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リリカルクエスト

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69日目 ゆういちはめいそうした

悠一「どうすれば信用ね・・・ ならさ その本をちょっと調べさせてよ」

シグナム「なんだと・・・?」

シャマル「闇の書をどうするつもりですか?」

ヴィータ「絶対しゅぎ田に闇の書を渡すもんか!」

お~お~、予想道りの反発。

アリサ「ちょっとは空気読みなさいよ!!」

すずか「はやてちゃんに関わる大事な本なの だからわかって杉田君?」

こっちからも反論ですか・・・ まぁ、別にいいんだけどね。

悠一「どうするも何も 鑑定魔法でその本がどんな代物なのか見るだけ アンタ等が言ってる事が真実なのか 自分の目で確認したいだけだよ 別に無理強いするつもりもない」

シグナム「では それを断ればどうなる?」

悠一「その場合は 俺への被害が予想された時点で アンタ等を潰すだけ 八神はやてには悪いと思うけど 飛びかかる火の粉は振り払わせて貰うよ」

シグナム「なら 闇の書をその鑑定魔法とやらで見たらどうなる?」

悠一「まずアンタ等の真偽がわかる それと 本がどういった代物なのかも分かるから アンタ等がしてる方法以外の対処法が見つかるかもしれない」

シグナム「それで 我等が言った件が事実だと分かって貰えたら?」

悠一「その時は アンタ等からは手を引く もし協力を望むなら協力はする 但し 八神はやての状態の把握で 診断魔法を掛けさせてもらうのが条件な そっから後は 本の特性と八神の容態次第」

ヴィータ「・・・じゃあ しゅぎ田が嘘だって判断したらどうなんだよ?」

悠一「もしそうなら この場で排除するだけ」

シャマル「鑑定魔法なんて聞いた事がありません それはミッドチルダの新しい魔法なのですか?」

悠一「ミッドチルダ もう1つなんだっけ? ベルガだったか? 俺の魔法はどちらでもない 多分アンタ等が知らない世界の魔法だな」

ヴィータ「そんな得体の知れない魔法を掛けられるのに 闇の書を渡せる訳ないだろ!」

シャマル「・・・どうしますかシグナム?」

【はい】【いいえ】みたいに単純じゃないけど、選択肢は与えたつもり。

本を【インパス】で鑑定させなくても、すぐに敵対する訳ではない。

鑑定して事実なら、更に選択肢で協力を望むか望まないかの【はい】【いいえ】だけ。

シグナム達にとって一番最悪なのは、嘘だった場合だろう。

っま、嘘なら鑑定させなきゃいいだけだから、逃げ場も用意はしてる。

ただ、俺の信頼度は0な訳だから、何かあれば敵対は必至。

嘘がすずか達に露見したなら、すずかと八神はやての関係も崩壊する最悪な展開もあうる。

こればっかは原作よく知らねえし、シグナム達やすずか達の判断になるだろうな。

すずか「・・・もし杉田君がはやてちゃんに危害加えるなら 私達だって戦うからね」

アリサ「アンタがどれだけ強いか知らないけど 1人で私達に勝てると思ってるの?」

挑発してるのか知らんが、記憶消してエライ変わり様だな。

ファタリテ「でも 彼の言い分もわかる」

フェイト「私もすずかの友達はやてを助けて上げたい でも 事実関係はハッキリさせた方がいいと思うよ」

姉妹はプレシアさんの件があるから、こういった事情に慎重なのはわかってくれたか。

この場で一番読めないのは・・・

アリシア「でもお兄ちゃんなら きっと何とかしてくれると思うんだけどな~」

コイツだ・・・

仏ってから過度な接触はないんだが、な~んかおかしい。

シグナム「・・・結論はザフィーラを回復させて 相談してからでもいいか?」

忘れてた!!

犬をボコって放置してたな・・・・・

悠一「別にいいよ でも 先日みたいに後日改めては了承しないよ」

シグナム「わかった シャマル ザフィーラを頼む」

シャマル「はい ・・・っ ダメ 魔法が発動しない・・・」

そういや、【マホトーン】に掛かったまんまな緑のお姉さんだったな。

しゃ~ない。

悠一「マホアゲル」

外傷のない犬もMP消費してるだろうと、魔力を分け与えたら、

シャマル「・・・ザフィーラの魔力が戻った?? それにベルガ式でもミッド式でもない魔法・・・ もしかして!!」

ヴィータ「どうしたんだよシャマル?」

シャマル「いえ なんでもないです」

何か言ってるが、これで時期に犬も目を覚ますだろうな。

それまでの間、3人で協議でもしてくれたら話は早そうなんだがね。





ーファタリテ sideー

私は、前から不思議に思ってた事を姉さんに聞いてみた。

あの3人に絡まれた時もだし、ドッジボールの時もそうだったから、クラスメートの杉田悠一『彼を知ってるの?』と。

アリシア「え? お兄ちゃんはお兄ちゃんでしょ?」

アリサ「それじゃ要領得ないでしょ」

すずか「アリシアちゃんは 杉田君ならどうにかしてくれるって言ってたけど?」

フェイト「何か思い当たる事でもある?」

アリシア「だって 前にも助けてくれたよ~ あれ? 前ってなんだっけ?」

前? 前ってなんだろう? 姉さん自身もわかってない様子。

私の記憶では・・・アレ? 何か大切な・・・ え? 思い出せない。

フェイトを見ると、難しい顔をしてるし、すずかとアリサも??

姉さんが言った様に、前にも彼に助けられた事があった様な気がする。

でも、思い出せないのは何で?

凄く大切な何かを・・・

アリシア「みんなど~したの???」

『なんでもない』って言ったけど、私だけじゃなくここにいるみんな何か引っかかってるかも・・・

なんだろう、彼を見ると喪失感が込み上げてくる。

私どうしちゃったんだろう・・・

ーファタリテ side endー





ん? なんだ?

すずか達がこっち見てるな。

さっきの挑発で、俺への攻撃を考えてるって顔でもなさそうだが、一応警戒しとくべきか?

まぁ、今は犬が目を覚ますまで、静観しておくのがベストだろうと放置。

目を閉じ腕を組んで【めいそう】でもしとこう。



八神はやて。

DQ的には、うっかり呪い品を装備したって扱いなのかはさておき、仮に本が性格を変える代物ではなくて呪われた装備と仮定しよう。

そうしたら、【シャナク】すれば呪い装備は外れるだろうが、本は消滅してしまうかもしれない。

そうなると、本の守護って名目のシグナム達も消滅するかもしれん。

結果、八神はやてを救う事が出来たとしても、俺が恨まれて何かされる可能性が高い。

大量の【聖者の灰】と抱き合わせて、錬金釜に放り込んだらどうなるんだろう?

これは一か八かの賭けで、アイテムは壊れないだろうが、うまく錬金出来てもどんなアイテムになるかわからん。

何はともあれ、この憶測は協力するになった時だわな。

協力しない場合は、俺からの接触は控えて箱庭にでも逃げてりゃ、流石に厄災(うんのよさ)はないと思いたい。

ただ、最悪な展開は、シグナム達だけでなくすずか達とも敵対した場合だな。

そうなったら、適度にMP尽きさせて、それからは箱庭に逃げるが勝よでバックレか、【変化の杖】で他者に化ければ、顔を合わせた所でバレもしないだろうしね。

何にしても、シグナム達がどう出るか次第。


ってか、そういやピサロ兄さんって、呪いを無効化して装備出来るんだよな?

羨ましい・・・

 
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