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命がけ

作者:薄刺
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プロローグ

  

あんなに、恐ろしいことが起こるなんて思いもしなかった。


こんなにも、悲しくなることは今まで生きてきてあっただろうか……。



あんなこと、思わなければ良かった?

「嫌いだ」

性格が良ければよかった?

「無くなれ」

楽観的だったら良かった?

「壊れろ」

自分から変わろうとすればよかった?

「刺激が欲しい」


どうすればよかった?






「なにもかも、死んでしまえ、ナニモカモ…ゼんブ」


『叶えてあげるよ、ねぇ……。


俺を信じて、

ネぇ、大丈ブ、カえてあゲルだけ、シゲきが欲しかったんでショ?』


僕の中にいる何かが、誰かが、すべてを壊していくんだ。



“俺”が、僕の人生を狂わせていく。

何もかもを巻き込んで、この世の中を変えてってしまうんだ……。



誰か助けてくれ。

『君が望んだことだ』


「こんなの、おかしい。

僕がノぞンだノハ、ちがう刺激だ」


「変わらないでくれ」
『変えてあげるよ』


「やめろ」
『良いじゃないか』



「こんなやり方間違ってる」
『このやり方は正しい』




「誰か、助けてくれ……」




『この世界を作ったのは【僕】だろ

終わらせたいなら、【僕】が犠牲ニナルんだ
それが、 “命がけ” の終わりヲシめす』 
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