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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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月光校庭のエクスカリバー
  イリナと再会×人間界本家再び訪問

俺はいつも通りに授業をしたいたが、一緒にいたアーシアは覚えるのがとても早かった。アーシアは、前向きに日々日本文化に溶け込もうと努力していた。短期間で日本語の文字は覚えてきてるし、平仮名カタカナはマスターして、漢字の読み書きを習得しようとしていた。

小学生低学年レベルの漢字は読めていると思うが、多くは努力の賜物だと思う。アーシアは、勉学が出来る才能を持っているようで、学校に通うのは初めてらしいが理数系・語学系を理解している。何より勉強が楽しい、と言ってるからすぐ理解が出来るんだろうと思った。

分からない部分があったとしても、俺が勉強を教えているので自然とクラスメイトからも他教科を教えてほしいと言われ教える事が最近になって多くなってきた。勉学も一番で料理の腕も俺が一番だ、料理の腕で次に上手いと言われているのは、リアスらしいが男女共に人気だ。昼休みはいつも屋上に行き弁当を食べようとしてたら、先客がいたようだ。部長とアーシアと小猫ちゃんがいた。

「よう部長。何故ここに?」

「たまには外で食べようかしら、と思ってアーシアと小猫を誘ったのよ。一誠も一緒に食べましょう」

部長の隣に座って弁当を取り出したが、今回は華琳が作ってくれた弁当だから開けたら豪勢だった。部長は、俺の弁当を覗き込むと食べたそうにしていたので互いのおかずを交換した。俺は部長の唐揚げを食べたら美味かったが、部長が食べたらとてもショックを受けていた。アーシアと小猫ちゃんも食べたら、同じくショックを受けたのでどうした?と聞いた。

「何で貴方の弁当は美味し過ぎるのよ!」

と言ってきたが、どうやら自分で作った弁当より美味かったから落ち込んだらしい。

「一応言っとくが、これは俺が作ったんじゃないからな。俺のメイドが作ってくれたんだよ」

俺は弁当を食いながら言ったが、しばらく落ち込んでいたが無事復帰してくれたようだ。

「今度貴方の家に行ってもいいかしら?」

「ん、何故だ?」

「前にも言ったと思うけど、そろそろ旧校舎の中を全体的に掃除する時期でね。掃除は、私達の使い魔にやらせるつもりでいるのよ。その間オカルト研究部会議を貴方の家でしたいのだけどいいかしら?」

俺はしばらく考えた後、俺は許可したら・・・・。

『明日の放課後に魔法陣で行かせてもらうわ』

と言ってたので、俺は弁当を食い終って教室に戻った。その後の授業は、普通通りに過ごして放課後になったが、俺はアーシアに今日は部室には行けないと伝えて先に校門を出た。送迎車がいたので、俺は乗って発進した。

運転者はBSマリアだったので、今日の事を話したらメイド側も良いとの事だった。月に伝えて、歓迎の準備をさせるつもり。もしかしたら、俺が着く前に着いてるかもしれない。マリアは俺に相談事があったので聞いた。

『少し買い物があるのでいいでしょうか?』

俺は了承して俺達は商店街の方に向かってから、しばらくお待ち下さいと言っていたが俺もしばらく外出てるからここで待ってるよと言ったので、マリアは買い物に行った。しばらく空を見てたら道から教会関係らしき者が歩いていた。それも二人だ。

見知らぬ女性二人で、栗毛の女性と緑色のメッシュを髪に入れている目つきの悪い女性で、白いローブを着込んでいた。しばらく様子見してたら、一人が何かに勧誘されて二人である建物に入って行った。俺は嫌な予感しかしなかったので、知り合い刑事に電話して事情を話したらそこは教会系の神父やシスターを狙ったペテン師がいるとの事。

近々逮捕予定らしいが、俺の知り合いらしいシスターが入ったから早く逮捕してくれと言ったらすぐ行きますと言って電話を切った後、しばらく経ったら私服を着た刑事が覆面パトカーで来た。それも五~六人連れてきたらしいが、俺の知り合い刑事は橘詩織刑事。俺が教会の格好をして、建物に近付いたら勧誘されて中に入った。

もちろん俺の服には盗聴器が付いているし、胸ポケットにはボールペン型のカメラが付いている。絵画を見たら、見事贋作ばかりだったので俺は合図を送った後刑事達を突入合図を出した。警察だと言ってから、店員は固まったがそこにいたシスター達も固まった。捜索差押状と逮捕状を取り出した事で、ペテン師らを逮捕となった

外に出た俺は、駒王学園の制服に着替え直して外にいる刑事達にカメラと盗聴器を返却。数十分後、パトカーが来て建物の周りは大騒ぎとなっていた。俺を勧誘した人は逃げようとしたが、俺が取り押さえたから逃げれない。被害者のシスターが出てきたら、俺は栗毛のシスターに声をかけた。

