| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

極短編集

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

短編90「ジンジン、ジン○○カン」

 昔、奥山を一人でハイキングしていると、どこからかヒソヒソ声が聴こえて来た。

「ジン○○カンに行かないかい?」

「おお、本当か!久しぶりだなあ」

 こんな田舎の山あいに、そんな店があるのかと思い、声のする方に、獣道を歩いていった。

『ヤバい』

 聞き間違えたのだ。目の前では凄惨な光景が広がっていた。奴らにとっての食事。

「おい!お前」

『見つかった』

「また獲物だ」

「うわわわわ……」

ガリッ!

 人間を素材にした……



 ジンニクカンだったのだった。

おしまい

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