リリカルクエスト
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31日目 ゆういちはせっきょうされた
ー立花の冒険の書ー
温泉イベントに行った時、まさか杉田がいるとは思わなかったわ。
学校で、なのは達が誘っていたのを断っていたはずなのに。
商店街の福引で当てたっていってたけど、本当なのか券を見たら本当に商店街の景品で、ペアチケットなのに1人で来るなんてどうなのかしら?
夕飯で、ユーノから教えて貰った念話で試してみたけど、空振りだったし、ユーノに例の3馬鹿の件があるからと、杉田を見て貰ったら、『あの人からは 微弱だけど何か不思議な力を感じる』ってだけで、要領を得なかった。
温泉街のジュエルシード暴走の際も来なかったし、一体杉田は何がしたいのか、未だわからない。
そう言えば、ジュエルシードの時に、ファタリテとフェイトとアルフがこちらの問いかけに、答えてくれたのは意外だった。
確か原作では、お母さんのプレシアさんの目的、アリシアを生き返らせるのにジュエルシードを必要としてたはずが、『魔法の練習してたら 誤って輸送艦を撃墜してゴメンナサイ ジュエルシードの捜索を手伝わさせて下さい』だもの。
ファタリテが、テスタロッサ家の問題を解決したのかと考えたけど、違うっぽいし、雑談した時になのはが、『ゆ~君酷いんだよ あ ゆ~君って杉田悠一君なの』って言葉に、ファタリテとフェイトは微妙に反応してたし、何か怪しいわね。
ただ、すずかとアリサが、最近やたら杉田にベタベタしているのは、絶対何かあったに違いないと思う。
2人に聞いても、頬を染めて『えへへへ』と笑ってはぐらかすし、その影響かなのはも杉田に大胆な行動をしたりしてる。
なのはのそんな姿を見た恭弥さんが、しきりにこめかみをピクピクさせてたけど、問答無用で排除してた3馬鹿とは違うって事よね?
杉田は何故か恭弥さんと忍さんとも知り合いっぽいし、謎は深まるばかりね・・・
今は、よくわからない杉田の事は置いておいて、悩みの種である3馬鹿ね。
毎度毎度、魔法トレーニングしてたら邪魔しに来るし、その場を目茶目茶にするし、ファタリテとフェイトにも嫁嫁うるさいし、場所を変えてもストーキングしてくるし、本当にウザイ!!
お蔭で、私もなのはも魔法の扱いに慣れてないのよ!
学校で、あんな事やらかしておいて、よく私達の前に顔を見せれるなって思うよ。
ファタリテ達に、3馬鹿がどんな奴等かをなのはと話したら、ドン引きしてたわね。
もし、またトレーニングの時に邪魔するなら、3馬鹿相手に実戦訓練しようって話になって、『6対1対1対1だから 私達より魔力高くてもなんとかなるよ』って言われて、3馬鹿は絶対に協力なんてしないから、『確かに!』と思ったわ。
その際は、ファタリテ達が前衛で、砲撃が得意だと思うなのはが後衛、そして私が中衛になり、みんなのサポートにユーノとアルフと配置も決まったしね。
そして翌日、いつもの集合場所に行くと、『アリシア姉さんを任せて来て大丈夫だったかな?』『大丈夫 サーチャーを残してきたから』、ファタリテとフェイトが妙な会話をしてたから、『何かあったの?』と聞いても、『『なんでもないよ』』って言うし、な~んか怪しい。
そこになのはが来て、『すずかちゃんもアリサちゃんも 昨日ゆ~君と遊んでたんだって』の言葉に、ファタリテ達を見ると、『帰ったら説教ね』『うん』と言い、何か黒いオーラが立ち上がってて怖かったけど、この子達も、間違いなく杉田と関わりあるわねって確信した瞬間だった。
そして、探索も特に反応がなくトレーニングしてたら、程なくしてまたやって来た。
皇が『練習なら俺が付き合うって 旦那の役目だろ?』、ウルクが『黙れ雑種 アレ等は我の嫁だぞ』、一方が『テメェ等三下はお呼びじゃないんだよ 足手まといはサッサと帰れ』と、また始めた。
それを見て私達は頷き合い、一旦林に身を隠す。
今回は、3馬鹿が消耗した所を狙う作戦。
ユーノとアルフが結界を張ってくれているから、周りに被害が出ていないけど、本当に周りを見ない3馬鹿ね。
『お前等如きじゃオリ主様には敵わないんだよ!』、『図に乗るな雑魚共が エヌマ・エリシュ!』、『オラ 自分の技でも喰らってろ クソが!』、互いに罵り合いって魔力を消費した所で、ファタリテとフェイトが一方に攻撃を加えた。
一方が体勢を崩した所に、私が魔法弾を撃ち込み、トドメになのはの収束砲。
皇とウルクが『『流石 嫁達 俺(我)の敵を倒したか(討ったか)』』なんて呑気に言ってるけど、今までの戦いからから、あの2人が空を飛べないのがわかってる。
私達は空に浮遊して、私となのはは遠距離魔法を2人に撃ち込んでいく。
『敵はアイツだ』『邪魔者はあの雑種だぞ』と叫んでるけど、私達はお構いなしで撃ち続ける。
数分すると、悪趣味な金の鎧と赤いバリアジャケットが解除され、少しはスッキリしたけど、『今後もまだ来るなら覚悟しなさい!』って捨て置いた。
その日はもう邪魔が入らなくて、トレーニングに集中出来、私となのはの魔法は何とか形になった。
[立花はフォトンブラスト、フォトンシューターを覚えた]
[なのははアクセルシューター、ディバインバスターを覚えた]
ー立花 side endー
そんな訳で、只今分身体を出してリビングのインテリアと家電を移動中です。
分身の1体は、変化の杖で姿を変えさせて買い物に行ってもらってます。
リビングが繋がってしまって、カーテン不揃いだと見た目悪いでしょ。
作業してる間、アリシアは大人しくしてたんだが、終わってからお茶してると、また引っ付いて来た。
悠一「アリシア サーチャーで監視されてるぞ」
アリシア「別にいいも~ん」
悠一「俺が困るんだが・・・?」
アリシア「お兄ちゃんは 私が嫌いなの??」
悠一「嫌いじゃないけどさ また説教されるぞ」
アリシア「む~ なら 一緒に怒られよ~」
アリシアはよくわからん覚悟を決め、俺を道連れにする気満々らしい。
でも、この程度なら説教を喰らう事もないだろうと、タカをくくってアリシアを黙認しておいた。
ファタリテとフェイトが帰宅して、サーチャーの記録を見るやいなや、アリシアがした事と同じ事をされ、結局は俺だけ説教されました・・・
俺、何か悪い事した?
後書き
久々の立花視点。
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