魔法少女リリカルなのは〜破壊者DCD〜
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StrikerS編
第十話「破壊者、暴れる。中編」
前書き
第十話です。
俺は、ダークディケイドの力を使う。
「満身創痍だから俺はこのカードを使う。」
右手にはディエンドライバーを持っており、カードを何枚か取り出し
装填しポンプアクションの要領で前にスライドさせる。
〈KAMENRIDE FAIZ〉
〈KAMENRIDE DELTA〉
〈KAMENRIDE KAIXA〉
〈KAMENRIDE PSYGA〉
〈KAMENRIDE ORGA〉
〈KAMENRIDE RIOTROOPER〉
待機音が鳴り始め、トリガーを引くすると俺の周りをライダーの紋章の投影図が発射されて他のライダーが現れる。
これはディエンドの能力で他の仮面ライダーを召喚する事ができる。
「そんじゃ、GO‼︎」
と言うとファイズ達は各々の武器を手にして戦闘機人と戦う。
〜なのはsede〜
私とフェイトちゃんは、ティアナの連絡をもらい直ぐに機動六課へ飛んだ本部は、はやてちゃん達が応戦してくれる。燃え盛る機動六課を見て私達はティアナの元に急いだ。
ティアナ達を見つけると、
「みんな‼︎」
「なのはさん、これを見てください。」
と私達にモニターを見せるティアナ。
そこには、黒いディケイドと見たこともない『仮面ライダー』が戦闘機人と戦っていた。
〜ディケイドsede〜
俺はカードを一枚取り出しディエンドライバーに装填した。
〈ATTACKRIDE CROSSATTACK‼︎〉
するとファイズ達がミッションメモリを各々の武器にセットし、
〈Exceed charge ‼︎〉
と必殺技を放ち、俺はさらにカードを二枚取り出しディケイドライバーに装填した。
〈FINALFORMRIDE fafafa.FAIZ!!〉
するとファイズが俺の所まで来て、
「ちょっとくすぐったいぞ!」
と言ってファイズの背中を開くするとファイズは、ファイズブラスターへと変形して、
〈FINALATTACKRIDE fafafa.FAIZ!!〉
戦闘機人に銃口を向けて、
「成敗バイ‼︎」
と言って、トリガーを引きファイズブラスター上部のポインターから射出したマーカーで動きを止め、極太の赤いエネルギー光線『ディケイドフォトン』を発射して戦闘機人を倒す。
煙りが上がり収まるがそこには戦闘機人がいなかった。
ファイズ達が消えて、
「ち、逃がしたか。」
と言って変身を解除しその場に倒れる。
〜なのはsede〜
翔君が、倒れる所を見てしまい私は急いで飛んで行く。
彼の隣に降りると、
「翔君、しっかりして‼︎」
と言うが目を覚まさず、救護班が来て彼を病院へ連れて行かれる。
『なのはちゃん、翔君の事が心配なんは、分かるけど今後の話し合いするけん集まってくれるかいな?』
「了解。」
と言ってはやてちゃんの元に向かう。
〜アースラ船内〜
機動六課が破壊され、クロノ君が
「しばらくはアースラを使うといい。」と言ってくれて、私達やバックアップ組やFW達も船内に居た。
はやてちゃんが、翔君の容態を告げた。
「とりあえず、命に別状はありません。しかし、右腕と左の鎖骨を骨折しているため両腕が動かせないです。さらに、肋骨も何本か折れているので動けません。また、今彼は眠りについています。」
ホッ、と機動六課メンバーに安堵が生まれる。
正直、見た目で言えば瀕死に見えた翔の安否は全員が気がかりだったのだ。
全体への報告が終わり、八神はやてのもとには十年来の親友と、新人メンバーが集まっていた。
「実際、どうなの? はやてちゃん?」
友人である高町なのはが問う。
それは、不安を解消するためである。
八神はやての報告に虚偽がないかの問であった。
「ん。右上腕骨不完全骨折、左鎖骨完全骨折、右肋骨4番5番複雑骨折及び左肋骨7番完全骨折や。切り傷とかやけどとか、刺し傷の多さで瀕死に見えたわけで。先刻言ったとおり命に別状はないよ……。精神的な問題は別としてな。」
それは、ヴィヴィオを連れられてしまったという事実が翔君にどのような影響を与えるのかを示していた。
