骸龍転生物語~ オストガロアに転生した人間の物語~
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7話 骸龍は考える。
前書き
二「こんにちは!ニコ厨高校生です!今日は暇だったので、4話投稿してみました!明日からは平常運転で行きますので、これからもどうぞよろしくお願いします!」
流「暇なのは部活には入っていない、仲のいい友達がいないからだろ?」
二「私にも友達はいますよ!?200人くらい!」
流「ゲームの中のな。」
二「あうぅっ……(´・_・`)」
夜。俺はエリア5の巨大な洞穴の中にいた。適当な草や木を集めてきて、それにリオレウスとリオレイアから獲った火炎袋で火を付ける。灯りがしっかり得られていて居心地のいいスペースが出来ている。ちなみに今は擬人化している。
いくら洞穴が大きくても元の状態では窮屈だからだ。
流「にしても、もうギルドに俺の事は知れ渡っている筈だ。」
リオレイアとリオレウスを狩った時、孤島の上空には気球があった。多分、古龍観測所の、気球だろう。俺はもう対策をしている。まずはエリア2から来るための小さな道。アソコには、大きな岩を配置し、来れないようにしている。次にエリア6から来る所には岩は配置していない。その代わり、落とし穴を作っている。合計数十程度作り、その上10mくらい深く掘り、一度はまったら簡単に出られないようにしている。
流「問題無いと思うが…。」
俺は昼の事を思い出す。リオレイアを狩った時の罪悪感。あれは何なのだろうか。俺は、
転生して良かったのだろうか。
俺は生きるために転生した筈だ。今まで俺は数多の命をバネに生きてきた筈だ。それはすべての生物に共通している事だ。
流「なんで今頃そんな事を考えているんだ!?俺!!転生する前からそうだっただろうが!!なのに…なんで…なんだ…。」
俺は昼の戦闘で疲れてしまったのか、眠ってしまった。
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流「ここは…?」
俺は感づいた。ここは夢の世界なんだと。
???「迷っているようじゃの…。」
流「あんたは…。」
そこにいる人物には見覚えがあった。俺をモンスターハンターの世界に転生させてくれた、張本人。神。
神「せっかくだから、助言しようと思ったのじゃ…。」
流「助言…?」
神「生き物はの、いろんな物の助けを貰って生きているのじゃ。それは、食べる生き物、家族、仲間、ほかにも沢山おる。それは定められた運命なのじゃ。例えば、草を虫が食べる。その虫を蛙が食べる。その蛙を蛇が食べる。その蛇を鳥が食べる。その鳥はやがて死に絶え土に還り、土の栄養で草が生える。このように命は巡っているのじゃ。今更くよくよするでない。お主らは自然の一部なのじゃ。お主も、お主が倒した竜のツガイも。竜の亡骸は土に帰る筈じゃ。
分かったかの?」
流「あぁ、分かった!」
神「分かったなら、もう目を覚ますがよい!お主がいる島に人間が降り立ったぞ!」
古龍がいる所にくる人間は決まっている。ハンターだ。俺を狩りに来たのだろう。
流「ありがとう!これからもよろしくな!」
神「気をつけるがよいぞ!」
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流「来るか…。」
目が覚めた俺は、先程作ったマントを着て、洞穴を出る。エリアの隅から来る四人組の姿が見える。
流「まさか、岩を乗り越えて来たのか?!?」
その頑張りを評価しよう。しかし、負けられない。四人組の姿がはっきり見えてきた。
ハンター1「なに!?人間!?オストガロアはどこだ!?」
ハンター2「ここへの出入りは制限されている筈だ!」
ハンター3「お前は誰だ!」
ハンター4「どっか行け!」
流「俺がお前らの探しているオストガロアだ!!」
「「「「何ぃっ!!!???」」」」
流「手加減しないぞ!かかってこい!」
続く
後書き
ついにハンターと戦いますよ!頑張れ!流星君!
次回![地の下に眠る骸 ~1~]
お楽しみに!
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