ガンダムビルドファイターズ ~try hope~ 外伝
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敗者の剣(つるぎ) 前編
「とりあえず、ヒロヤ君のガンプラはケルサスガンダムエクシードの面影を残しつつ製作。そしてクリアーパーツの増設。更に剣もリトリビュと同じ高周波ブレードシステムにしよっか」
「まあそうね。カラーリングとかどうする? 」
「んー。いつも黒いのばっか使ってるけど、これは皆の思いを乗せて作るし、あえて在り来たりな色にしよう」
「へー。けど、トウイが持ってるそのパーツは何? 」
トウイの右手には、クロス状に折り畳まれている白いアームがあった。
「あー。これは次の大会用に製作してたやつ。まあ相手が相手だし、ここで使うことにするけどね」
「それって一体どんな性能なの? 」
「まあそれは、完成してから説明するよ。今は一刻も早く製作しよう」
「ん………」
いちば模型店の専用スペースで話し合い、トウイ、シノ、モチヅキで製作を開始した。他のメンバーはユウとヨシナのガンプラを製作していた。ちなみに特訓班はというと…………。
「くそっ! 」
攻撃をかわすため大きくバックステップをするも、爆風の衝撃で体勢を崩しながらぶっ飛ぶ。
そのまま空中で宙返りをし、左手で地面に着地する。
「「まだまだいくぞ(ッスよ)!! 」」
ネオ・ジオングとサイコガンダムMk-Ⅱが有線式大型ファンネル・ビット、肩部大型メガ粒子砲、大口径ハイメガ粒子砲。メガ粒子砲、腹部拡散メガ粒子砲、頭部メガ粒子砲、指部ビーム砲で一斉にガンダムエクシアホープに攻撃してきた。
「このっ!…………って無理だろ! 」
グラディウスとルミノックスを失っている今、その代わりにGNソードVを二刀使用している。それでメガ粒子砲を弾こうとするも、よく考えたら素組ということに気づいてすぐに回避行動に切り替える。
「てええぇぇぇぇりゃあああぁぁぁぁっ!!! 」
ユウはアストレイレッドフレーム改でノーベルガンダム、ZZガンダム、ガンダムAGE-1レイザーを相手に戦っていた。
「ふんっ! 」
ヨシナはガンダムAGE-1ソーディアで、ウイングガンダムゼロ、ゴッドガンダム、デスティニーガンダム、Rx-78ガンダムを相手にしていた。
今日の特訓は、まず個人の戦闘能力の強化。それぞれ一対多で戦い、フレユールガンダムの戦いを想定する。
「よそ見をしてる場合じゃないぞ? 」
スラッシュエッジⅡと、左腕をデスペレイションに変えたアンリミデットストライクが、左腕のABCマントを開放してスラッシュエッジⅡを頭上に掲げた。
「お前それはないだろ!? 」
「いいから打破してみせろ! 」
アンリミデットストライクはスラッシュエッジⅡを超高速で攻撃してきた。初撃を何とか防ぐも、二撃目でガンダムエクシアホープを真っ二つに切断された。
「イチノセ!いくらなんでもそれは無理だろ! 」
「いいから黙って何とかしてみろ!トウイにも『あ、デスペレイションの左腕使ってしごいちゃって(笑)』って言われたんだよ! 」
「アイツ後で殺す!てか素組のGNソードVで何とかできる代物じゃないだろ!? 」
「いつもみたいに粒子でも纏わせてみろよ! 」
「出来たらやってるわ! 」
「つべこべ言わずやれ! 」
「あの~。二人共その辺にしといた方がいいッスよ…」
「たくっ……」
シライが何か言ってたような気がするがイチノセとの口論で聞こえず、ニシヤマも呆れ果てていた。
ーーー--
「今日はここまでにしよう。イチヨウさんがしばらくの間閉店をして場所を貸し出してくれるが、皆はこの後どうするのだ?イガラシとヒナタは私の所に来るらしいが」
時刻にして午後八時。俺達宮城県に住んでいる奴はいいが、県外から来ている皆はどうする気なのだろう?
