ヤンデレの妹たちに愛されて朝も眠れない
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1話 お兄様がいたの!?
前書き
こちらでも投稿してみました
「ねぇフランちょっといいかしら」
幼い青い髪で黒い羽を持つ吸血鬼がもう一人の吸血鬼に声をかける。
「どうしたの?お姉さま?」
フランと呼ばれた宝石のような羽を持ち金髪の女の子が姉のレミリアに返答する。
「これまで黙っていたけど……私たちにはお兄様がいるわ」
「え?」
「お嬢様、今なんと!?」
「……」
「へー兄がいたんですね」
今そこは食堂でこの紅魔館にいる全員が揃っている。
「美鈴!!よく冷静に居られるね!!」
銀髪のメイド服を着た十六夜咲夜が興奮して言う。
「別にそこまで驚くとこではないと思ったので」
チャイナドレスを着た紅美鈴が眠たそうに返す。
「あのお嬢様のお兄様ですよ!?それはもう……」
長々と何かを語ってる変た……咲夜に向かって紫色の服を着て魔道書を持ってるパチュリーが言う。
「咲夜……レミィが退いてるわよ」
「そ、そうですよ」
慌てた口調で言う小悪魔の姿。
「そ、それはそうとお兄様が居るって本当?」
「え、えぇそうよ。今まで黙っててごめんね」
別にいいよーと笑顔で返す、フラン。
それを見て興奮する咲夜。
「……兄が居たとは驚きだけど、なぜ今さらなの?……鼻血でてるわよ咲夜」
「私も知らないって事は会ったことないんだよね?」
「フランは覚えてないだけよ、それにフランはお兄様に離れなかったぐらいだから、すぐに思いだすわよ」
そっかーとたわいもない返事をするフラン。
「でお兄様は今まで修行の旅に出ていたんだけど、それが終わったからこっちに招くって紫が言ってたわ」
「で!で!それでどんなかた何ですか!?」
ずいずいと咲夜が詰めよる。目はキラキラ光っており、(*´Д`)ハァハァと息があらい。
「ち、近いわよ、咲夜。それにお兄様には久しぶりだから……私も小さかったし…」
「あ、お姉さま顔赤いよ~なんか合ったの?」
さらに赤くなりニヤニヤとするフラン。
……赤くなったお嬢様も可愛い!!あぁ~お嬢様をそこまで意識させるとは……なかなかやるわね。
「……咲夜、鼻血でてるわよ。」
「べ、別になんでも無いわよ!!」
声を張り上げて言うが顔がまだ赤いレミリア。
(あ、ツンデレか(そんなお嬢様もry))
全員がそう思った。
「と、とにかく!!お兄様がいつか帰ってくるから集まってもらっただけよ!!も、もう解散!!お風呂に入る!!」
「はい!!ご一緒します!!」(*´Д`)ハァハァ
「しなくていい!!」
そんないつもの二人を見ながら解散するみんな。
フラン自室
へ~お兄様か…実際なんとなくだけど覚えてるんだよね~肌の温もりと優しい感じが……早く会いたいな~
月を見ながらそう思ったフランだった。
「あ、間違って落としちゃった」
「え?え?なにやってるんですか!?」
「大丈夫よ、この幻想郷のどこかに落ちただけだし」
「大丈夫よ…じゃないですよ!?妖怪に襲われたらどうするんですか!?」
「そこまで弱くないし大丈夫でしょ、ね♪」
あ、だめたこいつ早くなんとかしないと……と思った九本の尻尾をもつ妖怪が思った。
END
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