幸運E-のIS学園生活
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変態でもまともな人もいる!!凄い希少価値だ!!!&変態集団はマジキチばかり
「衛宮っ、お前の客だ」
「客?」
「バスの外にいる、会ってこい」
何だろう、漸く臨海学校も終わって帰れると思ったら俺に客?あっもしかして………。なんとそこにはスーツに身を包んだオシャレ度全開で、胸元を少し開けている金髪の女性がいる。この人って確か。
「君がそうなんだ。へぇ。じゃあ君が衛宮 心君ね」
「そうですが、一体何の御用でしょうか銀の福音の操縦者さん?」
「あら知ってたのね?」
「そりゃ勿論、撃墜した相手の顔ぐらい覚えてますよ」
実際は原作知識ですサーセン。まあ実際銀の福音の操縦者ってので十分なインパクトあったし普通に記憶してましたけどね。結構行動も大胆だったしね、っというかちょっと待て、今更だけどいっちーの二次移行イベント打ち消してもうた!!あかんやん!如何するんだよ!?雪羅どうなるんだよ?!あれ一応重要だろたぶん!
「一応言っておくけど私はナターシャ・ファイルス。『銀の福音』の操縦者よ。今日はちょっと君に言いたい事があってね」
「言いたい事?福音を傷物にしたから責任を取ってもらうわよ!的なあれですか?」
「違う違う、あれは流石にしょうがないでしょ?お礼を言いに来たのよ」
「ああ、別にいいですよ。俺はあれはやばいと思って行動したまでですからね」
実際あのまま放置してたら色々とアカン事になってただろうし。ライダーは対軍宝具は普通に保有してるし一対多の戦いだって有利だろうしこの世界の軍隊じゃどうにもならないだろう。まあ時間切れで停止するだろうけどさ。
「だからこそよ、思って行動したからといって自分が大怪我するかもしれないという可能性を差し引いても必死に戦ってくれた貴方に本当に感謝してるわ。ありがとうね衛宮君。私にとって貴方は正義の味方よ」
「英雄か……悪くない響きですね」
「それに、銀の福音は本来凍結される筈だったのに貴方は政府に交渉してくれたんでしょ?もう無問題だって」
「ええ一応、もう発生したバグは完全に払拭しましたからね。問題ないはずです」
クラスカードが福音を乗っ取らなきゃな、でも一度ライダーという存在と融合したISが他のクラスカードの拠り所として選ばれる事はまず無いだろう。やられてる訳だしな。
「それとこれ」
「これは?」
「私の連絡先よ、何かあったら言ってね。天の杯のアメリカ支部の幹部として力になるわ」
「アンタもあの変態集団の一員かよ~!?」
「へ、変態集団………否定はしないけど…まともな人もいるのよ?私の顔を立てるつもりで信じてくれないかしら?」
………まあこの人は見た目通りかなり大人の女性だし大丈夫だろう、信用に値する。千冬さんとは方向性は違うけど言葉に間違いは無い女性だ、信用してOKそうだ。
「………汝、我を主と崇めるのならば答えよ。汝、契約を結ぶか」
「(これは、成程。デュノア副支部長からね)YES、My master」
「宜しくお願いしますナターシャさん、親しみを込めてナタリアさんと呼ばせていただきます」
「私にとってその呼び名は誉れね、私こそお願いね」
良し決めた、協力要請はアメリカ支部のナタリアさんを経由して要請しよう。絶対にそうしよう。
太平上 名も無き島
自然で溢れ、人の手など一切加わっていない完全な野生の島を一つの影が島全土を飲み込んだ。黒い影は数秒で島全土を包み込み全ての生命を吸い尽くしただの土の塊へと変化させた。瞬時にあらゆる生命の息吹が枯渇したその島は徐々に朽ちていきながら、影の糧となっていく。
「ォォォォォォ………」
影は次第に形を変化させていき、人の形のようなものへと変わっていく。だがそれは人であって人にあらず。獣、その言葉が見事なほどに当てはまる存在であった。獣は円形の何かを取り出し自分を見つめるような動きをしてから朽ちてゆく島を見捨ててそのまま、何処かへと飛び去っていく。