「なあお前って、もしかして紫藤イリナか?」

「どうして私の名前を知っているの?と思ったら一誠君!?久しぶりー!」

俺にいきなり抱きついてきたイリナだったが、相方シスターに停められてとりあえず放してくれた。事件の事を言ったらガーンと落ち込んでいた。あれは本物で買おうとしていたらしいが、相方が止めようとした所で警察が突入して来たので買えなくてショックだったと。

あれは全部贋作だぞ、と言ったら更にショックを受けていた。橘刑事が丁度出てきたので俺は話をしていた。逮捕状は出ていたが、いつ逮捕しようか迷ってたらしいので、丁度電話したから感謝された。イリナ以外のシスターや神父達にも感謝されて、十字を切っていた。

俺は車の所へ戻ろうとしたら、イリナがぜひお礼にと家に行きたいと言ってきた。俺は車に乗っていたマリアに、客を乗せてもいいか?と言ったら了承したのでので車に乗せた。

「そういえば隣にいる相方を紹介させてくれよ」

「ああ、そうだったね。彼女はゼノヴィアと言うのよ。ゼノヴィア、彼は兵藤一誠君で、昔の幼馴染だったよね」

「ゼノヴィアだ、よろしく頼む。さっきはありがとう、危うく買う所だった。私もあれは贋作だと言っても、イリナは聞かなかったからな」

「よろしくな。俺はこう見えて長生きしてるから、イリナと出会った時もこんな感じだったな。イリナは小さかった」

「確かにそうだったわけど、一誠君は全然変わってないねー。どうしてかしら?」

到着したので、門を通過して家の玄関前についた。イリナは見慣れていたが、ゼノヴィアは少々驚愕していた。主に家の大きさだが、中に入ってゲストルームに通して自室で部屋着に着替えてからイリナの所へ向かった。ちょうど紅茶を出されていたらしいので、俺の分も用意させてからソファに座った。

「久しぶりに一誠君の家に来たけど、相変わらず広いわね。どれくらいあるのかしら?」

「どうだろうね。そういえば腰元にあるのは何かな?」

布で隠していたが、俺には筒抜けなのであえて指摘したらゼノヴィアが警戒してきた。

「何故分かった?」

「俺は警察関係や軍にも所属していて、何を隠しているのか分かるのさ。もしかしてミカエルから派遣されたのか?」

「う、うんそうだよ。ある事がキッカケで日本に来たんだ一誠君」

「そうなのか、ちょっと待っていてくれ。電話が鳴ったから」

俺は外に出てある人を呼んでみたら、承諾してくれたので来てくれた。インターホンが鳴ってしばらくすると、俺が呼んだ者が来た後にイリナがいる所に入った。

「待たせたな」

「うん待ってないけど、後ろの人は誰?」

「イリナさんとゼノヴィアさんでしたね。初めまして、私の名はミカエルと言います」

「私は四大熾天使の一人でガブリエルといいます。よろしくお願いします」

『え?ええええええええええええええええええええええええええええ!』

「黙れ!」

『は、はい』

そりゃそうだろう。今目の前にいるのは四大熾天使の内、二人が目の前にいる事だからな。ミカエルとガブリエルが翼を広げてくれたので、天界の証拠とも言える。それと何故イリナがミカエルの事を誰だろう?と疑問をしたが、今の容姿は天界で着ている服装ではないからだ。

「な、何故ミカエル様がここにいるのですか?」

「ちょうど良いので、貴女達に頼んだ事を一誠さんにも協力してもらおうと思ってここに来ました」

「電話で教会関係の人がいるから会ってくれと言われましたのでね、丁度良いと思いまして」

「丁度良いとは先程の事件ですか?ガブリエル様」

「はいそうですよゼノヴィア。一誠君のお蔭で、数々の神父やシスター達が救われましたからね」

この事件については、既に天界のニュースとなったらしく俺の名前が高々に載ったらしい。それで感謝したい天界や教会関係者の代表として来たらしい。

「貴女達がここに来た理由も知っていますが、出来れば一誠さんに話してもらって下さい。きっと悪魔との仲介役をやってくれますよ」

「ほ、本当ですか。一誠君はただの人間ですよね?」

「一誠さんは、私達より長生きなのでしてね、それに悪魔と堕天使の繋がりがあります。例えば魔王や総督と知り合いですもんね」

「サーゼクスやアザゼルと知り合いだからな」

「へーそう何だ。じゃあ協力してくれてもいいよねゼノヴィア?」

「そうだな。ミカエル様の言う通りなら信じるしかなさそうだしな」

俺達は協力態勢に入ったが、ミカエルとガブリエルにも紅茶を出してもらって、イリナが何故ここに来たのかを聞いたら驚いた。聖剣を盗まれた事とグリゴリのコカビエルが関わっているらしいが、コカビエルの名を聞いた時は頭が痛くなった。あいつは戦闘狂&戦争狂だ。

