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伝説の船乗り

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第1章

「・・・何処だここは?」

気がつくと、真っ白な空間にいた。

「よかった~!目が覚めたんですね!!」

後ろを振り向くと、金髪の女性がいた。

「そして、申し訳ありませんでした!!」

いきなり俺の目の前で土下座をする女性。

「はっ!?何で土下座!?ワケわからんし!?」

「実は・・・貴方が死んだ理由なんですが」

「俺が死んだ!?それにも驚きだよ!!」

自分が死んだ事を教えられて、更に驚く。

「私のミスで、貴方を死なせてしまったんです。アイスを食べてたら、貴方の書類を汚してしまいまして、慌てて拭いて乾かしていたら、火がついてしまって燃えたんです」

「・・・・・・」

俺は、あまりにもマヌケな行動に言葉をなくすのであった。

「それでですね、お詫びとしまして貴方を転生させる事にしたんです」

「どの世界に?」

「はい。アニメ《モーレツ宇宙海賊》の世界です」

「あの作品か。あれは好きだったな~♪出来れば、ジェニーや茉莉香とかと仲良くなりたいな」

「出来ますよ。それは此方で色々と設定しておきます。そして、特典も差し上げます。何にしますか?」

「特典か~」

俺は、モーパイの事を思い出しながら、必要な物等を思い出す。

「まずは宇宙船だな。地上も飛べるように頼む。出来れば、ギャラクシーエンジェルのルクシオールでお願い」

「分かりました」

「次は、第一期のムーンエンジェル隊のメンバーと機体をお願い」

「了解です」

「航海士にONE PIECEのナミ、レーダー・センサー系はギャラクシーエンジェルのココ、電子戦・機関士はIsの束、戦闘系は閃の軌跡のクレア、通信はネギまの朝倉和美、船医は夜桜四重奏のじゅり、戦闘員はヨルムンガンドのチェキータで」

「選びましたね~」

「ま~な」

「他にはありませんか?」

「ん~・・・今のところはないかな」

「なら取り合えず終わりですね。もし、何かあればこれで連絡を下さい」

女性は俺に端末を渡してきた。

「貴方は、何でも出来るようにしてますので。白兵戦は基本刀で戦う形になります。3本の刀を授けます。一本目はルパン三世の斬鉄剣。2本目はONE PIECEの秋水、妖刀です。3本目は、サクラ大戦の霊剣荒鷹です」

「3本か。理由は?」

「貴方が、ONE PIECEのロロノア・ゾロに憧れていたからです」

「よくご存じで」

「因みに斬鉄剣は、コンニャク以外は斬れますので。秋水は、象が踏んでも潰れません」

「凄いな・・・」

「それでは改めて、モーレツの世界に送りますんで。詳しいことは、向こうで手紙を置いてますので」

そして俺は、新しい人生を送るべく、モーレツの世界に行くのであった。






























再び目が覚めると、見慣れない天井があった。

「知らない天井だ」

俺は起き上がり周りを見回す。

「これが例の刀か。後、何でマイクが?」

刀とマイクの横にある手紙を見る。

『無事に《モーレツ宇宙海賊》の世界に転生出来たみたいですね。貴方が今いる場所は、ルクシオールの船長室です。貴方は、この宇宙では伝説な存在となっています。親は亡くなっておられませんが、祖父や父親が伝説の船乗りとなっています。そして、貴方には海明星の白鳳女学院に、テスト生として入学してもらいます』

「はっ!?」

手紙の内容を見て、俺は変な声を出す。

『原作に関わるには、こうするしかなかったですので。後、刀と一緒に置いているマイクですが、万が一武器がなかった場合に歌を歌えば、ある事が起きますので、その時まで使わないで下さい。それでは、よい人生を』

手紙はここで終わっていた。

「ふむ・・・取り合えず、艦内を見て回るか」

俺は船長室を出て、艦内を見て回る。まずは、格納庫だ。

「うお~!本物だ~!!ラッキースターとかマジでデカイ!!」

俺は格納庫に置いてある機体を見てテンションが上がる。

「フフフ~♪来たね♪待ってたよ」

「アンタは・・・」

「君が選んでくれた束さんだよ♪ひっ君」

「ひ、ひっ君!?」

束「名前飛翔だからひっ君♪」

飛翔「あ、在り来たりだな・・・まぁいいけど。コイツらは、束が整備してるのか?」

束「そうだよ♪この艦の事は、束さんにお任せだよ♪」

飛翔「けど、一人じゃ辛くないか?」

束「大丈夫だよ!何だかんだで、皆手伝ってくれるしね☆」

飛翔「ならいいけど。さて、次に行くか」

束「また後でね~ひっ君♪」

俺は格納庫を出て、再び彷徨く。

飛翔「ここは・・・食堂か?」

「お残しは、許しまへんで~!!」

飛翔「何で食堂のおばちゃん!?」

そこにいた人物に、思わずツッコミを入れてしまった。確かにご飯美味しいけどさ・・・

飛翔「ま、ま~これで食事は安心だな。お残しは出来ないけど」

そう思いながら、俺はブリッジに向かった。

飛翔「ここがブリッジか。広いな」

「待ってましたよ船長」

「船長も来た事ですし、自己紹介をしましょうか」

「では私から。レーダー・センサーを担当してます《ココ・ナッツミルク》です」

「航海士の《ナミ》よ」

「通信担当の《朝倉和美》だよ」

「主砲や火器担当の《クレア・リーヴェルト》です」

「船医の《じゅり・V・F》だよ」

「戦闘班担当の《チェキータ》よ」

束「再び登場♪動力及び電子戦担当の束さんだよ♪」

「操舵手の冷泉麻子」

飛翔「宜しく。後は、パイロットの連中だけ見てないな」

ココ「皆さんは、今は各自お部屋で休んでいます。今度顔合わせの場を設けますので」

飛翔「宜しくな。さて、俺は1度海明星に戻る。学院の手続きもしなきゃならないしな」

『お疲れ様です』

そして俺は、小型船に乗って海明星に用意されている家に帰るのであった。  
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