「はぁ、頭痛いぜ………どっから情報が漏れてるんだ?どの世界にも穴はあるもんだな。穴がない情報規制なんて束さんネットワークぐらいか、どうせどっかの馬鹿が国のネットワークにハッキングして見付け出したんだろうな」
こちとら良い迷惑だ。それで俺に対して勧誘のメールとか書類が山ほど来てるんだよ。だが実際の目的は男性操縦者としての俺のデータと二柱の英雄のデータ。んな事はまる解りだ。国のお偉いさんってこんなに馬鹿な人間ばかりだったんだな。あっでもフランスとドイツは違うな、これは純粋な俺に対する手紙だ。ふむふむ………ああ、纏めると俺の戦術自体に興味があるから俺さえよければ国に来て指導してくださいって事か。まあやりませんけどね、自国のPRや俺が所属した際の高給待遇ばかりの馬鹿な国共よりも好感は持てるわ。
「取りあえずフランスとドイツ以外は糞喰らえっと………夏休みに入ったのはいいがクラスカードの事もあるからのんびりとしている訳に行かないなぁ……やれやれ、愉快だねぇ」
本当に愉快だねぇ、夏休みの宿題はまあ受け取ってから3日で終わらせたけどさ。本気出して徹夜してたら3日で終わったで御座るの巻。取りあえずクラスカードの件もあるし連絡するかぁ………天の杯。
『はいもしもし、連絡を御待ちしていましたわ衛宮君』
「俺は出来れば連絡はしたくありませんでしたよ。嫌な予感しかしませんもの」
『まあそうよねぇ………初接触がデュノア副支部長だったんでしょ?あれは一番可笑しいもの、でもアメリカ支部は比較的にまともな人の集まりだからあんs『衛宮様衛宮様衛宮ぁあああ!!ぅぅううう…ああ…あっあっー!あぁあああ!!!衛宮様衛宮様衛宮様ううぁわぁああああ!!! 』……』
………………。あんs、なんですか?
『こほん、安心してty『ぁぁぁぁあああ!なんという肉体美、艶やかな髪、この軟らかい中にも硬さがあって美味しそうな太股ぉぉおお!!!ぁぁぁん、またイっちゃった………下着替えてこなきゃ』ちょっと貴方達静かにしなさいよ、私の言葉の説得力が消えちゃったじゃない!!っというかなんで今ここにいるのが頭が逝っちゃってるメンバーしかいないのよ!?』
………これってアメリカ支部が比較的にまともって本当なのかな?これでまともだったら他の支部ってどんだけやばいんだろうか。天の杯ってちゃんと機能している組織なの?すんげぇ不安になってきたんだけど。
「ナタリアさん、スピーカーをONにしてもらえます?」
『え?良いの?』
「もう面倒なので」
『ごめん、苦労をかけて………皆静かにして頂戴!重要なお方からのありがたい言葉があるわ!!基地内のスピーカーと私が使っている通信機を同調させて!!』
おお、そんな事が出来るんですか?っというかこれ携帯とかの番号じゃなかったんだ。ナタリアさんの通信機の番号なのか。
『準備出来たわ。いいですよ』
「ああ、感謝しますよナタリアさん。さてと、初めましてと言うべきかな天の杯の皆さん。俺は衛宮 心、世間一般では紅騎士、蒼騎士と呼ばれている男だ。俺は君達組織の存在は最近知ったばかりだ、俺に協力してくれる意思があるのならば、俺は君達を認めよう」
さて如何出る、天の杯。素直に従うなんて事は無いだろう、いきなり俺があの二大騎士だって言っても信用されn
『『『『『きゃああああああああああああああああ!!!!!!!!!衛宮様だぁあああああああああああ!!!!!』』』』』
『『『『『こちらこそ初めましてです衛宮様!!私達は衛宮様愛し隊!!…貴方様の存在に心奪われた者達です!!」』』』』』
「あっさり信用された!?少しは疑うとかしろよ!!!」
『『『『『ぁぁぁああああん!!衛宮様も叱られたぁぁあん♪』』』』』
「こいつらもシャーリーと同じレベルで脳みそ腐ってるのかよ!?」
頭痛くなってきた……。
