ストライクウィッチーズ 私達の恩人
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第6話 好きです
前書き
サーニャちゃんは可愛い!
ー龍牙ー
俺はミーナと話をしていた。
「貴方が使用した技だけどあれは何なの?」
そうミーナは聞いてきた。
「アブソリュートゼロ、俺の知ってる映画の技だよ!-200度以下の超マイナスのエネルギーの塊を敵にぶつける技だ」
そう俺はミーナに言った。
「そんな技を今まで隠してきたの?」
そうミーナは俺に聞いてきた。
「ああ、悪いと思ってる」
そう俺はミーナに言った。
「貴方は私達の家族よだからあまり無茶をしないでね」
そうミーナは俺に言った。
「ああ、わかってる」
そう俺は言った。
「あとサーニャさんなんだけど貴方に傷を負わせたことを気にしてたわよ」
そう言ってミーナはその場から出ていった。
「ヤバイな」
俺はそう言って眠りに入った。
~次の日~
俺は目を覚ましてシャツを着て外に出ようとした。
バタン。
「おい!黒鋼!」
バルクホルンとリーネと芳佳が入ってきた。
「よう、どうした?」
俺は頭を掻きながら聞いた。
「もう大丈夫なのか?」
そうバルクホルンは聞いてきた。
「ああ、気にすんな俺はお前ら以上に鍛えてるから」
そう言って俺は銀竜を片手に持ちながら言った。
「でも黒鋼さんあまり無茶をしないでくださいね!」
そうリーネは言った。
「ああ」
俺はベットに横になって空を見ていた。
~二時間後~
俺は目が覚めるとサーニャが俺の手を握っていた。
「サーニャ?」
俺はサーニャを見た。
「あ、あの」
サーニャは俺の手を握ったまま涙を流していた。
「ごめんなさい!」
そうサーニャは言った。
「えっ?」
俺はどういうことかわからなかった。
「私のせいで黒鋼さんはケガをしただから私が悪かったんです!ごめんなさい!」
そうサーニャは涙を流していた。
「お前は何も悪くないだろ」
俺はそう言って片手でサーニャの頭を撫でた。
「ごめんなさい」
サーニャは泣きながらそう言った。
~30分後~
俺はサーニャが泣き疲れて眠りに入っていた。
俺はサーニャが目を覚ますまで歌を唄った。
「誰よりも何よりも君だけを守りたい」
そう俺は歌っていた。
するとサーニャは眠りから目が覚めていた。
「あれ?歌うのやめるんですか?」
そうサーニャは聞いてきた。
「いや、俺は歌うのは苦手なんだ」
そう俺は言った。
「あの、今の歌は何てタイトルなんですか?」
サーニャは聞いてきた。
「ああ、誰よりも何よりも君だけを守りたいだったかな?」
そう俺は言った。
「私も黒鋼さんを守りたいです」
そうサーニャは言った。
「そうか!だが俺は死んでるようなもんだ!」
そう言って俺は銀竜を片手に持ちながら言った。
「黒鋼さんは私達のお兄ちゃんみたいな人です!私は黒鋼さんの事が好きです!//////」
そうサーニャは言った。
俺はサーニャの頭を撫でながらこう言った。
「俺なんかよりもっといい奴を見つけろ」
そう俺は言った。
「えっ」
そうサーニャは俺を見た。
「お前が誰よりも愛せると思った人をな」
そう俺はサーニャに言った。
「黒鋼さん」
サーニャは寂しそうな顔をしていた。
俺はサーニャの頭を撫でて外に出た。
~砂浜~
俺は銀竜を片手に持ちながら空を見ていた。
「あ!黒鋼さん!」
後ろを振り向くと芳佳が走ってきた。
「ん?」
俺は振り向いて銀竜を腰に装備して芳佳を見た。
「おう、どうした?」
俺は芳佳に聞いた。
「まだ完全に体が完治してないの無理したらダメですよ!」
そう芳佳は言った。
「何言ってんだ!俺はもう大丈夫だよ!」
俺はそう言って芳佳の頭を撫でた。
~資料室~
俺はメガネをしたままネウロイのデータを見ていた。
ネウロイは今から数年以上前に地球に出現して多くの国を破壊していたらしい。
その国でミーナ達の故郷のカールスラントとペリーヌの故郷のガリア他にも多くの国が占領されているらしい。
俺はもう誰かの涙を見たくないと思いながら戦うことにした。
~海岸~
俺は背中にドラゴンウイングを生やそうとした。
しかしドラゴンウイングは出てこなかった。
「あと1週間は発動できないな」
そう言って俺は他の魔法を発動した。
ドラゴンウイング以外の魔法は発動できた。
~次の日~
俺は片手に銀竜を持って昔のことを思い出していた。
両親を亡くして俺は毎日がつまらなかった。
だが今はあいつらがいるから寂しくないな。
俺は空を見てそう思った。
~ブリーフィングルーム~
俺は銀竜を片手に持ちながら作戦の内容を見ていた。
「今回の作戦は黒鋼軍曹には参加しないでもらうわ!」
