オッス!オラ、フリード!いっちょ踏み台すっぞ!!
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エイプリルフールネタ
前書き
もし、フリードが女の子だったら。
俺は事故で死んでこの世界に転生して16年ほどたった。最初は、教会の施設にいたけどいつの間にか堕天使陣営に来ていた。名前?フリードだけど何か?TS転生って奴なんだろうね。女の子になちゃった。最初は驚いたわけだよ。だって長年連れそった自分の相棒がいないんだぜ?三日三晩泣いたね。うん。特典FFの能力だよ。最初からフルバーストで使えるけどね。容姿は例えるなら、某魔法少女に出てくるリインフォースが白髪になった姿でも想像してくれればいいじゃない?白髪で赤目だよ、ボンキュッボンだよ。最高だよね。時々お風呂でポーズとったりしてた。自分で言うのもなんだけどナイスバディだし。
で、今何してるかというと。
「お~い、お母さん。今日の晩御飯は何だ?」
堕天使陣営でお母さんやってます。納得いかないけど。
「お母さん言うな!アザゼル。消し飛ばすぞ!晩飯はサバの味噌煮だよ」
「お、いいね。お前、そういう男っぽい言動がなけりゃモテたんだろうな」
余計なお世話である。因みにモテることはモテる。だけど、なんかおかしい。ドMにばっかりモテるんだが…解せぬ。
「余計なお世話だっての。そういや、ヴァーリとか他の連中は?」
シェムハザやバラキエルなんかも飯を食いに来るんだが、今日はいない。
「さあな、どっかで油売ってんだろ」
「まあいいか、先に飯にしようず」
他の連中はほっといて、食事の用意をしている最中にヴァーリが戻ってきた。
「すまない、フリード遅れた」
不安そうな顔をして聞いてきた。
「ん、今から飯だから丁度だな」
「そうか、ならよかった」
俺が返事をするとヴァーリが安心したような顔をした。
「じゃあ、飯にするぞ。いただきます」
「「いただきます」」
今日もなかなかの出来だな。うまうま。
「アザゼル、頼まれていた。コカビエルの件片づけておいたぞ」
アホビエル?あいつなんかしたのか?そういやそろそろ原作3巻の時期だっけ。最初は踏み台しようかと思ったけど、ほっといても大丈夫だろと思ったらほんとになんとかなったな。
「そうか、ありがとな。あいつの処遇だがコキュートスで永久冷凍の刑だな」
何それ、寒そう(小並感)
「それが妥当だろうな」
「ったくあいつのせいでいろいろ面倒が増えたぜ。でも、いいこともあったがな」
「いいことってなんだよ?」
気になって聞いてみた。
「ああ、今回の件で三勢力で会談を開くことが決まってな。まえからこの話は合ったんだが早まったんだよ」
ふ~ん、俺には関係ないけどな。
「んでだ。フリードお前にもその会談に参加してもらうからな」
おいおいマジかよ。
「メンドイんだけど」
「まあ、そういうなって。お前引きこもってばっかだろ?」
主婦だからいいんだよ!…あれ、今自分がお母さんだと肯定したような…
「…わかった。参加する」
「よし。明日ヴァーリと下見に行って来い」
「わかった。…フリードと二人か、デートみたいだな」
ヴァーリが返事をした後に何か言ったけど聞こえなった。なんか心なしか顔が赤かった。風邪か?あいつ風とは無縁そうなのにな。そうこう話してるうちに俺たちは飯を食い終えた。
「さて、飯は食い終わったし。風呂入って寝るか」
俺はそう言って、自室に戻った。
次の日、朝から駒王町の下見に来ていた。だけど俺とヴァーリは別行動をしている。ちょっと見たいものあったし。「別行動な」って言ったらヴァーリが少し落ち込んでいた。なんでや?
