オッス!オラ、フリード!いっちょ踏み台すっぞ!!
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ま、まだ慌てるような時間じゃない
前書き
2話目です。今更感ですが、元ネタと設定が違う部分が多々あります。ご注意を
オッス!どうやら転生してマジキチ神父になったよ。笑えるだろ?笑えよ、わ゛ら゛え゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛。…すまん取り乱した。
さて、情報を整理しよう。俺はフリードになったわけだが、今現在3歳である。3歳で家なき子とは…マジで人生ハードモードスタートなんだけど。んで、この世界はハイスクールD×Dの世界だな。簡単に俺のキャラの立ち位置を纏めると、完全な噛ませ役で最終的にはキメラに改造されてバラバラだったな。
おい!転生したのにこれじゃあお先真っ暗だよ!俺に死ねと!?そういえば、いろんな2次創作で見たことがあるぞ、フリードに憑依した人は、結局踏み台にならず主人公側に着いたものを。あれら作品のようにすれば…勝った!第3部完!!これで俺も歴代のオリ主さんたちのようになれるぅ。
…と思っていた時期が一瞬だけありました。よく考えればさあ、俺がいないと主人公たち成長しないんじゃね?だって、俺がいないとさエクスカリバー編とかどうすんの?ハルパーとかが聖剣振り回すの?それじゃあ、木場ちゃん成長しないじゃん。やっぱり俺が踏み台するしかないじゃん。ご都合主義で俺の代わりとか出る保証ないし。とりあえず、三巻のエクスカリバー編までは踏み台しないとな。それ以降はどうするか、まあ何とかなるだろ。もし追われる身になった時のために強くならないと、一瞬で消滅しそうだし。禍の団?ないな、負けがわかってるとこ行くわけないじゃん。
次は自分の能力の確認だな。さっき情報が頭の中に入ってきてある程度把握できてるし。まあ、簡単に言えばファイナルファンタジー系の魔法やらが使えるってわけなんだけどさ。今はほとんど使えないのよね。うん、ファイアとかブリザドとかぐらいだよ。3歳だし仕方ないよね?これから成長するよ…ね?
あとさ、前世から身に着けてたクリスタルの装飾だけどさ、何でか今世にもついて来てるんだけど、これ呪われてるよね絶対。クリスタルに文字が浮かび上がってて怖い。ギリシャ数字のⅠが浮かび上がってる。クリスタルはとりあえず放っておこう。
それでだ、俺は今何をしているかというと
「シスター、何か手伝うことある?」
助けてもらった施設で生活することになった。親はいないしどうしようもないから住まわせてもらってる。仕方ないよね、だって3歳だもの。
「ありがとうフリード、特にありませんよ」
因みにシスターの名前はカーミラというらしい。どことなく吸血鬼っぽい名前だな(小並感
「はいよ。じゃあ、本読んでるから用があったら呼んで~」
何で、本読むかって?子供なら子供らしく外で遊べって?いや俺ほら、孤独を愛する一匹狼だし。ボ、ボッチじゃねえし!中身20台のおっさんだから子供との付き合い方わからないだけだし。友達?本が友達だよ。他の施設の子たち名前知らねえ。ま、いいや。
「さて、今日は何を読むかな」
そういや、面白い本見つけたんだよ。ファンタジー系でさ、名前はないんだよ。タイトルの部分が薄汚れて見えなくなっちゃって。
「この辺だったかな?」
俺は、うろ覚えの記憶を頼りにその本を探した。
「お、あったあった。結構昔の本っぽいからタイトルが読めなくても仕方ないかな」
さて、読むかな。…と思ったら後ろから視線を感じる。俺は視線のする方向へ目を向けた。するとそこには俺と同い年くらいの女の子がいた。
「どうした、何か用か?」
俺が尋ねると女の子は口を開いた。
「君はその本読めるの?」
そういえば、ここ海外なのか英語なのよね。やってて良かった英会話。日常の会話とかは特に問題なし、さらに読み書きも問題なし。とはいえ、普通の三歳児が読み書きなんて習ってるわけないから読めなくても当然か。
「読めるぞ」
「私読めないから、読んでくれる?いつもはシスターに頼むんだけど忙しそうだから」
自分に娘が出来て読み聞かせとかする時とかってこんな気持ちなのかな?
「OKOK。じゃあ読むぞ」
そういって、俺は一枚目のページをめくった。
「昔々、あるところに、2人の神々がいました。その2人の神は互いに戦い合っていました。1人の神の名は調和をつかさどる神コスモス、もう一人は世界に混沌をもたらす神カオス。コスモスは地上を守るために戦い、カオスは世界に混沌をもたらすために戦っていました。二人の神の戦いは熾烈を極め、決着はなかなかつきません。しびれを切らしたカオスは自分の力を別のものにも与え、カオスの軍勢を作り上げました。一方のコスモスは、地上の民を巻き込みたくなかったために自分一人で戦おうとしました。徐々にコスモスが押され始め、なすすべなくなった時、彼女は決断をしました。そう、自分の力を地上の民に分け与えたのです。コスモスの力を受けた者たちは、戦いを重ね成長していきました。そのなかでも4人の戦士が他の群を抜いて強大な力を持っていました。…あれ?」
さっきまで一緒に本を読んでいた少女がいつの間にか寝息を立てて眠っていた。
「ありゃま、いつの間に。まあいっか、今日はここまでにすっか。ところで、この女の子どっかで見たことある気がするんだよな」
う~ん思い出せない。大したことじゃないしいいか。さてこの子を寝室まで運んで俺も一眠りしようかな。
俺は女の子をおんぶして寝室へと向かった。
後書き
今回もあんまり字数が伸びない。
次こそ増えそう(小並感)
では、また。ありがとうございました!
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