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『ある転生者の奮闘記』

作者:零戦
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TURN20

 
前書き
何かこんな感じでええのかな……。 

 




「長官、この書類群に判子お願いします」

「……なぁ昨日より増えてないか?」

「気のせいです」

「気のせいやないやろッ!! 見てみろ、昨日より五センチも増えてるでッ!!」

「………早く判子お願いします」

「無視かよッ!!Σ(゚Д゚)」

 俺は府庁で仕事をしていた。

 仕事と言っても判子を押すだけやねんけどな。

プルルル。

「はい、自衛軍総司令部。………はい、はい。分かりました。長官、御客様が来ました」

 客ぅ?

「俺に?」

「はい。今は応接室にいます」

「分かったわ」

 応接室に行くか。誰やろ?





―――応接室―――

「……またあんたかい……」

 応接室にいたのは山下やった。

「この間も言いましたけど、復帰は拒否しま す」

「………狹霧ッ!!」

「ん?」

 急に山下が俺に土下座をした。

「この間は済まなかったッ!! 許してく れッ!!」

「や、山下長官ッ!?」

 ………いきなり謝られても俺が困惑するんやけ ど………。

「とりあえず頭を上げて下さいや」

「いいや、お前が許してくれるまで頭は下げ んッ!! 何なら此処で私の腹をかっさばいても構わんッ!!」

 山下長官はそう言って上半身裸になる。

「服を脱ぐな山下ッ!! ~~~分かった分かったッ!! 復帰するわ、復帰したらええんやろッ!!」

 まぁ元々、復帰する気はあったしな。(山下がいらん事するから)それにそろそろ理亜とセシルのイチャイチャぶりに爆発しそうやったしな。

 まぁ最初に謝罪の言葉が無かったから拒否しただけやけどな。せめて一言謝ってくれたらな……。

「本当かッ!?」

「あぁ。とりあえず服を着ろ」

「す、済まない……」

 山下長官が顔を赤くしながら服を着る。

「復帰してくれてありがとう狹霧。疑って済まなかった」

「あぁ………そうや、山下長官。一つだけ俺のやる事に何もしないでくれ」

「?? 何をするんだ?」

「アッハッハッハ。キスに決まってるやろ?」

「なッ!? むふぅ……ちゅるっ……ちゅぱっ……ちゅるっ……」

 俺は山下長官に抱き着いてキスをした。

 勿論、ディープやな。(笑)

「むふぅ……ちゅるっ……ちゅぱっ……ちゅ るっ……」

 それから5分はタップリとした。

「ぷはぁ。これで全部チャラにしといたるわ」

「……ば…馬鹿……者……」

 山下長官は顔を赤くする。

「だってさぁ、山下長官は可愛いからな。それにそのうち東郷長官が取ると思うしファーストキスだけでもなっと思ってな。てへぺろ(・ω<) 」

 まぁ山下長官はどうせ、東郷長官の餌食になるやろねぇ。

「そ、それじゃあまた今度……」

 しかし山下長官は顔を赤くしながら応接室を出た。






 数日後、海軍省で俺の現役復帰が告知され た。

「じゃあな理亜、セシル」

「あぁ、雪風のおかげで大分政務が楽になったよ」

「身体には気をつけて下さいネ」

「じゃあね雪風」

「お土産宜しく」

「次はいつ帰ってくるの?」

 子ども達が俺に言ってくる。

「帰れたから此処に帰ってくるよ。土産はゲームやろ、分かってるわ」

 子ども達と別れの挨拶をした。

「頑張ってこいよ雪風」

「あぁ、理亜もな」

「頑張って下さいネ雪風さん」

「あぁ、セシルも頑張ってまた産めよ」

「も、もう雪風さんっタラ……」

「ママ、顔真っ赤だよぉ……」

「……………」

 おっと、からかい過ぎたな。

「そんじゃあな。行ってくるわ」

『行ってらっしゃいッ!!』

 俺は皆の言葉に、敬礼で答えてリニアに乗ってリニアは発車した。

 そして帰った時と同じく、民間高速船に乗り込んで惑星大阪を出航した。

 目的地は惑星東京やな。

「また第四戦隊司令官やと思うけど、まぁキャシー達がおるからええか」

 俺はそう呟いた。

 民間高速船が惑星東京に到着したのはそれから二日後の事やった。

「さて、海軍省に行くか」

 俺は徒歩で海軍省に向かった。






 
 

 
後書き
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