で今、俺は駒王学園に来ていた。そこで俺はヴァーリを見かけたんだけど、あいつ橋にもたれかかって何やってんだ?恥ずかしいぞ、おい。あれうちの仲間なんだぜ。恥ずかしいからやめさせようと思ったら。赤龍帝こと兵藤一誠や木場たちがやってきた。少し遠めで何話してるかわからんけど、ヴァーリの奴また、人様に迷惑かけて。全く…
「やめておいた方がいい、コカビエル如きに「おい、この馬鹿!」っ!?」
俺が後ろからハリセンで頭をひっぱたいた。
「「「!?」」」
俺がヴァーリの後ろから現れたことにイッセーたちが驚いていた。
「フリード!?なぜここに」
「なぜ、じゃねえぞ。人様に迷惑かけやがって。すまんな赤龍帝、うちの阿保が迷惑かけて」
「い、いえ。大丈夫です」
「そうか、おい阿保。お前が謝らんでどうする。とっとと謝れ」
「す、すまない」
お、素直に謝ろうと思えば謝れるんだな。
「ということで、厚かましいお願いだが許してやってほしい。いいかな?リアス・グレモリー殿?」
俺はイッセーたちの後ろにいた、リアスに聞いた。
「ええ、それにしてもあなたは一体?」
そういや、会うの初めてか。
「俺はフリード・セルゼン、堕天使陣営の人間だ。よろしく頼むわ。で、ゼノヴィア久しぶり~。元気だったか?」
俺が転生した時に引き取ってもらった施設にゼノヴィアがいた。驚いたけどすぐに慣れた。
「まさか、この極東の地で君に会うとはね。教会を旅立った時は心配していたんだが元気そうで何よりだ」
「ゼノヴィアは彼女のことを知っているの?」
リアスがゼノヴィアに聞いた。
「ああ、彼女は私が施設にいた時の仲間だ。彼女は教会を抜けて旅に出たと聞いていたんだ。堕天使陣営にいたとは」
「まあ、いろいろあったんだよいろいろ。今度の三勢力会談だけど俺も参加するからな。また会おうや。じゃあな、ほれ行くぞヴァーリ」
俺は懐かしい仲間に別れを告げヴァーリを連れその場を抜けた。
◆◇◆◇◆
私は今日懐かしい顔に会った。彼女は私が施設にいた時からの古い付き合いだった。昔から自由人で何をするかわからないがいい奴だった。今日の再開はうれしい反面困惑もした。まさか、堕天使陣営にいるとは夢にも思わなかった。
「ねえ、ゼノヴィア。彼女は本当に何者なの?」
部長が私に質問をしてきた。
「さっきも話したが、彼女は私と同じ出身の仲間だ。彼女は昔から不思議なやつだったよ。それに、戦士の育成機関でもぶっちぎりの強さだった。おそらく、教会の中でも5本の指に入るほど強いだろうね」
飄々としながらも心に熱いものを持つ彼女に私はあこがれていた部分があった。強さもその一つだ。対人戦、一対多数の戦闘においても彼女は負けることはなかった。それほどの強さだった。
「マジかよ。あのお姉さんそんなに強いのかよ」
「そうだ、イッセー彼女は強い。あとフリードは私たちと同い年だぞ」
私の発言がよほど驚きだったのか皆が凄く驚いていた。確かに彼女は本来の年齢より高く見られていた部分はあるが…まあいい。今回の会談が成功すれば彼女ともまたゆっくり話が出来るな。
楽しみだな。
◆◇◆◇◆
ヴァーリがイッセーに接触してから数日が過ぎた。今俺たちは、駒王学園の一室にいた。その部屋には、ミカエルやサーゼクス、セラフォルー、アザゼルと各陣営のトップが集まっていた。
「眠い」
夜中なんですよこの会談。眠いに決まってんだろ。悪魔はいいよな。夜が本番じゃん。
「起きてろよ。フリード」
あっ、そうだコーヒー入れよ。クッキーとかも焼いてきたんだよ。腹減るし。
「お久しぶりですね。フリード」
リアスたちが来ないから待ち時間が暇になったのかミカエルが話しかけてきた。
「お、ミカエルさんじゃん。おっひさ~」
「ええ。お元気そうで何よりです。まさか堕天使陣営にいたことは驚きですが」
「アザゼル、彼女は?」
サーゼクスが俺の方を向きながらアザゼルに質問した。
「ああこいつは、俺らの護衛的なものだよ」
俺、そういう役割で呼ばれてたんだ。
「フリード・セルゼンでやんす。よろしく。あっそうそう、コーヒーと紅茶、あとお茶請けなんかも用意しましたけど食べます?」
夜ってお腹すくから食わないと辛いんだよ。え?太るぞって?大丈夫俺食っても太らないし。
「おまえ、何しに来たんだよ」
