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ソードアートオンライン 黒紅の騎士と紫紺の剣姫

作者:ルキウス
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 ボス攻略戦後 PvP その壱

 
前書き
 原作とほぼ一緒なのでボス戦をカットしました。こっからIF展開です 

 
 ボス戦は、統率者(リーダー)で元ベータテスターと思われるディアベルが唯一の戦死者となりボスは、キリトとアスナの連携によって撃破(たお)された。
 そう第1層は、攻略されたが問題が起こった。発端は、キバオウがキリトに対してディアベルを見殺しにしたという言いがかりをつけ、俺やユーリ、アスナ、エギル以外のプレイヤーがキリトに対して罵詈雑言を吐き続けた。
 そもそも彼らの言い方は理不尽以外の何物でもない。ボス戦前の最新版にも、赤文字でこれはベータ時代のものであり変わっている可能性があるとまで書かれていた。ましてや、情報を隠匿しては攻略自体の進行が停滞しかねない。そんなリスキーな行動を起こすプレイヤーが攻略組に参加するだろうか?するはずがない。そして、情報屋は信頼が命であるから間違った情報を故意に乗せることはないし、注釈までしている。
  
「ベータのチーターでビーターや!」
「・・・で、確かに俺やキリトはベータテスターだけどな。チートって単語は、どっこから出てくる?そもそもβテストは3か月以上前に終了してる。それに、俺もキリトも刀を使うモンスターと遭遇したがスキルは使ってこなかった。それに、(ディアベル)はパーティープレイの恩恵である他プレイヤーの援護を捨てた。そもそもあっちが先にこっちを見捨てたんだ、それにキリトは彼にポーションを飲ませようとしたが彼はそれを拒んでいる。・・・以上のことから、キリトに非はないと思うんだけどどうかなキバオウさん?」
 ベータテスターであることを肯定しつつも、ディアベルの死を自業自得としキリトを擁護する。この意見に対して現在反論できる要素は一切ない。
「せやけど、ワイは納得がいかん。そいつは、げんに最終攻撃報酬(ラストアタック)を取っとるやないか!」
「うん。確かにキリトがユニークアイテムを得たことは知ってるよ。でも、逆にキリトが死んでしまうという可能性もあったわけだ」
「それでも、文句があるなら決闘(デュエル)だね。初撃決着ならHPが全損しないしね」
 SAOには、PvPができるようシステムが実装されている。決着方法もHPが0になるまでやる完全決着、先にHPが半減した方が敗者になる半減決着、先に相手に強攻撃を当てたら勝ちになる初撃決着の3パターンがあり初撃決着ならば決着がついた時点でプレイヤーが死ぬ確率は0だ。
「こっちは、発案者である俺が出るよ。そちらは?」
 (一応、全力装備で行くか。どうせ、1人じゃなさそうだし)
キバオウ側を見ると何人かの壁戦士(タンクプレイヤー)が挙手していた。多分全員と戦う羽目になりそうだ。

「準備できたみたいだね。それじゃあ、始めようか?」
「・・・・・・了解。・・・決闘、申告」
 俺の前に出てきたのは、壁戦士ではなく俺やキリトと同じコートにに身を包んだ男性プレイヤーだったが、会話も必要最低限しか話さない。ただ、顔を右額から斜めに走る刀傷のような裂傷が異質だった
【Seifer から1vs1デュエルを申し込まれました。受諾しますか? YES/NO】
 俺は、決着モードを初撃決着モードを選択しYESボタンを押した。
そして、カウントが0になると同時に俺たちは駆け出した。
 
  
 

 
後書き
 オリジナルキャラクター 
 
 サイファー:攻略戦に参加していた片手直剣を装備した回避型プレイヤー。独特な剣の構え方をする
名前はそっくり某終わりの幻想のキャラクター。喋り方も同作品のキャラクター 
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