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in家,自分の部屋
貴 「俺、最低な事しちまった…関係無いって怒鳴って、何で怒鳴ったかさえ分からない自分が一番腹立つ」
鳴海はベッドの上で丸くなった。
貴 「もう、やだっ…痛いよっ」
鳴海はカッターを腕に当てて何回も引いた。
貴 「足りないよ、こんなの、もっと、もっとっ…」
鳴海は傷を深く抉った。
鳴海はもう4日も学校に行ってなかった。
貴 「まぁ何れは…離れていくよな、何時もそうだもんな」
そう呟いた鳴海は諦めた様な、見透かした様な目をしていた。
ピーンポーン
このインターホンが人生を代えるとも知らずに…
不二side
あれから鳴海ちゃんは来なくなってもう四日目
確実に傷付いているのか僕には分かった。
あの時追い掛けていれば少しは変わったのだろうか?
あの時躊躇わず追い掛けていれば…
流石に僕も傷付いた
でもそれ以上に鳴海ちゃんは苦しんでいる
四日前だってあんなに苦しんで体にも負担が来ていた
そんな鳴海を放っておけないよ
それに僕は鳴海が好きだから
だから僕はね
ピーンポーン
鳴海の家に来たんだ
四日経ってやっと突き留められた
ちゃんと鳴海と話したいから
駄目だと言われても話せるまで僕は帰らない
後書き
next…諦めを知らない彼は
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