「お前が参加しろっていったんだから来たんだぞ」
俺は全員分の食料を用意しながら言った。
「手伝います」
サーゼクスのメイドさん。グレイフィアさんだったかな?が手伝ってくれた。さすが、ハイパーメイドさん手際がいい。
クッキーは好評だった。あと、紅茶が恐ろしいほどうまかった。普通の茶葉なのにな。今度グレイフィアさんに教えてもらおう。そうこうしてるうちにリアスたちが入室してきた。やっと、始まるのか早く終わらないかな。
「紹介する。私の妹とその眷属たちだ。先日のコカビエルの襲撃の件で活躍してくれた」
いや~、なんかすいませんね。身内の不手際で迷惑かけちゃって。
「悪かったな。俺の所のもんが迷惑かけて」
おいこらアザゼル。それ人にもの謝るやり方じゃねえだろ。あやまらせよう。ハリセン持って~振りかぶって~
「オラッ!」
バシンっといい音がアザゼルの頭でなった。
「いってえ!何すんだ!フリード」
「てめえ、なんだその態度。向こうさんもお前のあまりのあほな態度に開いた口がふさがってねえじゃねえか!いい年こいたおっさんがまともに謝れないなんて恥ずかしいと思わねえのか!?ええ!?」
「いや、あいつらが驚いてるのはお前のたい「あぁん!?」いやなんでもありません。すいませんでした」
「俺に謝るな。あいつらに謝れ。あと次おんなじことしたら、これから飯はないと思えよ」
最後にもう一度、ハリセンで引っ叩き他の奴らに頭を下げて席に戻った。
「す、すまない。この通りだ」
アザゼルが頭を下げる。最初からそうや手謝罪しろよ。堕天使のトップだろうが。
「い、いや。こちらとしては問題ない。…いつもあんな感じなのかい?アザゼル。グレイフィアがもう一人いる気分なんだが」
「…ああ、いつもあんな感じだ」
最後のほうがなんか聞き取れなかった。何言ったんだよサーゼクスさんよ。
「…この会談が終わったら飲もう」
なんかサーゼクスとアザゼルがひそひそ話を始めたぞ。ちょっとアザゼルないてないか?
「ふふ、それにしても彼女は、あなたの母親のようですね。アザゼル」
ミカエルがおかしそうに言った。何を言ってるんですかね、ミカエルさん。
「おい!ミカエルやめろ!」
俺はアザゼルに向かって2本の指を出した。自称お母さんカウンター。これが0になると俺は切れます。ええ。アルテマをトリプルでぶっぱします。
「マジかよ。残り2個だと…やめよう。話を進めるぞ」
「ああ、そうしよう。リアス頼むよ」
「は、はい。では報告します」
長くなりそうだし明日のスーパーのチラシでも見るかな。何が安いかな…豚のブロックが安いな。角煮にでもしようかな。あとは煮卵用の卵としょうがと黒糖なんかも欲しいな他は…
「おい、フリード聞いてたか?」
あれ、いつの間にか話が終わってたのな。みんながこっちを向いてる。
「悪い。明日の献立考えてたら聞き逃した。因みに明日は豚の角煮だ。豚バラが安いからな」
「お前本当にマイペースだよな。簡単に言えば三勢力で和平を結ぶか戦争するかって話だ」
「和平で、以上」
俺は即答した。だって、戦争とかめんどいじゃん。好き好んで戦争するやつとか頭おかしすぎるだろ。
「で、赤と白はなんて?」
イッセーとヴァーリを交互に見ながら言った。
「赤龍帝はリアス・グレモリーとやりたいんだってよ。ヴァーリは強い奴と戦えればそれでいいんだとよ」
イッセーは平常運転なのね。まあ、それが力の源になるんだから便利な能力だよな。
「ふ~ん。ところでなんで俺に聞いたんだ?俺に意見求める必要はねえだろ」
「お前、ちったあ自分の強さ自覚しろよ。普通、軽い気持ちでドラゴン凹って食卓に乗せようとしたり、本気のヴァーリを数秒で半殺しにしたりできねえだろ」
なんか、アザゼルの言ったことで場がざわざわしてるんだけど。
「マジかよ。あの子、そんなに強いのか…」
イッセーもなんか落ち込んでるし。
!?おいでなすったか
「カーバンクル!ルビーの光!!」
召喚獣を呼び部屋一体に結界を作った。あぶねえ。間に合った間に合った。
「敵か…外の時間が止まっている?」
サーゼクスが呟いた。部屋の奴らはなんとかなったけど外は無理だったか。
「らしいな。俺たちはこいつの力で無事だったけどな」
アザゼルが俺を指さす。そんなに何回も見られてると照れるな。
