東方四乱録
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~紅霧異変~
~スズ視点~
その1
前書き
親からクーラーを使って良いと許可を貰って、早速付けたら天国を味わった黒扇子です。
クーラーの涼しさはァ!世界一位ィィィィィ!
はい、言ってみたかっただけです。
………クーラー天国過ぎるんじゃぁ~
では本編へ。
あ、今回からスズ視点です。
「……知らない天井だ」
と、起きて早々俺は誰も居ないのにボケる。
……何やってんだろ、俺。
と、思いながら体を起こす。
……えーっと、何があったっけ?
今、俺がこうなっている前までの出来事を思い出そうと記憶を探ると、直ぐに思い出した。
確か、事故で死んで、それがミスで、御詫びに転生させて貰って……
成る程、此処は東方の世界だったか。
と、俺が脳内で思考していると、突然ドアが開いた。
俺は其処に視線を向け、そのドアを開けた人を見た瞬間、絶句した。
「……あ、起きていらしたのですね。失礼しました。」
「………………っ~~~!?」
俺は、今、猛烈に感動している……っ!
何故なら其処に!俺が愛する咲夜さんが居るからだっ!
あっやべ鼻血出そう。
……と、脳内で色々と感動やら感情が渦巻いた思考をしていると。
「……あの、大丈夫ですか?何処か痛くは有りませんか?」
グポァ!
スズは 9999のダメージを うけた▼
洒落にならない程、現在喜びに満ち溢れている。
……しかし、それを頑張って表に出さない様に振る舞う。
咲夜さんに大丈夫かと聞かれた俺は、元気に痛み等無いように答える。
「はい!大丈夫です!」
元気に、超笑顔で俺は答える。
……此処まで笑顔になった事、有ったかな。
と、心の中で思いながら、咲夜さんを見る。
美しく可愛い顔美しく可愛い体美しく可愛い髪美しく可愛い足美しい可愛い美しい可愛い美しい可愛い……っ!
……禁断症状が出てしまった。自重せねば。
「そうですか、それは良かった。それならば、お嬢様が貴方をお呼びしているので、御一緒に来て頂け無いでしょうか?」
………ん?
どうやら、いきなり平穏には過ごせない様だ(笑
「……私はこの紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ。以後、お見知り置きを」
「これはご丁寧に有り難う御座います。私は月光 スズと申します。此方も、以後お見知り置きを。」
現在、咲夜さんの言うお嬢様……つまり、レミリアさんとご対面している。
レミリアさんのご丁寧な挨拶に、此方は慣れないが敬語で返す。
レミリアさんは、挨拶をしてから、俺を何か……品定めする様な目で見ている。
……あ、運命見てるのかな。だったらもっと見て!恥ずかし_____
「……それで、転生者ってどう言う事か……説明してくれる?」
「ファッ!?」
______前言撤回。見て欲しく無かった。
「………つまり、貴方は一度死に、それは実は神様のミス。その償いに転生して……今此処に居ると?」
「はい、そう言う事です。因みに後三人居ます」
「………計四人ですか」
俺は、レミリアさんと咲夜さんに包み隠さず俺が転生者と言う事と、転生するまでの経緯を話した。
ついであの三人の事も。
それを聞き、レミリアさんは。
「……ふむ、理解したわ」
「そうですよねー。急に転生者とかって聞いても………理解したぁ!?」
「えぇ。理解したわ。」
てっきり、嘘付くなとかって言われると思ったのだが、案外あっさり認められた。
それに驚く俺を見て、レミリアは付け加えて説明する。
「……私の能力、教えてなかったわね?それで見たのよ」
……あ、そっか。
『此処』が作品の中だとは分からないのか?
……いや、分からなくしてるのか?
………多分、神様が細工したのだろう。
『此処』は作品の中と言う事は分からない様に。
そうだったら……
流石神様!俺達に出来ない事を平然とやってのける!其処に痺れる憧れるゥ!
……うん。
「私は、『運命を操る程度の能力』を持っているの。だから、貴方の運命……と言うか、これまでの事も少しは見れるわ」
「凄いですね……あ、因みに私は『見透かす程度の能力』と『無と有を操る程度の能力』を持ってますよ」
「「……えっ」」
レミリアさんがご丁寧に能力を説明してくれたので、それに対して俺も能力を教える。
それを聞き、レミリアさんと咲夜さんは一瞬驚いた表情をした。
……あ、生まれつきこれだったと思ったのか?
ならば説明して置かないと。
「あ、因みにこれは『神様特典』って奴で、好きにお願い事を三つ叶えてくれるんです。それで、僕はこの能力を。」
「あ、そ、そうなの……」
明らかに同様した様な声色から、少し安堵した様な声色になった。
……何を思ったのだろうか。
と、思っていたら咲夜さんが俺に問いをぶつけてきた。
「……質問です。あと一つのお願い事は何ですか?」
と、咲夜さんに聞かれた。
それに対し、俺は少し考える。
……アニメのキャラの能力が使える……とか、言ったら面倒、と言うか大変な事になるんだろうな、言うのは止めておこう。
「……それは、秘密と言う事で。」
「……駄目、吐きなさい」
「無理矢理吐けと言うのですか!?レミリア様!?」
と、言うが無理矢理言えとレミリアさんが言う。
それに対し、それはひどいと反論する。
……次の瞬間、レミリアさんは魅惑的な事を言った。
「……なら、私の館で執事として働かせて上げる。それで吐いてくれる?」
「いや、流石にそれは無理では」
「……因みに、寝床衣食負担で?」
「……えっ」
今、素晴らしい事を言ったよね、このレミリア様は。
俺が、その引き換え条件の様な事に、確認を取る。
「……えぇ、付けてあげるわ。」
「喜んで執事に成らさせて頂きます!いや、成らさせて下さい!一生付いて行きますレミリア様!」
「……え、えぇ……」
こうして、俺は能力の情報と引き換えに、紅魔館の執事となることになった。
素晴らしい。
あ、因みにあの能力の事を説明を交えて教えたら、何か驚いてた。
でしょうね。
後書き
やべぇクーラースゴい。天国。
とか思いながら書いてました。
……それではまた
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