ねぇ後ろにいさせて
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プロローグ
前書き
今までないお化けなんて。。。
今までお化けなんてものとはあったことも見たこともなかった
というか逆に見たことがあるという人のほうが少ないと思う
私もその中の一人だ
私は山崎アイ
下の名前がカタカナというだけであとはそこら辺にいる女子高生と何も変わらない
毎日毎日学校と家の往復
部活だってあまり目立ちたくないから入らなかった
休日は友達の家で遊んだり
ショッピングにいったり
何の変哲もないただの女子高生だった・・・はずだった
私が霊感に目覚めたのは高校二年の夏だった
その日私とクラスの女の子3人男の子3人で夏祭りに行くことになり
その男子の中に私の好きな男の子がいた
名前は田口悠磨君
スポーツ万能で成績優秀
そして整った顔
まさにクラスの中でアイドル的存在だった
そう
私なんかが相手にされるわけがない存在だった
なのに
なのに
花火が始まる直前私は悠磨君に呼び出された
お祭りの中で私は恥ずかしくて悠磨君の顔が見れなかったのに
急なことだったから
焦ってしまい
「なっなんですか///」
と赤面した顔で話すと
ボソボソとなにか言っていた様子だったけど
ちょうど花火の音が重なってうまくききとれなかった
「えっ・・?」
と聞き返すと
彼は
笑って
ただ
私の顔に手をかぶせた
何をされているのかわからないまま
きがつくと
その地面にたおれこんでいた
周りにはわたしの友達が心配そうな顔で覗き込んでいた
不思議なことに人数は4人
私を入れると5人
私は起き上がり
「悠磨君は・・・?」
も聞くと
みんな口々にいった
「そんなひとしらないよ?」
なぜだかわからないが覚えているのはそこまでだった
しかし
その日をさかいに幽霊が見えるようになってしまった
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