そうミーナは言った。
「ああ、そうさせてもらうわ」
俺はそう言って傷を治すのに専念することにした。
「そんな!黒鋼さんが出られないなんて」
そうサーニャは俺を見ていた。
「だが俺が必要になったら言ってくれ!」
俺はそう言って外に出た。
~ハンガー~
俺は銀竜を片手に持ちながら考えていた。
「あの姿を見たら皆怖がるよな」
俺の体に眠る獣の事を考えていた。
「あの」
後ろを振り向くとサーニャが立っていた。
「よう!どうしたんだ?」
俺は銀竜を背中に装備して聞いた。
「黒鋼さんの相棒になりたいです」
そうサーニャは言った。
「お前は俺とは違う!お前にはエイラが居るだろ」
そう俺は言った。
「それでも相棒になりたいです」
そうサーニャは言った。
「好きにしな」
俺はそう言って基地に向かった。
ウーウーウー
するといきなりサイレンが鳴り始めた。
「ネウロイ!」
サーニャはそう言って走り出した。
俺は銀竜を片手に持ちながら海の向こうを見ていた。
ーサーニャー
私はハンガーで皆と合流してフリーガーハマーとストライカーユニットを装備して空を飛んだ。
~海上~
海上には戦闘機の形をしたネウロイが飛行していた。
私達は全機でネウロイに攻撃を仕掛けた。
しかしネウロイのボディには傷が付いていなかった。
「何て固い装甲だ!」
そうバルクホルンさんは言った。
「なら!装甲を破壊しないといけませんわね!」
ペリーヌさんはそう言った。
「っく!黒鋼がいれば!」
そうシャーリーさんは言った。
「疾風!」
ハルトマンさんは固有魔法を発動してネウロイに突撃した。
しかしネウロイに当たった瞬間ハルトマンさんは弾かれた。
「そんな私達の攻撃が効かないなんて」
そうリーネさんは言った。
ー龍牙ー
俺はハンガーからあいつらの戦いを見ていた。
「何もできないのか!俺は!」
そう言って俺は両手を見ていた。
俺はインカムをポケットから取り出してミーナに繋いだ。
「ミーナ!」
俺はミーナを呼んだ。
ーサーニャー
私はフリーガーハマーでネウロイに攻撃しながらどうするか考えていた。
『ミーナ聞こえるか!』
インカムから黒鋼さんの声が聞こえた。
「その声は黒鋼くん!」
ミーナ隊長は後ろを振り向くと黒鋼さんが滑走路に立っていた。
『悪いんだが意気の良いの二人こっちに向かわせてくれ!』
そう黒鋼さんは言った。
「でも、今の貴方は安静にしないとダメなのよ」
そうミーナは言った。
『俺なら大丈夫だ!』
そう黒鋼さんは言った。
「わかったわ!でも無理だと思ったらやめるのよ!」
そうミーナ隊長は言った。
『ああ!』
黒鋼さんはそう頷いた。
「サーニャさん!宮藤さん!二人は黒鋼くんの所に行って来て」
そうミーナ隊長は言った。
「はい!」
私は頷いて基地に向かった。
ー龍牙ー
俺は二人が来るまで体に光のエネルギーを集めていた。
「黒鋼さん!」
サーニャと芳佳は俺に近づいてきた。
「二人とも悪いが俺の背中を支えてくれないか」
そう俺は言った。
「はい!」
二人はそう返事をして俺の背中を支えた。
「3つの技を使うからしっかり支えろよ!」
そう俺は言った。
「はい!」
俺は両腕を後ろに引いてそれをL字に組んで必殺技のゼペリオン光線を放った。
そのパワーを調整しながら光線をネウロイに直撃させた。
ドカーン
ネウロイにかなりのダメージを与えた。
「次いくぞ!」
俺はそう言って片手に造形魔法でソニックアローを造り出した。
「喰らいやがれ!」
[メロンエナジー!ロックオン!]
キュルキュルバシュ!
必殺技ソニックボレーでネウロイに直撃させた。
「トドメだ!オメガブラスター!発射!」
俺はボディから強力なエネルギー砲でネウロイを跡形もなく消し飛ばした。
「おっしゃあ!」
俺は皆を見ながらそう言った。
「黒鋼さん大丈夫ですか?」
サーニャは俺に聞いてきた。
「ああ、大丈夫だ」
俺はそう言って空を見ていた。
『黒鋼くん大丈夫?』
そうミーナは聞いてきた。
「ああ、大丈夫だ」
そう俺は言った。
「あの、ミーナ隊長黒鋼さんは私が医務室に運びます」
そうサーニャは言った。
『なら、頼んだわよ』
そうミーナはサーニャに言った。
「悪いな もう動けない」
そう俺は言った。
「あの、私やっぱり黒鋼さんの事が好きです」
そうサーニャは顔を赤くして言った。
俺は呆れながらサーニャの頭を撫でてこう言った。
「俺もお前の事好きだよ」
そう俺は言った。
「……………!よかったです!気持ちを伝えられて」
そう言ってサーニャは泣いていた。
だがそれは悲しみではなく嬉しいという意味の涙だ。
俺はこの世界で初めて好きな奴が出来た。
この思いがずっと続く事を願う。
続く
ページ上へ戻る