| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

骸龍転生物語~ オストガロアに転生した人間の物語~

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

3章 旧砂漠の流星さん
  10話 砂と太陽と骸龍

 
前書き
ニ「クリスマスですね!イエス・キリストの生誕!盛大に祝いましょう!」
流「今日は、シャンパン持って来たぜ!」つシャンパン
ニ「お!流石流星君!じゃあ、乾杯!」
流「乾杯!」
ニ「それでは、どうぞ!」 

 
流「暑ちぃ!まさか、旧砂漠に出るなんて!」

俺は、額に浮かぶ汗を拭い、歩き続ける。場所は旧砂漠の中で一番広い、エリア7。まだ大型モンスターには遭遇して無いが、ゲネポスとガレオスに遭遇した。どれも一応退治したが、また襲って来るかもしれない。

流「やっぱ暑い!まぁ仕方が無いか!火耐性も上げたいし!」

オストガロアの弱点は、火と龍。今回の旅には、その属性を使うモンスターと遭遇するかもしれないので、その弱点をカバーするために耐性を上げようと考えたのだ。

流「まずは、火耐性だな…。どう上げようか…。」

そうぼやきながら、エリア10に入った時、何かを感じた。気配がするのだ。辺りを見渡しても、何もいない。空にも太陽が浮かんでいるだけで、何もいない。そうなると、考えられるのはただ一つ。

流「地面の中か!!」

地面が揺れる。慌てて俺は後ろへ飛び退く。その瞬間俺がいた場所を2本の太い棒が貫いた。いや。棒なんかではなく、角だ。角を先頭に、翼が、尻尾が地面から飛び出る。俺はそのモンスターをよく知っていた。

流「ディアブロスか!?」
ディアブロス「キャォォォォォォッッッッッ!!!!!!!!」

その巨体には似合わない、甲高い咆哮が響く。それには堪らず耳を塞いでしまう。

ディアブロス「キャオオッッッ!!!」

ディアブロスはそれをチャンスと見たのか、突進してきた。速度こそは速いが、直線にしか走れない。俺は横に飛び退き、過ぎたディアブロスの後を追う。ディアブロスは急には止まれず、止まるのには距離がいる。その上、止まった後には、隙ができる。

流「ていやぁっ!!」

俺は爪を使い、ハンマーのような尻尾に斬撃を与える。

流「1.2.3.4.5発!」

合計、5発をディアブロスの尻尾に攻撃し、距離を取る。

ディアブロス「ウギャァァァッ!!!???」

これにはディアブロスも無傷では済まない。ディアブロスは身体を大きく仰け反らせる。

流「よっしゃぁ!!張り切って行くぜ!」

次は、角を踏み台にして、高く跳ぶ。そして、身体を大きく捻らせ、遠心力を乗せた攻撃をディアブロスの背中に与える。攻撃を終え、地面に着地すると今度は脚に攻撃を与え、白い腕をディアブロスの鮮血が紅く染める。

ディアブロス「キャァァァァァァッッッッッ!!!!!!」

口から黒い煙を吐くディアブロスは、もう許さないと言わんばかりの咆哮を響かせる。俺は耳を塞いだが、直ぐに立ち直り、また斬撃を与える。

ディアブロス「グァァァァァッッ……」

ディアブロスは、巨体は大きな音を出し、力尽きた。俺はディアブロスの角を根元からへし折り、腕に付ける。これにより、引っ掻くだけの攻撃方法に、突くという新たなモーションが増えるだろう。

流「ありがとう。」

俺はディアブロスの亡骸にそう言い残すとまた歩き出した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
古龍観測所 旧砂漠担当
孤島でハンター4人を退けたオストガロアが旧砂漠に現れた。至急ハンターを頼む。
ギルド
了解。受注条件をG3許可証に上げる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
依頼 旧砂漠の骸龍
受注金 2000z
報酬金 60000z
受注条件 G3許可証
四人組でいる事
依頼人 ギルド
孤島で暴れていたオストガロアがついに
旧砂漠にまで現れた。条件を満たしている
ハンターは準備が出来次第、受注してくれ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