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チート戦艦の非常識な鎮守府生活

作者:諷詩
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12.アメストリアの日常(笑)

ーーーーーーーーーーーーーアメストリアsideーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、私だ。アメストリアだ。
あの後一ヶ月程物資が届かないという事態になったが、生産したから別に大して影響は無かった。
私の名は良い意味も悪い意味も含めて広まり、鎮守府も同様に広まった。
詰まる所賛否両論だった。艦娘からの評価はよかったが。
まぁ、お咎めなしだったから良し。代わりにアメストリア型戦艦が三隻居ることがばれたし、大規模な作戦には必ず召集されるだろう。

さてつまらないまとめはさっさと終わらせ、今日はオフだ。
は?何時もだろって?
まぁ、否定はしないが、今日はちゃんとした非番だ。
本当の休日だ。何時もスクランブル待機だったからな。
しかし、だ。パラオ鎮守府には重大な問題がある。
市街地はある。しかし廃墟。巨大な島の中でも、私達の三つの超巨大なビルことドック(地上)があり、鎮守府があるくらいで、何も無い。ドック(地上)は物凄く目立っているが。
アメストリア型を入れるサイズだ。5000m×800m×1000mの巨大な直方体が三つ聳え、隣に申し訳ない程度に幾つかビルが建っている。
少し登った所に各艦種の寮があり、木漏れ日の漏れる並木道を通り、対空砲のある門を通ると立派なレンガ造りの鎮守府、提督棟がある。
島回るか...暇だもん。

散歩してゆく。
うーん...ここの改造計画でも出すか?
地下も開拓し、第二ドックと潜水艦ドックに......娯楽施設?間宮さんを迎えたいところだが。
あ、第六駆逐隊だ。単縦陣で航行しているのも中々絵になる。仲良さそうだし。
更に歩いて行く。
森を抜け、私が以前偶然見つけた綺麗な海岸。
ゴミが流れつかず、サラサラとした肌触りのいい白い砂が広がっている。
並みの届かない所に座り込む。俗に言う女の子座りだが、男としての抵抗はあまり無い。
大分引っ張られてきたなぁ...
「...ここに居たの」
「あぁ...リバンデヒ、如何した?」
「此処、綺麗ね...」
「まぁな。私が偶然見つけた。俗に言う秘密の場所だ。リバンデヒ、」
「何?」
「リバンデヒは4900年も偽りの性格を貫いていたが、何故だ?」
「知らないわ...お姉ちゃんがあんなに怯えて、キャラを思わず止めていたわ。でもお姉ちゃんへの愛は変わらないわよ?」
「そ、そうか...」
それは勘弁願いたいが...過激なんだよなぁ...リバンデヒは。
「あら、夜這いかけましょうか?」
「それは本人に聞く物では無いだろう...お断りだ。私が寝れない」
「なら、今は良いわよね?」
何故そうなる...しかし飛び込んで来たので正座に座り直し膝に乗せる。
「〜♪」
ご満悦な様だ。背筋を伸ばし、猫のように丸まっているリバンデヒを髪を撫でる。肩に届くか届かないかという長さの少しウェーブのかかった髪だ。
「リバンデヒ」
「何〜?」
「アメストリア型に他の船舶は格納出来ないのか?」
「出来るわよ〜?軽巡くらいなら電探を収納して入れれるわ。」
「そうか...」
つまりアメストリア型戦艦というのは戦艦であり空母であり、補給艦であり、食糧艦であり、工作船であり揚陸艦であると。なんかチート...うん。なにこれ?
「チートよね〜」
「言うな。分かっている」
リバンデヒには心を読む技能があるのか?さっきから怪しい笑みを浮かべているし...凄い胡散臭い。
「お姉ちゃ〜ん?」
「何...ひゃうっ!?」
「ムッフフフフ....」
「やめっ!...ろっ!....ひゃん!?」
「ムフフフフフ...お姉ちゃん、敏感だからねぇ...♪」
こう、なんか不思議な感じだ。
身体中に電気が流れるかんじのぉ!?
結構強く揉まれる。やめろっ!お前の方が大きいだろうがっ!
鷲掴みやめろ!こちらとして非常に困る。反応が。
「はぁ...はぁ......リバン、デヒ...もう止めてくれ...」
「ふふふ...相変わらずお姉ちゃんは反応が良いわ...カイクルなんて思い切り蹴り飛ばしてくるのよ?妹なのに」
いや、誰だって嫌だろう...カイクル...激しいな。容赦無い。流石だ。しかし流血沙汰になる前に止めないとな...夜這いかけられるの嫌だし。
「ケホッ...もう止めろ...私は別の場所へ行く」
「はいはいもう私は、やらないわよ。さてさてカイクルはどこかな〜♪」
なんかひっかかるが、気にしない。カイクルは信頼しているし、スキンシップもリバンデヒのように過激では無い為大丈夫だろう。多分。
巫女服を直しながら歩いて行く。

島の裏側。緩やかな丘が続き、海岸は岩が聳えており到底大型艦は入れない。
潜水艦も無理だろう。
まぁ、何も使う予定はないので良いや。ドックの全体像が見え始める。
やはり平和は良い。

