魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
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第三章
ニ十三話~ニ十四話 あとがき
前書き
この話はニ十三話と二十四話の後書きになります。
「最新話を見る」でいらっしゃった方は二つお戻りになられまして、二十三話からご覧くださいますようお願いをいたします。
お疲れさまでした。
今回の話は、ジークとなのは、その双方に焦点を当てた、少しばかり長い物語となりました。
実はこれでもちょっと削ったと言う背景がありますwこの二人はクラナと絡ませると面白い部分が多いので、ドンドン文字数が増えてしまいますねw
其れを纏める能力の無さと、今回は特に、適切な表現をする為の語彙力の無さを力不足として感じた回でもありました……
では双方に付いて触れて行きます。
まずジーク。
彼女は今回いきなりその暗い部分を出す事になり、其れをクラナが何とかするという構成で展開しましたが、実はこの立場は逆になっても全くおかしくありませんでした。
クラナとジーク、この二人の間には「自分の力で他者を傷つける事」を、極端に恐れており、其れを「常人以上に強く責任として感じてしまう」と言う共通した脆さがあります。
およそジークの力は(原作では作風からあえて言及される事が少ないですが)人間に対して振るえば即死させかねない恐ろしい力ですし、クラナは一度本気で妹を殺そうとしているしで、その当たりで共通してしまう訳です。
しかし結果として、この共通点が二人を結びつけるきっかけの一つとなって居ます。何処か二人がやたらと気が会うのも、「暴力的で暗い背景を持ちつつもどこか優しい心を持っている」と言う共通点によってなされる物であると思っていただければ。
次になのはですが、えー、今回も結構色々ありましたね彼女(笑)
今回は、クラナを信じると決めたなのはがやや新しい壁にぶち当たると言う場面を書いたつもりでした。え?あんまり今までと違わない?ま、まぁ待って下さいw
第一章から第二章に掛けてのなのはは、「クラナを信じる」と言う所がテーマでした。一度、可愛がっていたクラナとヴィヴィオの“殺し合い”と言うショッキングな絵を見てしまったなのはは、表層的にクラナが優しいと信じてヴィヴィオと一緒に引き取りつつも、心の何処かでいつか彼が爆発するのではないかと恐れていた部分があったんですね。
そこをひとまず取り除いてクラナを信じさせるのが、これまでのなのはです。
ではここからはどうかと言うと、ここからは、なのはにクラナの母親として何とか自立して貰う事が必要です。
実際、今回はなのはの母親としての行動をやや前面に押し出す形のストーリー展開にしました。心配して飛んでくる(文字通り)所や、クラナの無茶を支援する所ですね。
書いてて支援じゃなくて止めろよと自分で思いましたが、なんたって「高町なのは」です。本気で無茶しようとしてる子は止めませんでしたねw
この小説のなのははよく「なのはらしく無い」と言われるので、今回はこの物語特有のなのはと、原作のように「なのはらしい」なのは。その双方を意識して考えて見ました。
クラナと物理的に近くなったものの、精神的に遠くなって実に四年。「クラナの母親」と言う立ち位置に近付いて行けるかが、これからの彼女の焦点になって行きます。
さて、今回のお話はこの位、では、予告です。
アル「……むにゃ、あぁ、だめぇ、トイレは、らめぇ……」
RH「アル、アル?起きてください」
アル「水道局の、方が……あいぼぉ……」
RH「どんな夢を見ているのでしょう……?」
バルディッシュ「…………」
RH「あぁ、バルディッシュ、丁度良かった。手伝ってください」
バル「……あぁ」
RH「さて、今回は……色々な事がありましたね」
バル「そのようだな……。お前も動いて居たな」
RH「いえ、私などはあくまで支援する呑みですから」
バル「……(やや高町をからかっていた用に見えたが……)」
RH「あら、何か?」
バル「……いや(やめておくか……)」
RH「IMも近付いて来ました。クラナさんやアルにとっては、勿論、ヴィヴィオさんにとっても、ここからが正念場と言ったところですね」
バル「……あぁ」
RH「頑張って、悔い無い戦いをして欲しい物です」
バル「……問題無い」
RH「え?」
バル「……あの二人の子だ」
RH「……ふふっ、えぇ、その通りです」
バル「…………」
RH「では次回、《集う者達》、ぜひご覧ください」
※お知らせ
この話の投稿時点をもちまして、以前行いました、オリキャラ募集の結果発表を完全に終わらせていただきます。
現在時点でメッセージの届いていない応募者の方は、申し訳ありませんが今回は採用を見送らせていただきます。
この場をお借りしまして、投稿して下さった全ての方々へ、心より感謝の意を表させていただくと共に、不採用の方々への謝罪をさせていただきます。
本当に、ありがとうございました。
そして、申し訳ありません。
最後に、採用されたキャラクターは、勿論投稿者の方のキャラクターですが、私は彼等を、投稿者の方だけではなく、全ての読者の方の分身として扱う所存でおります。
どうか登場する彼等を、クラナやライノ、ヴィヴィオ達を見守るのと同様に、温かく見守っていただければ幸いです。
では。
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