| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

リリカルクエスト

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

60日目 ゆういちはまんきつした

夏休みに入り、すぐ宿題は終わらせた。

後の約1か月間は、遊びたい放題遊べるので、箱庭へと飛んだ。

白夜叉がいるサウザンドアイズの支店を訪ねたら、店員さんに追い返されそうになった。

なんでも、名のあるコミュニティーに所属してない俺みたいなのは、ノーネームってのと同じ扱いだそうで、信用のおけない者なんだってさ。

しかも、白夜叉はよくわからんが、ここら辺の元締めみたいな事をしているらしく、俺みたいなガキを会わせるのは出来る訳がないと言われ、キレました。

店内を取りあえず燃やし尽くし、慌てる店員に『サウザンドアイズ潰したるから 責任者呼んでこいや』って言うと、やっと白夜叉が出てきて、

白夜叉「なんじゃこれは~?? っむ おんしは 悠ではないか どうしてこんな事をしたのかの?」

悠一「お前ん所のそこの人がさ 出ていけとか馬鹿にした発言ばっかするから サウザンドアイズ潰してやろうと思ってさ」

白夜叉「・・・・・・それはマコトか?」

キっと店員を睨み、店員は言い訳を始めている。

ノーネームだとかまだ言ってるよ。

白夜叉「悠 すまなかった ワシも ちと忙しくての おんしの事を伝えてなかった ワシの責任じゃな」

悠一「で 白夜叉が相手してくれんの? それともそこの人? 今回は手加減しないから」

白夜叉「っちょ ちょっと待ってくれ!! なんでそうなるんじゃ? こっちはそれ所ではないとゆ~のに・・・・・」

悠一「何? これから他の奴とバトんの? なら それが終わってからでもいいよ」

白夜叉「ち 違うんじゃ!! 最近復活しよった暗黒神ラプソーンが 魔王達の徒党に参加したらしいのだ これ以上奴等の勢力を放って置いたら 他のコミュニティーにとっても不味いんじゃ」

悠一「はぁ~ラプソーン? あのデブか やっぱ箱庭に逃げてやがったんだな 白夜叉の次にもう1回シバいとくわ」

白夜叉「・・・おんし もしかして1か月位前に アヤツと戦っておらんか?」

悠一「ああ 戦ってボコった そしたら 捨て台詞吐いて逃げたぞ」

白夜叉「もういい 何も言うな・・・ おんしが欲した温泉を家に付けてやるから 今回の件は手打ちにしてくれんか?」

む? そう来られたら、譲歩しようじゃまいか。

それから、店舗の奥の間に通されて、俺にくれるはずの家の地図を貰った。

地図を頼りに行ってみると、結構な土地に旅館みたいな家に露天風呂で、手入れはあまりされてなかったらしく、数日掃除で費やした。

爺ちゃんはこっちに来てるのかと【神の座】に行ってみたが、爺ちゃんはどっかに出かけているらしく、出直す事にした帰り道、

???「おお 悠一ではないか とうとうこっちの世界に来たか?」

緑でデッカイ人に声を掛けられた。

はて? こんな知り合いはいないと思うんだが、

???「ふむ 儂がわからんか? この姿で会った事はないからな 儂だよ 神龍だ」

ほぇ? 神龍ってDQ3のか?

神龍「その顔はどうやらわかったようだな して いつ箱庭に来たんだ? 所属コミュニティーはどこだ?」

箱庭に来た経緯やら、コミュとやらには未所属など色々話すと、神龍が所属する【天空城】に入らないかと言われた。

そこ竜神王もいんの?って聞いたら、知り合いだと思ってなかったみたいで、なら是非にと誘われる。

まぁ、色々見て知ってからの判断でいいと思い、今は断ったら、

神龍「では 考えておいてくれ なにぶん コミュニティーの長 マスタードラゴン殿が行方不明なのだ」

・・・・・確かアイツって、プサンで20数年トロッコで回ってるんだよな?

あんなドジで、コミュの長務まるのか疑問だ。

DQ5も、俺が介入してからどうなるかわからんし、一応地下遺跡の洞窟見てきた方がいいのか?

神龍「そう言えば 儂を倒した報酬はどうする?」

忘れてた。

すごろく会場もレイアムランドの洞窟も必要無いし、かといって【エッチなほん】ってのもね・・・

神龍に出来る範囲で希望はあるか?って聞かれたので、定番の『ギャルのパンティ~を おくれ~』ではなく、何にしようか?
  
  
  
  
  
モンスターや他の種族と、コミュニケーションを取れる様にして貰いました。

これで多分、モンスターを仲間に出来るかもしれない。

他にも情報で、ギフトゲームは人・物・土地・コミュネームなど色々なモノを賭けて勝負する事が出来るや、ドラクエの魔王・神以外にも他のゲームなどで出てくるのもやっぱいるらしい。

コミュランクが上がると、それだけ恩寵(おんちょう)を受ける事が出来、相応の権力も与えられるそうだ。

まぁ、そんなもんに興味はないので、たちまちモンスターを仲間にしに行く事にした。





それから夏休みも終わりに近づき、我が家はモンスターやよくわからん箱庭産の幻獣で溢れかえっている。

狩ってたら神龍のご褒美効果が発揮され、リュカが言ってたモンスターの声が聞こえるようになってた。

夏休みが終わると、俺も頻繁に箱庭に来れなくなるので、ここの管理は地獄の執事ことヘルバトラーに仕切って貰う様にお願いして、他にも色んな係りを決めている。

門番にはSキラーマシンとキラーマジンガを待機させてるし、敷地の中はもう何て言うか色々いる。

下手に手を出せば、侵入者はタダではスマンと思う。

そんな中、

白夜叉「お~ 悠や 来てやったぞ どうじゃ家は? って なんじゃこれは!!? 人に従わんはずの魔物と幻獣が なんでこんなにおる? おんし 一体何したんじゃ?」

白夜叉が訪ねてきて、中に入るなり驚いている。

メンドクサイので、所々省きながら仲間にした経緯を話すと、

白夜叉「おんしの強さはわかってるつもりじゃが ホンマ規格外だの して どうじゃ 所属するコミュニティーは決まったのか?」

俺が規格外ならリュカも規格外になるぞ。

しかし、知り合いに会う度コミュに誘われるけど、な~んか1人気ままの方がいい。

んな訳で、白夜叉の誘いも断ってる。

それにノーネームでもいいじゃん。

しがらみなく、自由気ままに過ごせるって良い事よ?

なんか因縁つけられたら、相手シバいときゃいいし、簡単な事じゃんか。

そんな意見を言うと、

白夜叉「まぁ こちらも無理強いはせんが・・・ そうじゃ おんし 暫く箱庭を離れるのなら ここの管理で人がいるじゃろ? ちと1人ここに置いてくれんか?」

ん? 別に構わんがどんな人って聞くと、

白夜叉「11年位前に箱庭に漂着した人物での ちと 訳ありで人前には出れんのじゃ おんしがノーネームなら うちにおるよりか安全だから 頼まれてくれんか?」

その人、モンスターとか大丈夫なら別にいいと答える。

モンスター達にここの管理任せ切りにしたらエライ事になりそうだし、その人が良い人なら、管理人になってくれたら少しは安心出来るからな。

白夜叉「おお 引き受けてくれるか それでは 今度連れて来るとしよう 名をクライド・ハラオウンと言う 信用出来る人間だから安心してくれい」


そして、そのクライドさんに会ってみたらとても良い人で、うちの別荘に管理人が出来ました。

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