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東方四乱録

作者:黒扇子
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~紅霧異変~
~夕弥~ 視点
  その5

 
前書き
今日は学校が休みでハイになっている黒扇子です。
休みを利用して小説を投稿しております。

………ネタが段々と無くなっていく。

ではどーぞ 

 
「……っ……?」

鈍い頭痛で俺は目を覚ます。
何故此処で眠っていたんだ……?と思い、記憶を探ると、直ぐに思い出した。
確か、文を驚かせたら怒って殴られて……大方、気絶したのだろう。
誰かが敷いてくれたのか、俺は布団の上で横になっていた。
ついでに運んでもらっているし。

俺は上半身を起こし、軽く伸びをして立ち上がろうと_____

「んーっ……ん?」

立ち上がろうとしたが、布団に違和感があった。
……二つ、俺以外の温もりがあった。
いや、正確には二人が俺を挟んでいた。
………霊夢と文。
この二人が俺を挟んで寝ている。

………これが欲に言う、『添い寝』と言う奴か?
良く分からないが。

……今一瞬、あの三人だったなら興奮して大変な事をするのだろうなと思った俺は間違っていない筈。

ともかく、俺はその布団から抜けて、立ち上がる。
……さて、何をしようか。
と、思いながら俺は昨日の小さい宴会をやった大広間へ向かう。
その途中に、俺は色々と考える。

先ずは、異変は何時起こるのか。

転生する時に、設定で『異変が起こる前に』転生する、と言う事を頼んだので、まだ異変は起こっていない筈。
と言うか、俺が解決組の霊夢の所に落ちたのなら、彼奴達は異変を起こす側に落ちて居るのだろう。
……つまりは、敵。
まぁ、彼奴達にはチートな能力を持った俺が直々にボコれば良いだろう。
現に、『写す程度の能力』と言う能力を駆使すれば、例えばだが他人の能力を『写して』俺が使ったり、他人のステータス自体やらを『写して』俺に反映させたり。
……使い勝手によれば、その情景に武器や攻撃手段になる物を『写して』殺る事も出来る。

と、其処まで考えた時に、丁度小さい宴会をした大広間まで来た。
俺は躊躇無く大広間に通ずる襖を開けた。

「……ったく、霊夢の奴。こんなに飲み食いして片付け無いとは……何て奴だぜ」

「それは貴女が言えた事じゃ無いでしょう?」

「………はぁ」

襖を開けると、其処には金髪の二人の魔女が居た。

霧雨 魔理沙。アリス・マーガトロイド。

……どうやら、面倒な事になりそうだ。




「恋符『ノンディレクショナルレーザー』!」

「……ふっ」

魔理沙が放って来たスペルカードを冷静に判断し、避ける。
魔理沙を中心にして三本のレーザーが回転し、攻撃して来る。
それ自体は楽だが、魔理沙が追加で弾幕を放って来るので、余計に面倒になる。


今、俺は魔理沙とスペルカード戦……所謂、弾幕ごっこをやっている。
切っ掛けは先程。
宴会をした後の大広間を片付けようとして大広間へ行くと、魔理沙とアリスが居た。
そして、お前は誰だと聞かれ、自己紹介を踏まえて外来人だと答えると、弾幕ごっこしようぜ!
……そして、現在に至る。
何故「磯野!野球しようぜ!」のノリで来たのかは分からない。

俺はスペルカードのレーザーと、追加の弾幕を見極めて、素早く避ける。
破弾しない様にしている物の、少々キツい。
魔理沙はパワーを重点として弾幕を放っている為、速度もそれなりに速い。
しかも、量が手加減する気も無い程に多い。
……面倒だ。
そう思いながら、この戦の突破口を探す。
……スペルカードは三枚。
それを耐えきるか、強制的に解除させなければ、この弾幕ごっこは終わらない。
あまり長引かせたくないと思った俺は、閃いた。
……『写す程度の能力』ならば、突破出来るのでは無いのか、と。
それを考えた俺は、どうするか考える。
何を写す?……霊夢とステータスを。
詳しくするならば、博麗 霊夢自体を写す。
能力も、ステータスも、全て。

……やってみるか。

弾幕から避けていた足を止め、俺は能力を使用する。

「……博麗 霊夢の力を、自らへと『写す』」

能力を使用した刹那。


周りに眩しい閃光が走った。
その光に、皆は目を瞑り、目を隠し、耐える。

そして、その閃光が収まり、皆は目を開く。


……皆は目を見開き、驚愕する。

何故なら其処には、





博麗 霊夢に似た様な髪、目をした少年がいたのだから。 
 

 
後書き
適当……なのか?
戦闘描写難しい。
文才をくれ。


ではまた 
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