リリカルクエスト
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49日目 ゆういちはみぶるいした
ーファタリテ sideー
ハラオウン艦長からドルマゲス発見の連絡を受け、私達はアースラに来てる。
私達が回収したジュエルシードは14個。
後は、ドルマゲスから7個を奪取すれば、この一件も終わり。
アリシア姉さんはポヤポヤしてるけど、フェイトとアルフそれに立花達もそれがわかっているから、今回で決着を付けるって意気込んでいる。
そう言えば、アースラに来る前に悠一から色々渡された。
お守りみたいな奇麗な玉【ふっかつのたま】、瓶に入った液体は飲めば魔力を全開回復する【エルフののみぐすり】を人数分、他にも、みんなの魔力を上げる【マホルアップZ】と【インテリンZ】、攻撃力を上げる【バイキルトンZ】、機動力を上げる【ピオリミンZ】ってアイテム。
悠一が言うには、玉と飲み薬以外のアイテムはドルマゲスと戦う時に天に翳せばいいって言ってた。
悠一はどこからこんなにも凄い魔法アイテムを手に入れて来るんだろうって思ったけど、それは後で聞けばいいよね。
そして、
リンディ「ようこそ みなさん」
艦橋に入ると、ハラオウン艦長以下、管理局員達の雰囲気がいつにも増してピリってしてる。
リンディ「ご連絡した様に ドルマゲスの所在を突き止めました ですが 今まで以上の強大な魔力とわずかながら次元震も観測しました それでみなさんに確認したいのですが これから先何が起こるかわかりません 負傷したり最悪な事態も想定されます それでも ドルマゲスと戦いますか?」
立花「覚悟はしてます」
なのは「もちろんです ユーノ君を手伝うって」
すずか「ここで引けないもんね」
アリサ「大丈夫 みんないるんだからね ユーノ」
ユーノ「・・・みんな ありがとう」
なのは達の言葉に、ユーノは感極まってる。
フェイト「私も 自分の責任を他人に取って貰うなんて出来ない」
アルフ「アタシもだよ ドルマゲスには借りもあるし」
アリシア「こんどこそコテンパなんだよ~」
私達だって、フェイトが言った様に事の一旦の責任がある。
そんな私達の言葉を受け、
リンディ「・・・皆さんの決意はわかりました クロノ執務官 説明を」
クロノ「はい 艦長」
クロノから出撃する戦闘局員を交え、ドルマゲスの予想魔力と魔法の特性、3体に分身した場合の分散メンバー、各員の役割、有効と思われる戦術・魔法の説明が始まる。
戦闘局員達は、私達とドルマゲスの戦闘映像で対処訓練をしていたみたいだけど、接近戦を得意としてる局員は少なく、殆どの局員はアルフとユーノみたいにサポートに回り、バリアやバインドで私達を支援する作戦。
他にも、第3勢力が現れた場合の対処法も捕捉してた。
私達は、基本今まで通りだけど、クロノが加わり、悠一が言った様にお互いの力量の把握してから、連携に磨きが掛かったのは実感してる。
だけど、相手はあのドルマゲスで、正直どこまで通用するのかわからない。
悠一に頼るとしても、私達が出来る分はやりきってから。
そうじゃなきゃ、一生悠一には追いつけないと思うから。
ーファタリテ side endー
みんながアースラに行ってから、俺はマンションでお留守番してます。
艦長から、サーチャーの映像をリアルタイムで送られているので、いつでも状況はわかるんだが、嫌な予感がプンプンしてる。
だって映像の中で、ドルマゲスの所在地が映しだされてたけど、球状液体っぽいのになって、周りを何かが浮遊してるじゃん。
アレってアレだよね? 人間辞めちゃいますの儀式中じゃね?
あの浮遊してキラキラ光ってるのは、ジュエルシードか?
確かドルマゲスが手に入れたのは7個だよな?
見る限り、光ってんのは4つっぽいけど、実際見てる訳じゃないからよくわからん。
一応、いつでも出れる様に準備はしておこう。
ー立花 sideー
クロノ君の説明が終わってから、ファタリテから2つの道具を渡された。
なんでも、悠一君からのお守りと魔力回復薬なんだって。
なのはには、魔力回復薬を多めに持たそうって意見が出て、私もそれには賛成。
前衛のファタリテ・フェイト・クロノが2本づつ、残りは、なのはの全魔力を放出する大技が、私達の最大の攻撃方法なのだから、なのはに3本といざって時の予備で残りの1本を私が持つ事に決まった。
それからファタリテが、他にも渡されていたアイテムを取り出し、その効果と共に並べていき、クロノ君が、
クロノ「なんで悠一は ロストギアじゃないにしても 相当な魔法アイテムを持ってるんだ? こんなアイテムミッドチルダにもないぞ!!」
って、アイテムを手に取っては愚痴をこぼしていた。
クロノ君が言いたい事もわかるよ。
悠一君が、転生するのにどんな特典を選んだのかは気になる。
3馬鹿はなんとなく予想つくけど、悠一君の特典は思い当たるだけでもサイコロの最大数6以上だもの。
これは、ジュエルシード事件が終わったら詳しくO☆HA★NA☆SIが必要よねって考えてると、ファタリテと目が合い、
ファタリテ「立花 後で聞かなきゃいけないと思う」
立花「そうね 私も丁度同じ事考えてた」
2人で笑いあってた。
ー立花 side endー
準備をしていたら、急に背筋にゾゾゾっと悪寒を感じた。
まさか・・・と思い、サーチャーの映像を確認するも、まだなのは達はドルマゲスとは対峙していなかった。
何にしても、この感じはただ事じゃない。
ジュエルシードの魔力を取り込んだドルマゲスが、どの程度なのかわからないので、急ぎアースラへ向かうとしよう。
あそこで待機してたら、何が起きてもすぐ出撃れるし、サーチャーより状況がわかるはずだから。
艦長に、《みんなが出たら アースラへ行きます》と通信を入れると、《どうしたのですか?》と聞かれ、嫌な予感がしたのを伝えて、出撃するみんなには十分注意を促して貰った。
そして、みんなが出てから、
リンディ《それで 悠一君 その嫌な予感とはなんですか?》
悠一《ハッキリとはわかりません ですが そっちに居た方がいいと判断しました》
リンディ《そうですか わかりました でもどうやってこちらに?》
クロノがいないので、アースラへ転移が出来ないと思われてたらしく、俺はアースラを思い浮かべてルーラを唱えた。
しかし、マンション内だったので、天上に勢いよく頭をぶつけてしまった。
後書き
マホルアップ・インテリン・バイキルトン・ピオリミンはモンパレから
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