「俺とシライはキハラん所で厄介になる」
「よろしくお願いします。ニシヤマ、シライ」
「とりあえず俺はトウイのところで世話になる。いいよな? 」
「あいよー」
「私も……」
「駄目。女の子は女の子の所に言ってください。僕が困るんでお願いします」
「わかった……」
「じゃあ僕とミサキちゃんはシノん家!カオリはアカネん家でいい!? 」
「「「異議無し(です)」」」
というわけでそれぞれの家に泊まる事になり、その日はそれで解散になった。
後日。朝七時という早い時間に集まり、今日もガンプラ製作と特訓を開始する。
「はあああぁぁぁぁぁぁっ! 」
「おおおおぉぉぉぉぉぉっ! 」
アンリミデットストライクのスラッシュエッジⅡとGNソードV二刀が激突する。
しかしスラッシュエッジⅡの勢いに耐えきれず吹き飛ばされ、そこをネオ・ジオングとサイコガンダムが一斉砲撃をしてきた。
「こっ…のっ! 」
GNソードVを一刀地面に突き刺し、吹き飛ばされた勢いを殺す。GNソードVを軸に機体を翻して上空へと飛んで回避する。
「まだまだ! 」
「手加減しないッスよ! 」
着地すると同時にネオ・ジオングとサイコガンダムは全身の武装を連続で放ってきた。
俺はメガ粒子砲の雨の中をGNソードVで直撃を避けて回避し、アンリミデットストライクまで距離を詰める。
「回避技術は向上してきたみたいだが、それだけじゃ勝てないぞ! 」
アンリミデットストライクは、またスラッシュエッジⅡを水平に斬り払ってきたが、GNソードV二刀で防ぐも大きく弾かれ、二撃目で真っ二つにされる。
「おいおい………これで何十回目だ?もうちょい粘れ」
「ならせめて素組じゃないまともな武器を使わせてくれ。お前の攻撃は初撃を防ぐので精一杯なんだよこっちは」
「たくっ。だらしない奴だ。武器のせいにすんなよ」
「いや明らかに武器の差だろうが」
「トウイはお前と同じ武器で結構俺の攻撃を防いでたぞ? 」
「あれエクカリバーVだからな?見た目は同じだが全く違うからな? 」
「いいから黙ってやれ。ほれ、もう一回やる………いや。おいサオトメ。お前午後は別メニューな」
「はっ? 」
ーーー--
「んで、なんで俺はこんな所にいるんだ? 」
「まあトウイもユウキもヨシナさんも了承したんだし仕方ないと思うよ?それじゃやろっか! 」
そう言うと、ユウは剣道場の鍵を開けて中に入る。そう。俺は今ユウと一緒に剣道場にいるのだ。なぜそうなったかというと、遡ること三十分前───────
「トウイ。実はサオトメが…………」
午前の特訓が終わり昼飯を食べていると、イチヨウがトウイにゴニョゴニョと何かを言っていた。
「ふむふむ……あー。それは確かにあれだな~。よし、じゃあ別メニューにしよっか」
「なあ。お前達は俺に何をさせようとしているんだ? 」
「それはね…………ミヤモトさん。ちょっといい? 」
「ん?何? 」
「午後はガンプラバトルじゃなくて、ヒロヤ君と剣道してきてくれない? 」
「はぁっ!? 」
「僕は別にいいけどなんで? 」
「えーとね。ゴニョゴニョ……」
「あーそう言うことなんだね。いいよ!やろう! 」
と、そんな感じで決まり、剣道場に連れ出された訳だ。
「ヒロヤは剣道とかやったことある? 」
「ない」
独学で剣をやっていたことはあるが、剣道は全くもってやったことない。
「そっか。まあ簡単なルールくらいは知ってるよね? 」
「頭と胴と籠手に当てたら勝ちぐらいは知ってる」
「なら大丈夫!ヒロヤは二刀流だったはずだから、竹刀は二刀ね! 」
ユウから竹刀を二刀渡されたので、それを受け取り早速素振りをしてみる。