『えっと………衛宮君、取りあえず何か無い?命令とか』
「あ、ああナタリアさんお気遣い感謝します………」
『『『『『ナ、ナターシャ様がナタリアさんと衛宮様に呼ばれている!?』』』』』
『『『『『圧倒的羨ましさ!!!!』』』』』
「んんっ!!!本題に入ってもいいかな、優秀な天の杯の諸君。君達が俺のファンならば静かに聞いてくれたまえ」
『『『『『承知致しました衛宮様(色々言ってたけど優秀って言われたっ!!!!はっまさかこれが噂に聞く、ジャパニーズツンデレ!?)』』』』』
…なんかいっせいに静かになったのは良いんだけどすっごい複雑なのはなんでしょうね。
「先日、銀の福音に起こった暴走。あれはとあるカードによって引き起こされたもの」
『それは貴方達も知ってる魔術に関する物よ、安心して衛宮君。私達は魔術の事は良く知ってるから』
「そうですか、なら話は早い。この世界には残り6枚のカードが存在していると考えられる。そこで皆には残りのカード、剣士、弓兵、槍兵、魔術師、暗殺者、狂戦士の行方を大至急調べて欲しい。いきなりの命令ですまない、だが皆なら確実に出来ると信じている」
『『『『『………』』』』』
あ、あれ?流石にマズッタかな………。
『『『『『え、衛宮様が遂に、我々を認めくださったぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!!!!!!!!』』』』』
『いえ皆様違いますわ!これ試練ですわ!!衛宮様が私達を認めてくださるかの試練ですわ!!これを乗り越えてこそ真に衛宮様の傀儡として認められるのですわ!!』
『『『『『成程!!衛宮様/旦那!見ていて下さい命に代えてもご命令を遂行して見せます!!/遂行して見せるぜ!!』』』』』
「お、おう。頑張って?」
『『『『『ふぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!もう私達は無敵だぁぁあああ!!!』』』』』
『『『『『エ、エヘヘヘヘヘヘウヒョルヒヒィィイイィイィンヤジャハアッハホノッホホォ!!!!』』』』』
一部完全に壊れてね!?
『ま、まあこんなんだけど皆貴方に従順で優秀だから安心していいわよ?』
「不安しかねぇっす………」
『因みにさっき試練って言った人は遠坂 凛って言って先祖は魔術師だって噂があるわよ?』
「まさかの御三家がいんの!?」
30分後………。
『衛宮様!太平上に異常な島を発見しました!全ての生命が魔力に変換された痕跡が残っており、これはクラスカード、魔術師ではないかと!!そしてその1時間前にアルゼンチンの訓練用IS、マジック・パペットが一機消えている事が解りました!!』
「もう其処まで調べ上げたのか!?すげぇな………そうするとキャスターと見て間違いないな、有難うなえっと、遠坂さん」
『はうっ!!わ、私今、衛宮様に苗字を呼ばれたのっ!!!??ぁぁぁああああ今日はなんて日なの!はっ落ち着くのよ遠坂 凛、遠坂たるもの優雅たれ……』
「本当に助かったよ遠坂さん。これからも宜しくね(ピッ)」
『もうむりぃぃぃいいいいいいいい!!!!!優雅にいるなんて無理、全世界の憧れ、私達にとって神である衛宮様で苗字を呼んでいただけたのよ!?もう、萌死ぬしかないじゃない!!!』
う~ん、遠坂さんは結構まともな人だったな。ナタリアさんの言うとおりまともな人も居るんだな、安心したわ。あ~良かった良かった♪だけど事態は俺の想定以上に深刻みたいだな。島一つを飲み込むほどの膨大な力を持ってることになるぞ?歴代キャスターでんな事出来るキャスター居たか!?いやメディアなら在りえるな。確か本気になったメディアさんは某蒼崎でも勝わないらしいし。こりゃ苦戦しようだ、対魔力スキルを一時的にでも底上げするように強化しておくか………。
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