「リアス・グレモリー。めんどいからリアスって呼ぶけどさ。お前んとこに時間停止能力を持ったハーフヴァンパイアがいたな?」
「ええ。まさか!?」
「まさかだろうな。さて、救出に向かうとしようかね。どこにいるかわかるか?」
「待って。あなた一人で行くつもりなの?」
「そうだけど?」
いや、一人のほうが戦いやすから。俺の魔法って範囲攻撃とか多いし舞い込んだら目も当てられんじゃん。
「転移が使ないので非常に危険です。お控えください」
こんなときまで落ち着いているグレイフィアさんぱねえ。転移が使えないとなると外の護衛連中もどっかにやれないのか。
「いや、こいつ一人のほうがいいだろう。なぜかは見てればわかる」
自信たっぷりといった感じでアザゼルが言う。あんたがやるんじゃないんだけどね。
「わかった。アザゼルがそう言うなら信じよう。リアス彼女にぎゃすぱー君の場所を。頼むよフリードさん」
「あいよ。事前に調べて来たから、場所の名前だけ言ってくれ。それでわかる」
「分かったわ。ギャスパーは、旧校舎の一室にいるわ。ギャスパーをお願い」
OKOK。お姉さんに任せなさいっと
「ようじんぼう」
といっても俺が行くんじゃないんだけどね。というわけで俺の代わりようじんぼうさんです。こいつは金を渡すと動いてくれる守銭奴のような召喚獣だよ。めちゃくちゃ強いけどね。
「場所はわかるな?」
召喚獣と考えがリンクできるので細かい説明が要らないのは楽だわ。俺の問いにようじんぼうは頷いた。
「じゃあ一分ぐらいで頼むわ。はい、これ今日の給料」
俺から給料を受け取るとようじんぼうは一瞬で消えた。
「あ、あなたが行くんじゃないの?」
え?さっきまでのシリアスっぽいのはどうしたかって?あいつなら国に帰ったよ。付き合いきれないってさ。
「めんどい。それにそろそろ戻ってくるぞ」
俺が言った通りにようじんぼうがギャスパーと小猫を連れて帰ってきた。
「ギャスパー!」
リアスがギャスパーに抱き着いた。
「良し。転移は使えるな。サーゼクスさん、ミカエルさん警備の連中を下げることはできるか?」
「出来ますが…いいのですか?」
「おう、というかいたらまとめて消し飛ばしそうだし」
「分かった。警備のものは下げさせよう」
外から、警備の人間の気配がしなくなった。よ~しお姉さん張り切ってみんなの活躍奪っちゃうぞ!
「ヒャッホー!まつりじゃあああ!」
テンションMAXになった俺は勢いよく窓から飛び出した。
「よし、時間もあんまないし消し飛べ『アルテマ』」
敵の転移魔方陣を中心に物凄い爆発が発生し、転移魔方陣ごと消し飛ばした。俺は吹き飛ばしたことを確認して部屋に戻った。
「はい、お疲れっした~」
全員の口が開いたままふさがってなかった。うんわかるよ。活躍できると思ってたもんね。ごめんねごめんね~
もう終わりかと思ったら部屋に一つだけ転移魔方陣が現れた。
「この魔方陣は!」
今まで、完全に空気だったセラフォルーが叫んだ。
「ごきげんよう。現ま「フレア」ギャアアアア!」
尺がないから核熱で溶かした。ねえ、出れると思った?残念融解しちゃった。テヘペロ!
「さあ、かえろうず。明日も早いんだよ」
俺は一人そういってテレポで帰った。
この後こんな会話があったという。
「俺がテロリストになったというビックリ発言が…」
うなだれるヴァーリ
「サーゼクス、ミカエル少し付き合ってくれるか。飲もうぜ」
死んだ魚のような眼をしたアザゼル。
「ああ今日は私のおごりだ」
「今日はとことん付き合いますよ。アザゼル」
以外にも仲の良いサーゼクスとミカエル。
「今度彼女にあのクッキーの作り方を聞きたいですね」
とりあえず、現実放棄した。グレイフィア。
「「「何だこれ」」」
一番状況についていけないグレモリー眷属たち。そんな状況で一日が終わった。
次の日、俺とアザゼルが学校にやってきて、いろんなことが起こるが、それはまた別の話。
後書き
本編とは関係ありません。本編とは関係ありません。大事なので(ry
最後は適当になってしまった。すいません。それにしてもカテレアさん不憫だな~。本編でもこんな感じになるかもね。ではまた本編で。ありがとうございました。
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