「思ったより重くはないな。むしろちょうどいいぐらいか」
「ヒロヤは鍛えてたりしてたの? 」
「暇人だったんでね。剣以外も、武術を独学でやっていた」
「へー。じゃあ準備も出来たことだし始めよっか」
そう言うと、お互い試合場に立って竹刀を構える。
「ん?てかユウ。お前は一刀だけなのか? 」
ユウの手元をよく見てみると、竹刀が一刀だけしかないこと気づいた。確かユウも二刀流だったはずだが。
「まあ本来僕は二刀流だけど大丈夫!僕は竹刀一刀だけで充分だよ」
それだけ言うと、ユウは竹刀を構える。それにつられて俺も竹刀を二刀構える。
「それじゃあ………いくよ! 」
「おう! 」
ーーー--
「ヒロヤ君、今頃ボコボコにされてるかな~」
「されてると思う……」
「てかメンバーの二人が抜けたら、俺達これからどうすりゃあいいんだ? 」
「ガンプラを製作してるしかありませんね。だから昼寝しようとしないでくださいサカキさん」
「ちっ!バレたか! 」
「せやけど、さすがにこの人数やと作業スピードもほんま上がるわ」
ヒロヤとミヤモトさんが剣道場に行った後、ヨシナさん一人にあの人数を相手させるのも何なので、せっかくだから皆でガンプラを製作することになった。
製作を再開させて一時間。よく考えたら、飲み物も何も持っていかないで行った事に気づく。
「よし、シノさん。ちょっとヒロヤ君とミヤモトさんの所に行ってきて」
「へっ?なんで私が?てか久しぶりの読心術ね」
「はい飲み物とあまりのおにぎりと薬箱」
有無を言わせないかのように、いちば模型店の袋に薬箱と飲み物とおにぎりを入れて渡してきた。
「ところでなんで薬箱? 」
「行けばわかると思うよ。あ、すぐには戻ってこなくて大丈夫だから」
そのまま放り出されるかのようにいちば模型店から追い出され、仕方なくヒロヤ達がいる剣道場へと向かう。
「……失礼するわよ」
扉を開けて中に入ると、ちょうどヒロヤが飛び出しだしてきた。いや、正確に吹っ飛んできた。
「痛って~~! 」
「さあ次々!………てあれ?どうしたのシノ? 」
ーーー--
「た、助かった……ありがとなシノ。……って痛っ! 」
「薬箱はこういう意味だったのね。ほら動かない」
「いやー、飲み物とおにぎりまでありがとうねシノ! 」
「はいはい」
ユウと試合を開始し、今に到るまで一本も取れずにボコボコにされていた。途中で防具を付けていない事に気づき、その事をユウに言うと『防具無しでやってって言われたから大丈夫だよ! 』……と言い返された。ちなみにそう言ったのはもちろんトウイだ。
「にしても防具無しなんて一体何を考えてんだアイツ………てかこれガンプラ小説だよな?なんで俺は今剣道をやってるんだ? 」
「僕がトウイから聞いた時は、『剣術と精神を実践形式で鍛えて欲しい』って言われたけど? 」
「剣術はともかく何で精神なの? 」
「そこは聞いてないから僕にもわからないよ」
「まあ何にせよ、まずはユウから一本取るまでやるけどな」
シノから手当てが終わり、竹刀を二刀持って試合場に戻る。
「よーし!じゃあ再開しよっか! 」
ユウもおにぎりを食べ終え、竹刀を一刀持って試合場に戻り、すぐに試合を再開させた。
「けど、精神って一体………どういうことなのかしら? 」
ーーー--
「ぐっ! 」
「胴!籠手!面! 」
鞭のように振るわれる竹刀を二刀で防ぐので精一杯で、反撃する隙がない。伊達に中学三年間全国優勝しているだけはある。
「やああぁぁぁぁぁぁっ! 」
「痛ってっ! 」
頭部に思い切り竹刀を叩き込まれ、竹刀を落として頭を押さえる。
「はい次! 」
「くっそ……やっぱり勝てないな…」