なのはは、気丈に振舞っているが、十年来の親友であるフェイト、はやては相当無理していると感じていた。
溺愛していたと言って良い、愛娘を想う母親がこうも無理しているのであれば、父親として娘を想っていた翔君も無理をしてしまうと、容易に予測ができていた。
だからこそ、はやては心を鬼にした。
「部隊長権限で命令します。門矢翔前線指揮官の側に必ず誰かいること。」
エリオ・モンディアルと、キャロ・ル・ルシエはなるべく側にいようと互いに話し合い、その他の女性メンバーは、はやての発言に頷いた。
この時のなのはは心其処に在らずという状態で、命に別状は無いと聞いた辺りから話を聞いていなかったのだ。
娘を奪われ、大切な仲間が傷つけられて。
その内、仲間が無事と聞いて心底安堵して、話を聞いていなかったのは仕方のないことであった。
〜翔sede〜
俺はしばらく動けず、ベッド上に寝ていた。ドアがノックされ中に人が入ってくる。
「久しいな、ディケイドよ。」
「ついに、闇の力を使ってしまったか。」
俺は驚き空いた口が塞がらなかった。
「ショッカーとおっさんがなにしに来た?」と睨む。
そこに居たのは、シャドームーン事月影ノブヒコと鳴滝だった。
ノブヒコが椅子に座り、
「安心しろ、俺はお払い箱だ。」
「なんだと⁉︎」
「実は、ガイと意見が別れてな、私率いる穏健派とガイ率いる反発派と別れたのだ。」と言ってきた。
簡単にまとめると、
1、ノブヒコ達は、人間と共存する道を、ガイ達は世界の侵略をする道を。
2、穏健派はディケイドを援護するらしい。
鳴滝はコートのポケットから一枚のカードをとりだした。
「新しいディケイドのカードだ。目覚めてしまうとは破壊の力が。」
と言って出て行く。
ノブヒコが、苦笑しながら、
「翔よ君はダークディケイドに変身したね。」
と言われ頷く。
「ダークディケイドは普通の時よりスペックが三倍だからね。さらに君に変化が起きたんだよ、破壊の力が とはディケイドに変身しなくても各平成ライダーの武器を自在に操ることが出来るんだそれを使うと目の色がマゼンタになる、その目になると相手の行動、弱点等が見えるからだ。」
と言いながら紙を置いていく。
「ここに私達のアジトがある。気が向いたらでいい来て見てくれ。」
と言って出て行く。
しばらくしてなのは達六課メンバーがお見舞いに来てくれた。
〜なのはsede〜
私達は今病院に来ています。
翔君の病室に行くと翔君が難しい顔で考えていた。
「翔君。もう大丈夫なの?」
「まあな、全治三日だ。」
私と翔君が話し始め、それから
FW達やはやてちゃん達とも話し面会時間終了まで話した。
時々翔君は笑顔になったりしたが何処か思い詰めているような感じがした。
次の日病院に向かうとナースや警備員が忙しく動いていた。私も嫌な予感がして病室へ行くと翔君はいなかった。
〜翔sede〜
俺はその日の夜包帯を外しディケイドライバーを付けて、ライドブッカーからカードを取り出し装填する。
〈ATTACKRIDE Medical 〉
俺の左腕にメディカルモジュールが装備され、救急箱「ファーストエイドボックス」には注射器があり負傷人の治療と箱の蓋部分「バイタルディスプレイ」には血圧や心拍数等の治療に必要なバイタルデータが表示される能力で俺は注射器を刺して怪我を直した。
そしてある人物に通信を繋げる。
「クロノさん、今大丈夫ですか?」
『あぁ、どうしたんだ?』
「実は、クロノさんにお願いがあるんですが。」
〜次の日〜
『全管理局員に通達、レジアス•ゲイズ中将殺害容疑者である、門矢翔を見つけ次第逮捕せよ‼︎』
そして、翔は機動六課から離れ容疑者として追われる身になる。
〜翔sede〜
俺はオーロラを使いノブヒコがいるアジトへ向かった。
「合言葉。」
「DCD」
と言うと扉が開かれノブヒコが待っていた。
「ようこそ、ディケイド。歓迎するよ。」
後書き
次回予告
「なんで翔君が裏切るの‼︎」
「俺は、破壊者だ!」
「さよならだ、なのは、フェイト。」
「破壊者、暴れる。 後編」
全てを破壊し全てを繋げ。
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