカギ)

《シュラン》
誰だったか忘れたけど髪が蛇になる女の子

《クロス》
テリー(ドラゴンクエスト6 幻の大地)

《ライアー》
エクレア(言わずと知れた、劇場版FT鳳凰の巫女)



緋色の空
「これくらいかなあ。EМTはあんまり多くないのよね、こういうの。オリジナル作品だと結構誰かを参考に考えたりする事多いんだけどさ」

ライアー
「俺の参考キャラが女なのはどうしてだ……!」

緋色の空
「髪の長い男性がほしかった、そしたら偶然エクレアが目についた、よしこれだ!と。因みにクロスは剣士設定と姉さん呼びを受け継いでますが、全く何にも残ってない場合もあります。この中だとルーがそうかな、参考キャラは別に幼くも何ともないのです」




緋色の空
「最後に服装……ですが、これも参考にしたものがあったりなかったり。イメージで何となく決めて今に至る人もいれば、誰かしらの影響を受けて決めた人もいたり。一応全員キャラ説に服装の説明は載せているんですが……」

クロス
「足りないんだろうな、説明不足だ」

緋色の空
「精進します。けどこれ、説明しようと思うと結構難しいんだよね。例えばサルディアはロリータ系の服装だけど、これを“ロリータ系の服”以外で説明しようと思うと、どこどこにリボンがあってどこどこにフリルが飾られてって話になる。けど私とて実はそこまで細かく服装は決めていないのです」

ヒルダ
「そもそもの問題はそこだろう」

緋色の空
「鋭い一言ね…けど負けない!私が服装を細かく載せないのは、さっきの例を引っ張ってきてサルディアなら“サルディア=ロリータ系衣装”って認識さえして頂ければ十分だと考えているからです。その辺り1番難しいのはティアじゃないかと個人的には思うのですがどうなんだろう」

クロス
「何を言っているんだお前は。難しいのは姉さんではなくお前の技量の話だろう。お前がちゃんと描写していれば何の問題もない」

緋色の空
「その通りです、はい。まあ強いて言うなら、ティアのイメージは飢狼騎士団のコスモスですかね。そんでもって7年後もそのままじゃ似てて厄介なんで、7年後に大きく衣装チェンジを企画中。現在はパンツルックかレオタードっぽい形状か、今まで通りミニスカートで行くか考え中です」



Q29
好きなオリキャラベスト3は?


緋色の空
「さて困った!今週最大に困ってるぞ私!」

ヴィーテルシア
「せいぜい7日だろう……これは大した悩みじゃないと見た」

シュラン
「しかも明らかにお困りの方の言動ではありませんし」

緋色の空
「んな訳ねえやい超困ってるよ。だってさ、皆の中から3位までよ?皆を高水準で平等に大好きな私が、全員に最低でも90点あげたい私が順位付けだよ!?あ、因みに100点満点ね」

アルカ
「出たなオリキャラ馬鹿」

アラン
「ある意味親馬鹿ですよね、この人」

緋色の空
「親馬鹿言うなし。あのね、親馬鹿っていうのは“子供が可愛いあまり子の欠点に気づかなかったり過大な評価をする事。また、そういう親”って意味なの。私は皆の欠点もちゃんと解ってるし、過大な評価は特にしてないですから!そして世の中に自分で生んだキャラを可愛いと思わない作者はいないはず、何故なら作者が好きになれないキャラはそもそも考えようとすら思わないでしょうから!生まれたって事は、私は君が好きだよって意味だと思ってほしいな!これが緋色の空の流儀さ!」

ティア
「無駄に長いわね」

アラン
「すいません間違えました、ただの馬鹿ですね」

緋色の空
「酷い!」




緋色の空
「という訳でどうにか3位まで順位付けしてきたよ!」


【男性キャラ部門】
1位:ライアー・ヘルハウンド
2位:アラン・フィジックス
3位:ヴィーテルシア

【女性キャラ部門】
1位:パラゴーネ
2位:ティア=T=カトレーン
3位:ナギ・ハーレッド



ライアー
「お…俺か……?」

アラン
「流石ライアーさん!」

緋色の空
「いえす。点数にするならば99点。因みに2位のアラン君は98.9点、3位のヴィーテルシアは98.8点。女性キャラの場合も全く同じです」

メープル
「そんな僅差ですか……」

クロノ
「つーか、女版ランキングの方ティアしかこの場にいねえじゃん…」

クロス
「何故だ緋色の空!何故姉さんが1位じゃない!?貴様の目は腐ったか、貴様の脳は機能を停止したかあああああああああっ!」

緋色の空
「はい落ち着け。とゆーか私がパラゴーネ好きなのは割と周知の事実ってヤツよ?何かあの子可愛い。生んだ当時そうでもなかったけど、グレイと絡んだ辺りから一気にお気に入りになったキャラね」

ティア
「……?アイツ、ラグナって名前じゃなかったかしら」

緋色の空
「どっちもあの子の名前よ?まあ、どちらか…と言われればラグナなんだろうね。けどパラゴーネって呼んでも間違いではないし、今の段階ではパラゴーネの方が正しいかな」

ヴィーテルシア
「俺まで入っているのか」

緋色の空
「うん。因みにヴィーさんのお気に入りフォルムはRОE編の金髪ちゃんね。女帝の業火(エンプレス・オブ・エンプレス)も結構好き。この名前、単純に女帝(エンプレス)ってのを2回続けただけだったんだけど、最近になって“エン=(えん)、プレス=押し潰す的な意味合い”にならんかなって思い始めた」

