揺るがぬ生き様
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NARUTO
ナルト編スタート
木の葉の里side
(む・・・これは丁度出産後か・・・)
俺は父親に抱きかかえられている。
(今のうちにチャクラと魂にマーキングをするか・・・丁度接触しているしな)
景色が変わり俺に怪我がない事に安堵しているようだ。
チッ・・・やはり生で見ると腹が立つ。
くっ・・・赤子の体力では意識が長く持たないな・・・
意識を取り戻すと目の前で爪が止まっており血がついていた僅かだが接種できた。
「・・・クシナ・・・もう命がもちそうにない・・・
そろそろ八卦封印を・・・やるよ・・・
オレのチャクラも・・・ナルトへ少し組み込みたいんだ・・・!」
「・・・当分は会えない・・・
今・・・ナルトに・・・言いたいことを
言っておこう・・・」
なんか元の場所で感動を呼んでいる気がするが・・・
俺も感動だ!やっぱり親ってのは偉大なんだな・・・
「ナルト・・・
好き嫌いしないで・・・
いっぱい食べて・・・・・・大きくなりなさい!
お風呂には・・・毎日ちゃんと入って・・・温まる事・・・
それと・・・・・・夜更かししないで・・・いっぱい・・・寝る事・・・!!」
すべては聞き取れなかった。
しかし、夢を持ち自信を持ってほしい事は伝わった。
涙が流れる。早く・・・俺が見ている景色を見せてあげたい・・・
「ナルト・・・父さんの言葉は・・・
・・・口うるさい母さんと・・・
同じかな・・・」
「あぅ・・・・・・」
俺の中で待っててくれ・・・
「八卦封印・・・!」
その言葉を聞き意識は沈んでいった。
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火影邸side
起きたら目の前に老人・・・猿?がいた。
「あぅああ!(煙いよ)」
「おぉ・・・起きてしもうたか・・・すまんすまん」
これがプロフェッサーと呼ばれる三代目か・・・
優しい魂の波長だ・・・落ち着く・・・
あれから約三年、幼児の内は満足に動くこともできないので、己の内なる世界に行き
最初、九喇痲は驚いていたが俺の記憶を見せると納得し、原作では檻のような場所も元の刀の異界と融合した。
九喇痲が間違ってバンビーナに喧嘩を売った時は焦ったが・・・それ以降は大人しくなっている。
さて、今の俺の風貌は黒髪に赤と黄のメッシュが入っており、原作の頬の髭はなしだが、右目にグルメ細胞の証、三本線が入っている。
忍術は両親に教わろうと刀の中で蘇生して事情を説明して教わろうとしたが。
・・・復活して直、周りの女性陣と共に祭りの様な状態になった・・・ショタも良いという呟きが聞こえたが、気にしてはダメだろう。
落ち着いた後、忍術は・・・写輪眼系でなければほぼ全て使えそうだった。これはギルに聞くと神の力と仙人+死神の魂と肉体を保持していたからだろう、と言われた。
父親は死鬼封神の行使で捕らわれた本体を取り返し、九喇痲も半身を取り戻した。
時は経ち 木の葉の里 夜
「む!この時期だったのかあの事件は・・・」
ある程度、筋肉がつき今の体になれてきた。今日どうやら日向姫の誘拐事件の日らしい。
他国の忍が侵入しそうなのを感知し、自身の気配を消し雷遁の鎧を纏い瞬歩で近くに移動する。
門から出てきた他里の忍に向けて
「インパクトノッキングゥ!!(小声)」
動けなくなった対象の関節を全て外し終わった所でヒアシがやってきた。
「おっちゃん、この子の父親?」
確認のために聞いたのだが返答がない・・・
「お~い、おっちゃん大丈夫?」
取りあえずヒナタを渡すために目の前で手を振る。
「あ、っああすまない・・・その子は私の娘だ」
まだ、自分の目の前で起きていることが信じられないようだ。
「ふ~よかったよ、あ!早くお家に帰って安心させないと」
「ありがとう、君のお陰で誘拐されずにすんだ・・・
所で君の名前は?あとはご両親にもお礼を言わなければ・・・」
OH・・・明日は雷が落ちるな・・・物理的に・・・
「俺の名前はうずまきナルトだよ、あ~両親は・・・育ててくれてるのは三代目の爺ちゃんだよ。
あと、この人殺さない方がいいよ」
「(この子があの九尾の・・・)それは、どうしてだい?」
ちょっと怪訝な顔になっちゃったな・・・少し本当の事を混ぜながら話すか
「いや~証拠は生きてたほうが事実として残るし・・・
それに、黙って家から飛んできたからな~爺ちゃんに教えてないんだ」
「そうか、ではこの者は私が届けよう、それと夜も、もう遅い早く帰った方がいいだろう」
「わかった、じゃあね~」
「あれがミナトの子か・・・あの年で凄まじい才能だ・・・それにあの技・・・」
ヒアシはそう呟きながら戻っていった。
実は白眼で目撃されていた事は、その時俺は気づいていなかった。
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数日後、どこに何があるか目で見るために外を出歩いている俺
だが周りの目は最悪だった、俺は気にしないが中にいる皆は気が立っているようだった。
そこから離れようと緑の多い場所へ行くと桜色の髪の子がいじめに・・・あれサクラじゃん・・・
「おい「何よ!あ」失せろ」
元の体へと変化した状態で目から怪光線を放つと、取り巻きと一緒に逃げていった。
取りあえず変化をとく。
「あ、あのありがとう・・・」
サクラについてる土などを手で払っていると、お礼を言われた。
「問題ないさ、だが黙っていても状況は変わらない。自分を見つめ変えていかなきゃな!」
笑いながら頭を撫でて俺は立ち去って行った。
家に帰ろうとしたその帰路、俺はリンチにあっていた。
・・・俺の体は普通の人間に比べ丈夫とはいえ流石にまだ体は小さい、そしてこれをナルトは耐えていたのかと思うと・・・
見覚えのある白い目の親子と付き添いの人がいた。
いかんせん血を流しすぎた・・・意識が途切れながらも、状況を理解しようとすると
どうやらヒアシさんが周りに怒声を上げているようで、俺はお付きの人に抱えられどこかへ連れていかれた。
気が付くと
「知らない天井だ・・・」
まさか自分が言うとは・・・意識が回復すると丁度母っぽい人が来て
「あら?起きたのね大丈夫?」
「あ、はい多分っつ!」
貧血のような状態だった。
「無理しちゃダメよ、横になってなさい・・・あなた~!起きたわよ~!」
優しくしてくれるのはありがたい、温かな気持ちになる、が・・・大声はやめてくれ・・・頭痛が酷くなる・・・
「具合はどうかな、ナルト君」
「あ、ありがとうございます」
「大丈夫そうでよかった・・・ほら、ヒナタ来なさい」
ヒアシさんがそう言うとヒナタがもじもじしながら出てきた。
「あの・・・ナルト君この前はありがとう」
「大事なくてよかったよ」
出来るだけ心配させなよう笑顔で俺は言う。
「そういえば、名乗っていなかったね。
私は日向ヒアシ。そして娘のヒナタ妻のツキだ」
「初めまして、よろしくおねがいします」
頭を下げる
「さて、取りあえず今回の事を報告するために、三代目の所に行こうか」
「わかりました、っと」
まだフラフラする俺を見て
「私が背負っていこう、では行こうか」
ヒアシさんに背負われて火影邸へ向かった。
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