サクラ大戦7人目の隊員
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ダブルサクラ大戦スペシャル5 邪神巫女イヨ襲来そして・・・後編
帝国華撃団花組と黒乃巣会死天王との戦いは、花組の劣勢だったが、別世界からの協力者、空組の3機によって、状況が覆りつつあった。
「ええい、お前たちは一体何者じゃ?」
「「「私たちは、帝国華撃団空組です」」」
「帝国華撃団空組だと!!」
「一体空組とは何者じゃ?」
ミロクが、考えていると、少女の声が聞こえて来た。
「キャハおばちゃん私が手伝ってあげようか?」
「誰がおばちゃんだ、お前は何者だ?」
「私?私はね、イヨだよ」
「イヨだと、ならばその力を見せよ」
「はいはいじゃあ行くよ、出でよ降魔」
少女の声が消えた時、帝都に封印されていた魔の力の一部である降魔が、地上に復活した。
「ついに来たか、イヨ」
「あーーお兄ちゃん探したんだよ。こんなパラレルワールドに来ないでよ、お兄ちゃん達のせいだよ、この世界にも、歪みの欠片が、誕生したのは」
「パラレルワールドじゃと!!」
ミロクでは言葉で理解していても、その真意を、知ることは出来ずにいた。
その現実を、見た黒き叉丹と空組は、驚いていたが、花組と黒乃巣3幹部はこの状況を整理しきれていなかった。
「さくらお姉ちゃん気をつけて、今でてきた怪物強いから、もしかしたら光武では勝てないかも」
そしてこの状況を整理できる人物米田長官も驚いていた。
「馬鹿な!!降魔だと、あれは一馬の命を犠牲に封印したんだぞ!!」
「それが何故、封印が解除されていないのに、何故地上に現れやがったんだ」
米田は悔しがっていた。戦友の命を懸けて、施した封印が、解除されずに、姿を現わした降魔に。
「お父さんイヨが動き出しました。どうしますか?」
「桜花取り合えず、現状維持は何分くらい出来るかい?」
「現状の戦力で、持って4分くらいですかね」
「4分かならば桜花、ヤマトである程度の降魔を消滅させるぞ」
「「「了解です」」」
「波動砲発射ーーーーー」
そして突然現れた、砲撃によって、イヨが召還した、降魔はほとんどが消滅した。
「この世界は面白いね。真宮寺健二兄ちゃん」
「そうだな、俺もこんな世界を見つけることに、なるとは思わなかった」
「そうだね、それに私気に入っちゃた、双武改に乗る男の子を」
「え、僕の事?」
「そうさ君の事さ」
「イヨ貴様、直哉君をどうする気だ?」
「へえ君の名前は直哉君ていうんだ」
「君凄いね、その体に眠る物は、僕が触れてはいけない物だねだけど、僕君のことを気にいったから、僕と結婚しょう」
「嫌だよ僕には、もう将来の相手を決めてるから、君と結婚はしないよ」
「ふーん直哉君も、その女が、好きなんだね、なら今この女を殺しちゃおうかな」
イヨに、殺気を当てられたさくらは、余りの恐怖で何も出来ずにいた。
「あらら、この程度の殺気で、こうなるなら、この世界の為に私が、壊しちゃおうかな?」
「駄目だよそれは」
「どうして?君の守護者が、こんなんだから、この世界を私が管理するんだよ」
「それはつまり直哉君を、守ることになるんだよ」
「へっ」
「だから直哉君僕と来て、そうすれば君の大事な者を一度だけ助けてあげるから」
伊予の言葉に直哉の心は微かに揺らいだ。
「駄目よ直哉君、そんな言葉を聞いちゃ」
さくらは、恐怖心を抑えながら、直哉に言った。
「ああ、面倒だから、この手を使おうと」
直哉を不思議な力で操り直哉はイヨともに消えてしまった。
直哉とイヨが消えると、黒乃巣4大幹部も姿を消した。
そして、花組と空組は、空中戦艦ヤマトに乗り、直哉君救出作戦の話し合いをしていた。
果たして、救出作戦は成功するのか?