落とした竹刀を掴み取り、もう一度立ち上がって構える。
「こりゃ一本も取れないのか? 」
「…………なるほど、ね! 」
ユウは再度竹刀を正確に頭と胴、腕に向けて振るう。俺は頭と胴を竹刀で何とか防ぐも、左腕への攻撃を受けてしまい竹刀をまた落とす。
「さあもう一回!ヒロヤが一本取れるまで休憩も無いし、終わることもないからね! 」
「スパルタ過ぎるだろそれ!? 」
そう言いつつも竹刀を拾いもう一度構える。構えてすぐに、ユウに攻撃するも全て受けきられ、反撃に腹に竹刀が突き出された。
「ぐっ……! 」
当たる直前にバックステップを踏んで衝撃を和らげようとするも、ユウの突き出しの方が速く、見事に腹に当たって吹っ飛ばされた。
「がっ! 」
背中を壁に思いっきり激突し軽く呼吸が苦しくなり咳をこむ。
「ゲホッ!ゲホッ! 」
「ヒロヤ。今の君は自分の弱さを受け入れるというよりも、諦めてただ逃げているように感じるよ。それはエイジに負けて、皆を守れなかった責任感からなのかはわからないけどね。けど、今のヒロヤは前みたいな強さを持っていない」
「くっ………うるせえっ! 」
すぐに起き上がってユウに竹刀を振るうも、軽々と竹刀で防がれた。
「だいたい!お前だって負けた後凹んでたんだろ!?連絡とか寄越さなかっただろうが! 」
「違うよ……。連絡をしなかったのは悪いとは思ってる。けど、それは修行をしていたからだよ」
ユウは受けていた俺の竹刀を上に大きく弾くと、その竹刀はユウの左手の中に収まった。
「さあ、ヒロヤももう一刀持って構えて。今から僕が、本当の強さを思い出させてあげる」
「…………シノ。もう一刀持ってきてくれ」
「あ…………はい」
シノからもう一刀竹刀を受け取り、ユウと対峙する。すると、ユウは構えを解いて両手を下ろした。
「あれって確か、ボクシングとかの構えじゃ……」
「さあ。いつでもかかっていいよ」
「なら……いくぞ! 」
二刀の竹刀を構えて、ユウとの距離を詰める。そして左手の竹刀で脇腹目掛けて竹刀を振るう。しかし攻撃は当たらず、気づくと側頭部に痛みが走っており、倒れてユウを見上げていた。
「双天流零の型………。別名、無の構え。この型は他の型を出来ない代わりに、その剣筋は通常の三倍の速さを誇る。その難しさゆえに、会得出来る人は一握りだけ」
「それってもはや、防げるレベルじゃないわよね……」
「僕はこれを会得するために、お父さんに修行をつけてもらってたんだよ。期間にして二週間以上。あまりにも大変で、挫けそうになったけど、それでも諦めずにやりとげたんだよ。自分自身の弱さを受け止め、それを克服するために」
「……………」
俺は頭を押さえて立ち上がり、黙ってユウの話を聞いた。
「ヒロヤ。君だって克服出来るはずだよ。だって、ニールセン・ラボの時にあんなにやられていたのに、嫌々言いながらも何度でも立ち向かってきたんだから。大事なのは自分に打ち克つことだよ。弱さ、畏れ、コンプレックス………それらも自分自身で、その全てを真っ正面から受け止めるんだよ。それが、自分自身に克つことなんだよ」
「…………たくっ。今回俺、やけに悟されるな」
あまりのことで呆れ、足元にある竹刀を拾って構える。
「ヒロヤ? 」
「もう大丈夫だ。心配かけたなシノ、それにユウも。仕切り直しといこうぜ」
「………いいよ!やろう! 」
ーーー--
「………遅いな」
「たくっ。アイツらいつまでやってやがんだ? 」
「まあしょうがないですよコムカイ君」
「そうそう。なんせほぼ精神修行みたいなもんだからね」
だけど、時間は既に八時前。いくらなんでも遅すぎる。いったい何をやっているんだろ?
