転生者が歩む新たな人生
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第67話 爆弾魔
前書き
言い訳ですが書いてる途中でワープロソフトがハングしてパーになりました。
反省して今は自動バックアップをするように設定しました。
さて、ボールを爆発させるという多少の裏技らしき物を使ったが、滞りなくドッジボールの対戦も終わった。
外野でゴン君が多少不満らしき顔でキルア君達に宥められているがそこはスルーしよう。
こちらに相談もせずに決めて、出番が無くなったことを不満にされても、その、困る。
それでもレイザーさんから父親のジンについて話しをされている内に不満も無くなったようだ。
或いは単に他へと興味が移り、忘れただけかもしれないが。
その後NPCに連れられ灯台まで行き、しんみりと話しを聞いてクエストをクリア。
無事「一坪の海岸線」を手に入れた。
尚、今回、貢献度も踏まえてオリジナルのカードは俺達がもらった。
まぁ、トレードで使わない限り、「複製」で増やしたカードで充分だしな。
てなカタチで灯台からダベりながらもカードの分配も終わり、やや解散ムードだ。
後はゴン君達とトレード可能なカードや情報をトレードするぐらいか。
と思っていたらツェズゲラさんに「交信」による連絡が入り、本が開かれる。
「久しぶりだな………。誰かわかるか?」
「何の用だ?ゲンスルー」
うん。爆弾魔からの連絡らしい。
あぁ、そう言えば原作でこんな流れだったなぁとしみじみ思ってたら、話しは進み、原作通りゴレイヌさん達最初に集まった15人の仲間でここにいない人らは全員殺されているらしい。
「ゴン=フリークスだ!! オレが相手になってやる!!」
とまぁ、ゴン君がキレまくっているが交信時間の切れる寸前だったおかげで、ゴン君が話すことも無くすぐに切れた。
で、ツェズゲラさんがゴン君に説教。
もっともこの世界ではツェズゲラさんが「奇運アレキサンドライト」を持っているので、爆弾魔達は、ツェズゲラさん達以外は眼中に無いようですが。
でまぁ、これからどうするかという話し合いだ。
時間は一応1時間。それが爆弾魔からツェズゲラさんが指定された時間だ。
まず前提条件として、ゲンスルー組とツェズゲラ組の持っていないカード---NO.0は除く---は、ゲンスルー組が「一坪の海岸線」「奇運アレキサンドライト」の2枚で、ツェズゲラ組が「大天使の息吹」「ブーループラネット」の2枚だ。
爆弾魔達は、彼らが持っていない「一坪の海岸線」と「奇運アレクサンドライト」を殺しを前提として奪うつもりだ。この段階でさすがにツェズゲラさんに彼らが告げた「生命の安全は保障する」なんていうのは誰も信用していない。
次に誰を狙ってくるかというと大本命ツェズゲラさん、対抗ゴン君、大穴で俺という順だ。
これはゴン君や俺達の実力を爆弾魔が知らないこと、「一坪の海岸線」のオリジナルカードを俺が持っていることを彼らが知らないこと、実は俺らが彼らと会ったことが無いため呪文カードで遭遇できないことを勘案した順だ。
つーかゴン君達の実力を知らない爆弾魔達が、殺しを前提として最短クリアを狙うんならゴン君達を狙うんじゃないか?って言ったらキルア君にいやーな顔をされた。
「贋作」がどうのとキルア君やツェズゲラさんから反論があったが「どうせ2種類だけなんだから、殺した後「贋作」のカードも含めて1枚ずつ確かめれば、強いと思っているチームより2番目のチームを相手にした方が労力は少ないよね」
と言ってやったら渋々納得した。
ゴン君もキルア君も少々のケガしかしていないが、無策で爆弾魔達と当たるつもりはさすがに無いらしい。
訂正。
キルア君とビスケさんはだな。
ゴン君は来るなら来い、とやる気満々だ。
☆ ★ ☆
じゃあどうしよう? という話しなんだが、一つだけ試してみたい手があって相談してみる。
少々呆れられたが、充分勝算はあるということで決行することになる。
ちなみに一つの要因となったのは、「俺達は爆弾魔達と遭遇していないので最悪、爆弾魔達がクリアしてからクリアすれば良い」ことを伝えたことだと思う。
で、約束---一方的に告げられたものだが---の1時間が経ち、ツェズゲラさん達が指定された「魔法都市」の入口に飛んでいく。
尚、現在いるのは懸賞都市からほど近い森の中だ。
まぁ、現在地には意味が無いんだが。
本を出し、俺以外の6人が同じ呪文カードを持って待機する。
飛んで行く前にロドリオットさん---ツェズゲラさんの仲間の1人だ---が「交信」を使っており、ツェズゲラさんと爆弾魔達との会話が伝わる。
「1人で来いと言ったはずだが………?」
「さすがに意見がわかれてな。まだ話し合いの最中だった」
「だが………。ようやく結論が出た。」
「ほう」
「戦おう」
よし、合図だ。
「同行オン・ツェズゲラ」
俺の宣言と同時に俺達7人がツェズゲラさんに向かって飛んでいく。
さぁ、勝負だ爆弾魔!
後書き
タイトル詐欺になってしまいましたが、次回決着です。
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