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ありがとう、大好きです

作者:緋夜
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一人真剣衰弱

貴 「これかっ…!」

貴 「うっ…違う…」

貴 「これかっ!」

貴 「……やったぁぁあぁあ!!、当たったぁあぁぁあぁ!」

鳴海は一人で真剣衰弱をしていた。

ガラッ

貴 「はっ!」

サササッ

鳴海は急いでカードを隠そうとした。

不二 「あれ、何やってるの?」

貴 「な、何でもない」

鳴海はカードを纏めた、が…

不 「トランプしてたの?」

貴 「うん…する?」

鳴海は諦めてバサッと畳の上に落とした。

壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁
扉|    黒板      |扉
窓|            |壁
窓| 机|  机|  机|  |壁
窓|             |壁
窓|    |テーブル   |壁
窓|畳畳畳 |テーブル   |壁
窓|畳畳畳 |       |壁
窓|先生机         |壁
窓|ロッカーロッカーロッカー|扉
壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁

(分かり難くてすみません)

不 「じゃあやろうかな、何やるの?」

貴 「真剣衰弱?」

鳴海はシャカシャカっとカードを混ぜた。

不 「良いよ、やろうか」

貴 「良し、不二からで良いよ」

なと不二はカードを畳の上に並べた。

不 「やっぱ最初は当たらないね」

貴 「まぁそうだね、記憶力も必要になるしね、記憶に関しては弱いんだよね」

鳴海は当たらなかったカードを裏返しに戻した。

不 「その記憶も鬱に関係したりするの?」

貴 「うん、否定性何とか…だった気がする、鬱病の本に書いてあった」

不二が捲るとカードが揃った。

不 「否定性か、どんなのかは分かってないって感じなの?…あ、当たった」

貴 「凄い、分かってるよ、記憶が消えてくんだ」

鳴海はカードを捲った。

不 「!?消えてく?」

貴 「主に消えてくんじゃなくて思い出せなくしてく、的な…鬱って気が重くなるから
そのせいで思い出せなくなるんだと思う、思い出せなくなってってそんな感じだと思う」

鳴海が捲ったカードは揃っていた。

不 「じゃあその鬱から抜け出せたら思い出せるって事何だね」

貴 「多分そう、でも俺は其処までは知らない抜け出せて無いから…調べた方が解る」

二人は交互にカードを捲った。

不 「そっか、また今度調べてみようかな」

貴 「うん」

そして全部揃った。

貴 「9…」

不 「10^^」

不二の方が一ペア多かった。

貴 「後一ペア」

鳴海はカードを整えた。

不 「ふふっ、僕に勝つのはまだ早いよ((ウィンク」

貴 「勝つしっ////」

鳴海はカードを終った。

不 「!!(ふふっ、アピールが効いてる証拠かな?)」

貴 「ねぇ、チャイム鳴ってたよ」

鳴海は直ぐに無表情に変わった。

不 「ふふっ、じゃあサボっちゃおうか、何だか眠くなっちゃった」

グイッ

貴 「わっ」

不二は鳴海を引っ張って畳の上に横になった。

不 「おやすみ、鳴海((chu」

貴 「なっ…おやすみ///」

不二は鳴海の頬にキスをして目を瞑った。

貴 「おやすみなさい、周助」

鳴海は不二の髪を撫でて目を瞑って眠りに着いた。

 
 

 
後書き
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