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原作(オリジナル)の主人公、略してオリ主

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第04話?なの(読まなくても大丈夫な回)

 
前書き
 
もはや説明回ですらない・・・
 

 
 

藤原高貴の独白  No.01


 どうしてこうなった?

――確かに御神流にはちょっと憧れていた。でもそれはあくまで、「ちょっと」なんですよ。
赤兄貴の中華剣二刀もかっこいいけどやっぱり日本人なら刀!それも小太刀二刀流なんて最高にクールだぜぃ、なんてミーハーな気持ちに過ぎなかった。
だから、「遠く」から高町士郎や高町恭也の小太刀を「視る」ことで、一流の担い手にはなれずとも二流の使い手にはなれる、そんな便利なエミヤの力を得た。・・・そのはず、だったのに。

「コウくんは御神流に適正がありそうだね。」
あの日、なのはからその言葉を聞いた時、最高に嫌な予感がした。だから俺は全力全開で御神流への関心を閉ざした。・・・・そのはず、だったのに。


 何故か今、俺は先日退院したばかりなはずの士郎さんに高町家の道場で扱かれている。
初日から素振り2000回って、こんなの絶対おかしいよ。子供が竹刀を1000回振れるようになるまで普通は年単位で時間がかかるよ?
何もかも「コウくんも気(魔力)が使えるの!」なんて暴露してくださったなのはのせいですよ。本当にどうしてこうなった?!

そしてなのは!掛かり稽古は1分が限度だ!!
マジで死ぬほど怖いんで瞬動まで使った全力全壊な打突も止めてくれませんかねえ・・?こう見えても藤原さんは初日なんですわ?お?
hai!!ごめんなさい調子に乗りました!でももう、見えてはいても、藤原さんの体が追いつけなくなりそうなんですよ!!
え、「おはなしをきかせて」?これは、嘘を付いていたのがバレてたんでせうか・・・?
あっ、あっ、あっ、それよりもう限界です早く交替してくだs 「み"ょんっ!!!」




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なのはの転生者メモ  No.01

【名前】
 藤原 高貴(フジワラ コウキ)

【あだ名】
 コウくん

【家族】
 一人なんだって。。。

【関係】
 お友達なの。

【彼について】
 コウくんが天涯孤独になった理由は、容姿が日本人にありえないと生まれてすぐに捨てられたかららしいの。
 それは名前の由来に直結してもいて、「人と違った容姿にコンプレックスを持たず、寧ろそれが備える気品を誇りとして欲しい」と園長さんが付けてくれたんだって。
 コウくんとおんなじ虹彩異色だったアレクサンドロス大王を意識したのかも知れないの。とにかく、理由を聞いて凄く良い名前だと思いを改めたの。
 そんなシビアな過去を持ちながら、コウくんが高いモラルを保持しているのは、やっぱり前世の経験や知識を持った転生者だってことが大きいみたい。
 前世ではかなり良識的な人物だったのかな。あと、コウくんはなのはと違って、ほぼ完全な前世の記憶があるみたいなの。
 でも、なのはとコウくんのどちらが特殊事例なのかは三人目、四人目の転生者と比較しなければ結論できないの。

【転生特典】
1. 無限の剣製
2. 最強の眼
3. 綺麗な容姿(推定なの)

【転生特典考察1 戦闘能力】
 本来の『剣製』の主である英霊エミヤも『眼』に近い千里眼スキルを持っていたし、英霊と人間では身体能力が違いすぎるから、コウくんが正攻法でエミヤの戦闘能力を超えるのはかなり難しそうなの。
 他の転生者と戦うことを想定すると、力不足の感が否めないの。魔法で底上げする方法を考えておかないと。

【転生特典考察2 秘匿の必要性】
 明らかに『剣製』は強化と解析以外は滅多なことでは使えないの。機密性を保ちつつ投影の熟練度を上げられる環境が必要だよね。
 『眼』は常時発動しているから眼帯でもするしかないの。そんなことするとかえって目立つだけなの。
 そもそもこの能力は神速に似ている――常識の範囲内にギリギリ引っ掛かりそうな――ものだからそこまでやっきになって隠すことでもないと思うの。
 もちろん自分から人並外れた視力の高さを言い触らすなんて論外なの。

【転生特典考察3 今後の方向性】
 能力的には御神流にも高い適正がありそうなの。
 コウくんは好きだった能力を選んだだけって言ってたけど、やっぱり御神流を意識してたように見えるのはなのはの考えすぎなのかなあ?
 もう少し、おはなしする必要があるかもしれないの。
 
【転生特典考察 補足】
 3つ目の特典に容姿を挙げた理由は、コウくんのオッドアイが『眼』のウロボロスを上書き(隠蔽)した可能性があるから。
 でもこのことはコウくんの過去を考えると聞けなかったの。。。


 
 

 
後書き
 

藤原君が3つ目の転生特典に外見の美化を選んだのは事実です。また、そのおかげで左目にウロボロスが浮かぶ恐怖の赤ん坊にならずに済んだのも確かです。
しかし、銀髪オッドアイになったのはやっぱり想定外でした。勿論その後の遺棄→児童養護施設という流れも想定外です。
それでも親を恨まず「無事に保護されるよう遺棄された」ことに思い至れるあたりは非常にポジティブかつ理性的です。

公園でなのはさんに声をかけたのも近しい境遇の持ち主に対する同情心が先行してました。
多少スケベ心があったのは否めませんがw 美少女の幼馴染は男の夢ですからしてwww
でも積極的に原作へ絡むつもりでなかったのは本当です。
賢い藤原君は自分に私立の学校なんて無理だと理解してますから、この時期のなのはに関わっても小中学校の9年間で自然消滅するだろうという冷めた認識で接触してました。マセガキってレベルじゃねーぞ。
(それに彼の場合、能力からして明らかに原作度外視のロマン構成ですし。 バリバリ空戦してるリリなの世界で空を飛べない無限の剣製って、実に勇者仕様ですお*1。 エミヤの投影では飛行魔法の補助をするデバイスも作れませんし。 それでも英霊エミヤの弓技があれば飛行してる魔導師なんて良い的なんでしょうが、宝具だけ持っていても、ねえ? 無限の剣製がテンプレート的チートと言えるのってルールブレイカーで解呪無双できるネギま!とかなんじゃないでしょうか。)

まあ結局のところ、子猫(なのはちゃん)だと思って拾い上げたら子トラ(なのはさん)だったというオチだったわけなんですが。
トラの赤ちゃんって半端無く可愛いんですよねえ・・・騙されるのも仕方がないNE!


*1 タラリアみたいな宝具を投影すれば飛べるんですっけ? ・・・飛べるならFate/stay nightでバーサーカーとか聖杯の泥から逃げられたとか思ってるんですが。
  どちらにせよ、この作品では飛べないんだということにしておいてください。適当ですみません。


【言い訳】
今話の内容を本当はきちんとストーリー形式で書ければ良かったのですが、拙の打鍵速度でそんなことをしているといつまでも原作へ進めないな、と。
そんなこんなでこういった不恰好な形をとることになってしまいました。すみません。
次話から(筆者の脳内における)第二章へ突入する予定ですが、ストックなんか作らずに投稿している自転車操業なので連日更新は多分無理です。


 
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