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銀河鉄道物語 リリカルな異世界[地球]

作者:stk
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本部への用事

未来が銀河鉄道管理局本部に行ったのはそれほど重大な理由が会ったわけではない。
むしろ銀河鉄道管理局の最高責任者であるレイラ・ディスティニー・シュラに会う方が大事であった。
これまで、いくら通信を入れても繋がらなかったが今回あって話すことを決意した。
そもそも銀河鉄道管理局本部は彼女がトップであり、そのしたには評議会があり、SDF司令になっている。
未来はエリアA管理本部長でなかなかに高い地位にいるが、それでも彼女と話すことは難しかった。
未来が来た理由は来年度の予算案を提出するため。
それが終わり本部内にある総司令室にいた。
「久しぶりですね未来。私に何の用ですか?」
レイラ・ディスティニー・シュラはもう何百年と生きているが容姿じたいは何も変わっていなかった。
「今回私が来たのはあの命令についてです。あの命令を聞き私はおかしいと感じました。普段の総司令ならあのような命令はしないはずです。」
「命令など私はだしていませんよ。どんな命令だったんですか?」
レイラの顔は嘘をついているようにはみえなかった。
「今回、私が担当するエリアにおいて、支援研究者のジェイル・スカリエッティーが時空管理局に逮捕され、私達に本部へ連行させ、死刑もしくは無期限監獄にすると聞いたんです。」
「そんなことがあったのですか。分かりました出来るだけ、いやその命令は無かったことにしてください。」
「そんな軽く取り消しても大丈夫ですか?」
「大丈夫です。なんといっても私が此処では一番えらいの弟子から。もうひとつ聞きたいのですが誰から指示を聞きましたか?」
「評議会の議長を務めているミスりア中将からです。」
「そうでずか。未来少将、時空管理局と条約を結ぶ事を認めたんですから良好な関係でお願いしますよ。」
「分かりました。お時間ありがとうございます。」
未来は急いで帰ろうとした。
この事を伝えるために。
未来が護送列車に乗る、そしてなかにいるのは護衛でいる本部のSDFだった。
SDFと言ってもなかには裏切り者がいたりして怖い一面を知っていた未来はSDF隊員を全員後ろの車両に移動させた。
そんななか一人だけのこした。
残ったのはこの小隊の隊長だった。
列車が動きだし少し揺れた。
「今回、私たちシリウス小隊が護衛を勤めさせていただきます。隊長の有紀真(ゆうき しん)大尉です。」
「エリアA管理本部長の夏村未来少将です。」
「何かありましたら教えてください。」
言い残し後ろの車両に行ってしまった。
そしてその後、何もなくトレーダーに帰星した。 
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