そのころ直哉とイヨは・・
上野寛永寺にイヨと直哉は来ていた。ッそこで伊予はこの世界に、存在しない筈の物を召還した。
イヨが召還した物の名前は、魔城江戸城と呼ばれていた。
そのころ花組と空組は・・・
空中戦艦ヤマト内部では、この世界の花組を搭乗させ、真宮寺直哉の戦闘服に内蔵されている発信機の電波を辿って移動している頃・・・
さくらは、自分の弟が、イヨによって誘拐された時、何も出来なかったことに、ショックを受けていた。
「・・・私、直哉君がイヨに誘拐されそうな時恐怖で、直哉君を守れなかった。血の繋がりは、無くても今日まで家族として、暮らしてたのに」
そんなさくらを見ていた花組と大神。そしてさくらの前に現れた健二。
「さくらさん少し話いいですかね?艦長室で伺っても?」
「・・はい」
健二とさくらは、艦長室へ移動した。
「さてさくらさん、直哉君は実の両親に捨てられたというのは、事実ですか?」
「ええ、私も両親から、そう聞いてます」
「成る程それぐらいの過去を持ってるとイヨが、惹かれるのもわかる気がします」
「そして、さくらさん直哉君に関することで、花組の皆さんもですが、米田さんにも伝えてない事実がありますよね?」
「!!健二さん何故そのことを」
「さくらさん貴女が常に一緒にいるのは、姉弟の関係もあるでしょうが、貴方の破邪の力の波動を直哉君に浴びさせる事で、直哉君の体内に宿る魔族の血を押さえ込んでいるのでしょ」
「健二さん一つ訂正します。直哉君は純粋な人間です」
「馬鹿な!!人間であれほどの闇を持っているのは、異常ですよ」
健二とさくらが話していると緊急呼び出しがかかり、健二とさくらは、艦橋にいくと、そこに映し出されていたのは、魔城江戸城だった。
「馬鹿なイヨの奴、江戸城をこちらの世界に持ってきやがったのか」
「空組緊急発進目標江戸城」
「了解」
そして大神達も艦橋に来た。
大神達も、空組を援護す為江戸城に出撃した。
江戸城内部にいる直哉とイヨは・・・
ここは?」
「ここはね私と君の愛の巣になる所だよ」
「愛の巣だって?僕には、さくらお姉ちゃんがいるんだから君とは、結婚しないよ」
「本当に君はお姉さんと一緒に、なるのが君の為なのかな?」
「直哉君君も薄々気がついてるだろうけど、君の体の成長をを止めているのは・・・」
「五月蝿いオバサン。そんなこととっくに僕は知ってる、僕に言わないのは、僕の事を思ってのことだからね」
「大体オバサンは何がしたいの、歴史を狂わせて」
「理由なんて無いよ。それが存在する理由なのだからね」
「ふーんようは、オバサンは自分で何も考えない子供と同じだね」
「五月蝿いよ黙れ」
バシーーーン。
「っ図星指されて、逆上したねみっともないなあ。オバサン」
「五月蝿い小僧もう決めた。お前も裏切り者と一緒に殺してやる。この超魔装機兵真王でな覚悟しろよ」
そう言って、イヨは花組と空組に奇襲をかけた。
花組と空組もイヨの奇襲に驚きを隠せないでいた。
「まさか貴女から出てくるとは思いませんでしたよ。邪神巫女イヨサン」
「フン、そろそろ私も貴様等と、決着をつけたくてな」
おやイヨさん、口調が違いますが、どうしましたか?」
「こちらが素なのでね」
「ですが、その新王で私達に勝てるつもりですか?」
桜花がイヨに、たずねた
「フン、これは武蔵に眠っていた新王ではないぞ?小娘」
「何ですって!!」
「こいつは私専用の超魔装機兵真王さ」
「さあ勝負だ!!我が宿敵米田健二と、帝国華撃団空組、そしてこの世界の帝国華撃団よ、私がお前たちを消滅させてくれる」
「「そんなことはさせません。私たちは必ず貴女に勝ちます」」
「その声は二人の真宮寺さくらか、面白い私もお前の存在によって、計画が狂ったのだからな」
「そのお礼をさせてもらう」
そして、ついにイヨとの決戦が始まった。
戦いは、互いに譲らず拮抗していたが、その状態に業を煮やしたイヨがある手段を繰り出した。
「見るがいい帝国華撃団」
「「あ、あれは、直哉君!!」」
二人のさくらが、同時に真王の額当たりにいた直哉を発見する。
「お母さん、お父さん僕を捨てないでよ。」
「もう俺たちはお前のりょうしんじゃねえ、何処へでも消えろ、この化け物」
「何で僕の事化け物て言うの?どうしてお父さん」
「もうお前は、人殺しなんだよ。お前奇妙な力使って何人町の人間を殺したと思ってやがる、500人だぞ、500」
「僕そんなの知らないよ。お願いだから誰か助けてーーーー」
!!「こ、これは、直哉君しっかりして、これはもう昔の事だから思い出しちゃ駄目ーー」
「フン貴様はわかるよな。この世界の真宮寺さくらよ」
「どういうこと?さくらちゃん」
「皆さん聞いてください。今私達に見えた映像は、直哉君の心のトラウマとなった出来事の映像です」
「そうじゃ今こいつはトラウマの記憶を我の力で、思い出させている」
「そして直哉の闇をお前の力で封印してるのだろう真宮寺さくらよ」
「ええ、直哉君の中に眠る闇の力は特殊な術で封印しているんです」
「イヨ貴様!!直哉君を利用し完全復活する気か?」
「フン、貴様達はもう真王に攻撃は出来まい、行け真王ファイナルビックバン」
「「「「「きゃああああ」」」」」
帝国華撃団空組と花組は、真王の必殺技を喰らい被害がかなり深刻だった。
「フン、まだ動けるか?双武弐式、そして光武よ」
「「当たり前です。私たちは、負けるわけにいかないんです」」
「さくらさん」
健二は、驚いていた。二人のさくらの霊力の異常な高まりに。
「いくわよさくらちゃん」
「はい、さくらさん」
「「破邪剣征・桜花放心」」
二つの桜花放心は、真王の額周辺の直哉には、優しい光となって、直哉を包み込んだ。
「何だと!!」イヨは驚いていた。桜花放心が自分の体を消滅させている事に。
「そして、イヨと真王は、爆発を起こしその反動で空組も、元の世界に戻った
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