ガンプラを製作しながらそう思っていると、いちば模型店の入り口が開いた。
「今戻った………」
「ただいまー! 」
そこには相変わらず元気のミヤモトさんとシノさん。そしてシノさんの肩を借りて傷だらけのヒロヤ君が戻ってきていた。
「おーおー。ボロボロだな」
「鍛練が足りんな」
「だらしないですわ」
「よく頑張った。お疲れだサオトメ君」
「アッハッハッハ!ザマァねえな! 」
「お前ら一言ぐらい労いの言葉はないのか?あ、ヨシナだけは言ったか……」
皆から言いたい放題言われ、疲労のせいか特に言い返すことをせずに作業机でうつ伏せになった。
「にしても疲れ果ててるね~」
「ミヤモトさんから一本取るのにここまで時間がかかったのよ。しかも何回か気を失うこともあったわ」
「えへへ……ごめんね」
「アハハハハ。それにしても、ようやく理解したかい? 」
「……おかげさまでな。けど悪い。今はとにかく休ませてくれ」
すると、ヒロヤ君は糸が切れたかのように眠りについてしまった。
「……寝たわね」
「無駄に気負っていたからね。急に重荷が無くなって力が抜けたんでしょ」
「本当になんでもかんでも自分のせいにするからね」
「全くだよ」
ーーー--
「………ん?あれ?俺いつの間に寝てたんだ? 」
ふと目が覚めると、そこには見たことのない天井が映った。どこだろうと思い体を起こして周りを見渡すと、どこかで見たことのある部屋だとすぐに気づいた。
「あれ?ここって確か………」
「あ?起きたのねヒロヤ」
………夢か。なんて質の悪い夢だ。目が覚めたら知り合いの女の家で寝泊まりしてるなんて、夢にしては最悪だ。
俺はすぐに体を横にしてもう一度目を閉じる。
「ちょっ!?なんで二度寝をしようとしてるのよ?いいから起きなさい! 」
しかし女はしつこく体を揺らしながら大きな声で眠りを妨げてきた。ふぅ……現実逃避もここまでにして、いい加減起きるか。
「やっと起きたわね……おはようヒロヤ」
「……ああ。おはようシノ…」
ーーー--
「いっただっきーす! 」
「いただきます…」
「「いただきます」」
「どうぞ」
上からユウ、モチヅキ、リンヤと俺がいただきますをしてシノの作った料理を食べ始める。
「ヒロヤさんがいてくれて助かります。男一人だと居ずらくて…」
「気持ちはわからん訳じゃない。俺だって、目が覚めたらいきなり知らない部屋で寝ていて驚いたよ」
「その事は説明した方がいいかしら? 」
「頼む」
「じゃあ説明するわ。昨日ヒロヤが糸が切れたように寝たはいいものを、そのまま全く起きないからどうするか話をした結果、いちば模型店から一番近い私の家に寝泊まりさせることになったのよ」
「いきなりヒロヤさんが連れ込まれた時はビックリしましたよ」
「あー……迷惑かけたな。悪い」
「気にしなくていいわよ」
「シノー!おかわりー! 」
「ユウ…よく噛んで食べた方がいい…」
食べ始めてすぐにおかわりを要求するユウにモチヅキが注意をするも、聞いてないのか、結果的にご飯を四杯おかわりしたのであった。
にしても人生でこんだけハプニングが重なると、さすがに順応性が高くなってきたな~。
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