食堂にて昼食を取っているとカイクルが来た。
うん。多くない?
ほら、今日の当番撃沈してるじゃん...
「カイクル、少し食い過ぎだ」
「姉さんもだ。」
「私は改だからだ。これ位食わんと動けん。」
「燃料は必要無いが?」
「.......腹が減っては戦はできぬ」
「そうか...?弾薬の方が大変では無いのか?」
「まぁ...一万超えるとは思わなかったがな...」
そう。あの横須賀鎮守府ダイナミックお邪魔しますで弾薬を12494消費するという新記録を達成。
私が暫く工場になるのが決定したのは記憶に新しい。
思わずため息が出る。
「大変だな姉さんも。」
「あぁ...それはもう、な。」
暫くというか今日もだ。


さてさて昼食を食べ終わり、現在は工廠にいる。
本日のメイン、開発だ。
私が開発したらどうなるのかな?と疑問に思い行動に移った訳だ。リバンデヒは何か止めたがったが、手刀食らわせて沈めた。
「妖精さん。ガンガン張り切っていこうか」
''ヒャッハーッ!開発です!''
妖精さんに適当に資材を渡す。具体的には戦艦クラスの。
''何が要望ですか?''
何が必要なのか...?
「現在の普通の艦娘が装備出来る武装を開発してくれ」
''了解しましたー!!''
トテトテと走って行き、渡した資材を幾つか物々しい機械に入れるとレバーを私が引く。
するとゴウンゴウンと稼働し、何かを作り出した。鉄板が溶接され、何やら電子部品(maid in Japan)を組み付け、出来上がる。













ハッ!
失礼した。思考が停止した。
妖精さんが作り、お披露目です!という言葉と共に布が取られ、兵器が姿を現わす。
何が出てきたか?

荷電粒子砲
☆☆☆☆☆☆☆☆
主砲、副砲
火力 +98
雷装
爆装
対空 +2
対潜
索敵
命中
回避
射程
搭載可能艦
重巡 戦艦 軽空母 正規空母 水上機母艦 航空戦艦



と。ハァァァァァァ!?!?
荷電粒子砲って前世でも実現されなかった架空の兵器だよね?
しかしここにある。
アメストリアの副砲みたいだが、砲身は150cmが二本。砲塔は10cm連装高角砲のように台形っぽく、角ばっている。
やけにぶっといケーブルが多いなと思ったら電力伝達か...イオンとかを飛ばすのか?
まぁ、普通の艦娘に載せれるという注文はこなしている。
さあ気を取り直して次だ!



レールガン
☆☆☆☆☆☆☆☆
主砲 副砲
火力+99
雷装
爆装
対空
対潜
索敵
命中
回避
射程
搭載可能艦 重巡 戦艦 軽空母 正規空母 水上機母艦 航空戦艦






オォオォォォォォオオイ!!!
もうやだよ!なんでレールガン!?何故!?架空兵器は荷電粒子砲で十分だ!
もう...なんで私がすると装備がぶっ飛ぶ?主砲クラスだけど空母に載ってるじゃん。
外見は大和砲よろしくで、砲身が三つに割れていた。大きさは...連装砲くらい?なんのとは言わない。想像に任せる。
さあてレバーを引こうか。真面目なの出てこい...














☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
砲弾 爆弾 ミサイル
火力+1000
雷装
爆装+1500
対空+700
対潜+200
索敵
命中
回避
射程
搭載可能艦
駆逐艦 軽巡 重巡 戦艦 軽空母 正規空母 水上機母艦 航空戦艦 潜水艦















Whaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaat!?!?!?!?
WhyWhyWhy???何故何故何故?
何故核!?何故核が出てくる!?
最終兵器だろ!
砲弾に積めるサイズまで小さくなってるぞオイ!?

「妖精さん。何故だ?」
''えへへ〜...ちょっと魔が...''
「はぁ...Sit!提督になんて報告すれば良いんだ...」
あ、意外と''彼女''、英語発音良いわ。
じゃ無くて報告どうしよ...荷電粒子砲に30cmレールガンに核。
どうすれば良いんだ.......


















ーおまけ(補足)ー
荷電粒子砲
38口径
重量400t
最大角45度
砲身150cm
砲塔4500cm×3250cm
イオンとかを加速させて飛ばす架空兵器。
妖精さんが張り切りすぎて作ってしまった。一門一門に粒子エンジンが積まれており、電力問題はのーふろぐれむ。チート。以上。

レールガン
30口径
重量125t
最大角65度
砲身120cm
砲塔2500cm×1980cm
アメストリア専用と化した化け物。
一応他の艦娘も積めるが、現段階では無理。
アメストリアはこれを30cm連装砲と入れ替えたようです。
妖精さんヒャッハー!


口径---
重量 砲弾450kg 爆弾350kg ミサイル250kg
砲身---
砲塔---
砲弾、各艦娘による。
爆弾、艦載機 FB-99に換装可能。加賀さん!赤城さん!出番です!
ミサイル、普通の対地ミサイルに積める。
一番の問題。
本来は抑止力として使う戦略兵器。
妖精さんに魔が差し、作ってしまった。なおアメストリアは封印するつもりらしい。
 
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