ありがとう、大好きです
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お昼
貴 「ハァ」
鳴海はお弁当と手紙をテーブルに置いて顔をうつ伏せた。
ガラッ
不二 「鳴海ちゃん、風邪…じゃないよね?」
貴 「うん、気が重いんだよね…」
鳴海はダルそうに顔をあげた。
不 「鬱ってやつかな?」
貴 「多分そう…」
不二は鳴海の隣に座った。
不 「そっか」
貴 「はい、これ正式な返事、この前の手紙の返事」
鳴海は手紙を渡した。
不 「ありがとう^^」
貴 「別に、いただきます」
鳴海は素っ気無く言った。
不 「鳴海ちゃんって好きなスポーツって有るの?、いただきます」
鳴海と不二はお弁当を食べ始めた。
貴 「バスケ、後スキーとかも好きだよ、まぁ基本覚えれば人並みには出来ちゃうんだけど」
不 「スキー好きなんだ、僕も好きだよ」
鳴海はお茶を飲んだ。
貴 「へぇ、結構上手そうだね」
不 「そんな事は無いよ」
不二はご飯を食べた。
貴 「不二ってさ、瞳綺麗だよね、瞳閉じてると勿体無いよ」
不 「え…」
不二はお弁当を畳む手が止まった。
貴 「ん?」
不 「鳴海になら見せてあげても良いよ」
不二は鳴海の手を握った。
貴 「それは不二が決める事だよ、私が決める事じゃない」
不 「ふふっ、そっか、ちょっと残念だけど」
不二は鳴海の手を離した。
貴 「不二…本心はちゃんと言わなきゃ駄目だよ」
鳴海はお弁当をロッカーに閉まった。
不 「鳴海((ギュゥッ」
貴 「不二?」
不二は鳴海を抱き締めた。
不 「ねぇ、鳴海…僕、ね……」
ガシャンッ
不二が何かを言おうとした時廊下で物音がした。
貴 「凄い音したけど何の音だr((グイッ」
貴 「うわっ」
不二は廊下に行こうとする鳴海の腕を引き抱き締めた。
不 「鳴海」
chu
貴 「!…はっ、ちょっ、不二?」
不二は鳴海にキスをした。
不 「好き、僕鳴海が好き」
貴 「いや無い無い無い無い」
鳴海は不二から離れた。
貴 「俺何かを好き?、無い無い無いよ、ふざけないでよ」
不 「ふざけてないよ、僕は本当に鳴海が好きなんだ」
鳴海は自分の拳をギュッと握った。
貴 「私何かを好きな訳無いでしょ!、こんな私を!、からかわないでよ!」
鳴海の目からは涙が溢れていた。
鳴海はフレンドリィ教室を走って出た。
不 「鳴海っ!」
不二は急いで鳴海を追った。
後書き
next…嫌がらせ
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