ヴィーテルシア
「ならないと思うぞ。あと俺はヴィーテルシアだ、ヴィーさん言うな」

緋色の空
「む、私はこの愛称がお気に入りなんだがな」





ココロ
「これで質問も全部答え終わりましたね」

メープル
「長かったですね、ここまで」

緋色の空
「そうねー……ところで、ここから前回予告した通り“緋色の空は普段どうやってアイデアを練っているのか”って話になる訳だけど」

ルー
「本当にやるんだ……」

緋色の空
「何とかに二言はないってヤツだよ。読者様の9割方興味ないだろうけどね…」

アルカ
「それでもやるのか」

緋色の空
「言い出したからには、ね。それに時々その手の事聞かれても、“妄想でどうにかしてます”っていう全く答えにならない答えしかしてないし、1度はちゃんと答えておこうかと。“興味ねえよそんな事!”って方は全力スクロールの御手間を取らせてしまう事ご理解ください」





緋色の空
「私のアイデア構築法は大きく分けて3つです」


・原作を読む、もしくは見る(ただしRОE編など完全オリジナル編では使えない)。
・キャラの中から掘り下げたい部分を探して、そこから話を広げる。
・こういうのやりたい、という漠然としたイメージから話やその場にいるキャラを後付けする。


緋色の空
「上の“原作を読む、見る”は二次創作を書く上で常識とも言えますね、だって原作知らずに話は書けないですし」

ルー
「僕知ってるよ。緋色の空って昔、キャラくらいしか把握してない原作の二次創作書こうとしたんだよね?それでストーリー解んないからすぐ断念したの」

緋色の空
「な、何故君がそれを知っているんだ…こほん、それで真ん中のはここ最近よく使う手。これが長編になったのがRОE編で、短編集のストーリーはそれをぎゅっと濃縮してそのキャラ1人にスポットを当てたものです。中には2人以上にスポットが当たる場合もありますが」

シュラン
「ガジル様とザイール様のように、ですか?」

ティア
「あれって、アンタとザイールって奴なんじゃないの?」

シュラン
「いえ、私はそんな……」

緋色の空
「一応3人って事にはなってるけど、中心はシュランとザイールね。……で、下のイメージから始まるヤツは、結果として断念せざるを得なくなる場合も結構あります。ふとした思い付きが話に乗っからないと諦めるしかないからね。因みにこの手を使ったっていうのが1番解りやすいのは、多分RОE編の“さよなら”。イオリの“サヨナラだね。会えて嬉しかった。笑ってサヨナラ出来て、嬉しかったよ”を使いたかったから頑張りました。あと、同話のティアの“一緒に、いたかったな”からの(くだり)。“あなたの弟子で幸せでした”は、RОE編の最初の辺りでも使った台詞で、終わるならこれで締めたかったのです」

ティア
「……イオリさん…」

ヴィーテルシア
「……」

緋色の空
「この方法で断念したのは“気づいてない。”の最後の辺り。本当はもうちょっとシリアスというか感動っぽく終わりたかったんだけど、話の都合上それが出来なくなっちゃったんですよねー……いつか予定していたあのシーンをどっかで使ってやるぜ」

クロノ
「意気込みは十分だな、意気込みは」

緋色の空
「2回言うなし。……まあ最近は執筆意欲低下中で困ってるんだけどさあ」





【まとめ】

緋色の空
「よく考えたらそんなに語るほどのアイデア誕生話でもなかった」

クロス
「だな」

緋色の空
「細かく語れば内容増えるけど、そうするとちょっと文字数がね……うちのパソコン、一万字超える辺りから変換が遅くなる上に勝手に確定するから、出来るだけ抑えたいなーなんて思ったり」

サルディア
「この時点で約13000文字あるもんね、これ」

メープル
「文章量が増えるのはいい事ですよ!」

緋色の空
「そうとも言うね。…と、ここでご要望にお応えして次回予告を1つ。今までは投稿するまで解らない方がいいかとも思ったんですけど、事前に解ってた方がいいとの事ですので」

アルカ
「それじゃあ次回予告、どうぞー」




ついに語られる、ギルドきっての美男(?)美女カップルの馴れ初め―――――。


その顔は本心から笑わない。いや、きっとどこかでは心の底から笑っていて、けれどそれが普段の誤魔化した顔と大差ないから解らないだけだ。
怒りも悲しみも嘆きも―――何もかも笑って隠して、それが最善であると信じて疑わない。

「私はな、アルカ」



―――――お前の事が、誰よりも1番大っ嫌いだ。




緋色の空
「…はい、という訳で次回はアルカとミラちゃんの馴れ初めです。あとティアさんがアップルパイをホール1つ分食べます」

アルカ
「何か関係ねえの混じったぞ今!」

クロス
「何を言うかイレイザー、姉さんが取る行動が関係ない訳あるまい。きっと話のどこかで意味を成すさ!」

ティア
「……いや、普通にアップルパイ食べてただけなんだけど」

緋色の空
「それと、最後の最後で爆弾発言が投下されます。1番の被害者はライアーさんだと思われるよ」

ライアー
「!?」






緋色の空
「それでは皆様、ここまでお付き合いありがとうございました!これからもEМTをどうぞよろしくお願いします!」 
 

 
後書き
こんにちは、緋色の空です。
予定外に長かった座談会も終わり、さて次回より短編に戻ります。予告通りあの2人の馴れ初め、そして爆弾発言をお楽しみに。
そして相変わらずの亀更新……何だか最近書くぞって気になれないんですよねえ。そのくせSAО二次創作は書きたいと思う今日この頃。

感想、批評、お待ちしてます。
次の話を3月中に投稿出来たらいいなあ、と思いつつ。


トモコレ新生活近況報告。
何の進展もない、よくある日常が続く。……以上。 
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