しばらく話し合って、今週は学校行事があるので来週リアス・グレモリーとの会合をしようとの事で、俺が仲介役としてやる事になった。番号とメルアドを教えたら、イリナとゼノヴィアの番号とアドレスを赤外線通信で交換した。ミカエルとガブリエルが帰った後、二人を車で送って行った。

次の日の放課後になったら、即効車に乗って家に帰った。マリアに理由を聞かれると、リアス達が来るからだと伝えると納得。それでいつもより早く家に到着後メイド達に言った。

「皆、掃除は完了してるか?昨日は天界関係が来たからな」

「はわわ。完了してますよご主人様。心配性なんだからご主人様は」

「ならいい。それより朱里、黒の駒を入れたら身長伸びたな。胸も成長したようだし、髪も長くなったな」

「はい。ご主人様のお蔭で体は成長しましたよ。雛里ちゃんも、身長が伸びたーと言って大はしゃぎしてましたから」

その時インターホンが鳴ったので、メイドに任せた。俺は自室に行って、部屋着に着替えてからリビングに行ったら俺は驚いた。リビングにいたのは、グレモリー眷属ではなく三大勢力のトップ三人であるサーゼクスとミカエルとアザゼルだった。

「皆どうした?それにもうすぐグレモリー眷属が来るのだが・・・・」

「私達は、仕事の休憩でここに来たらミカエルとアザゼルもいてね。彼らと話したら、目的は同じだったので入らせてもらったのだよ」

「それなら良いが・・・・ちゃんと許可取ってからきたんだろうな?特にサーゼクス、四大魔王がオンオフ出来るのは現だけだからな」

「あはは、ちゃんと許可を取ったに決まってるじゃないか」

「俺達は許可何てなくても、置手紙を置いてきたから心配はいらないぜ一ちゃん。それとオンオフ出来る四大魔王など現だけだしな。そこにいる黒猫は?」

「ああ黒歌」

俺はソファに座ったら、黒猫がこっちに来た瞬間ボンっと煙が上がったと思えば、ヒト化になった黒歌がいた。俺の隣に座ってきた。

「お久ぶりだにゃ。三大勢力のトップの方々」

「久しぶりだな。それより何でここにいるんだ?一ちゃんから聞いた話だと、いつもは他本家にいると聞いたが」

「それはだな。今日グレモリー眷属が家に来ると念話で話したら『行っていいにゃん?』と質問されて許可出したから俺が迎えに行った訳。あの時は朝だったから、俺が迎えに行った後すぐ学校に行った」

サーゼクス達と雑談してると、インターホンが鳴ったのでメイドに任せて紅茶を飲んだ。グレモリー眷属が来たと思ったら、フリーズしたが天界天使長と堕天使総督はいいとして、実兄が俺と雑談してるのは流石に固まるかと思ったらすぐ復活して言った。

「何でここにお兄様がいるの!」

「良いじゃないかリアス。我々は休憩でここに来たのだし、ちゃんとグレイフィアにも許可は取ってあるから」

リアス達は荷物をメイドに預かってもらって、サーゼクスがいる反対側のソファに座った。ただし小猫ちゃんは、黒歌の隣に座ったが姉妹として甘えたいらしい。黒歌は黒歌で、小猫ちゃんに抱きついたり話をしていた。俺は紅茶を飲んで三十分後になったら、サーゼクス達は帰って行ったが、これ以上いると怒られると思ったとね。

「さてお兄様も帰った所だし、オカ研の会議を始めましょうか。議題は球技大会についてよ」

「それなら俺は監督でいいか?色々と指導経験はあるし、勝つ試合をするから少々スパルタでいく」

「ええ構わないわよ。私達がまだ何をやるかは分からないから、一通りやった方がいいわね」

「アーシアは、何かスポーツはやった事あるか?」

「いえ。教会にいたので、全然やった事はありませんがやりたいです」

「じゃあ俺が一から教えるが、ルールとやり方をな。木場は・・・・おい木場!ぼーっとしてんじゃねえぞ」

木場は何か考え事をしていたが、俺の一喝で考え事をやめたようだった。そして周りを見た木場。

「ごめんよ。少し考え事をしていたけど、それで球技大会の事だろう?僕は一通りできるよ」

「もしかして、聖剣について考えていたんじゃないだろうな?」

「な、何故それを一誠君が知っている?僕が聖剣計画の生き残りってのも知っていたのかい」

「いやそこまでは知らんが、まさかお前があの生き残りだったとはな。ミカエルが知ったら、土下座して謝ってくると思うぞ」

「それはそうだね。ごめんよ。暗い話で」

俺達に謝ってきたが、気にするなと言って球技大会の作戦会議をしていた。種目は分からんが、野球かサッカーなのか、ドッジボールなのか分からないが明日の放課後から練習スタートとなった。明日は野球やサッカーなどをするつもりだが、悪魔の仕事はしばらくお休みらしい。俺は練習項目を考えていたが、皆は帰った後黒歌を次元の狭間本家に帰らせてから風呂に入って夕食食って寝た。 
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