戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第三十七話 河合中佐!ラジコンは芸術!!その一
戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第三十七話 河合中佐!ラジコンは芸術!!
尚智と尚武はクラスで車雑誌を読んでいた、二人も車にはそこそこ興味があるのだ。
「車な」
「やっぱり将来は必要だな」
「一台位ないとな」
「何かと不便だぜ」
「別に俺達カーマニアじゃないけれどな」
「それでもな」
現実として、というのだ。
「車必要だからな」
「何がいいかだな」
「どんな車に乗るべきか」
「それが重要なんだよ」
「とはいっても俺達もう車乗ってるけれどな」
「ハングオンな」
ジャスティスカイザーとしてだ。
「十七歳だから免許ねえけれどな」
「堂々と無免許運転してるぜ」
「お巡りさんに免許見せろって言われたら終わりだぜ」
「ヒーローとしてな」
今明かされる衝撃の事実である。
「このこと幸い誰も気付いてないけれどな」
「あとヘリの免許も持ってないからな」
「チョップリッターも操縦出来ないからな」
「法律的にはな」
「作品の中でこのこと気付いてるの悪田部さんと俺達だけだが」
「突っ込んじゃいけない話だぜ」
ヒーローものではよくある話だ。
「潜水艦の免許もないしな」
「っていうか潜水艦動かすのに免許いったか?」
尚武は兄にこのことを尋ねた。
「海自さんそこはどうなんだ?」
「乗るには適性検査あるらしいぜ」
「潜水艦に乗れるかどうかか」
「ああ、あと船舶免許を習得出来るらしいな」
海自の中でだ。
「幹部候補生学校とかで只で取れるみたいだぜ」
「じゃあそれでヨットとかは乗れる様になるんだな」
「そうだよ、けれど潜水艦はな」
こちらの艦艇になるとだ。
「どうだろうな」
「資格とか必要ないのか?」
「そもそも普通は乗らないだろ、潜水艦」
「まあそうだな」
海上自衛隊でも乗られる人は限られている程だ。給与は特別手当がつくが潜水艦の環境を嫌う人もいるらしい。
「俺達は別にしてな」
「だろ?だからな」
「潜水艦に乗る資格はか」
「どうだろうな」
「いらないか」
「そうじゃないのか?」
海上自衛隊の方でご存知の方は一報を。
「まあとにかくな」
「俺達無免許で車もヘリも動かしてるんだよな」
「しかも何百キロも出してな」
「ガキ共に中指立てつつ動かしてるぜ」
子供達の悪役に対する様な熱い声援を受けた時にだ。
「だからいざ免許取るとなってもな」
「技能も知識も問題ないぜ」
「すぐに取れるな」
「車買う金もあるしな」
ジャスティスカイザーのバイト料とボーナスがあるからだ。後はギャンブルのイカサマとアフィリエイトで稼いだ金もある。
「問題はどの車買うか」
「それが問題だな」
「さて、何の車買う?」
「一体な」
こう話すのだった、そしてだった。
尚智は雑誌の中のある車を見てだ、尚武に言った。
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