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守護者に俺はなる!!!

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ついに決着の時!!

アーロン「あん?誰だテメェは?」

ユウ「やっぱり覚えてないか。そらそうだよな!あれから随分経ってるからな」

アーロン「何を訳の分からねェこと言ってんだ!下等種族が、俺様に何用だ?」

ユウ「お前を倒しに来た!!」

俺がそう宣言すると、アーロン達は笑い出した。

アーロン「シャハハハハ!!聞いたか同胞達よ!下等種族が、俺達を倒しに来たそうだぞ?」

「チュッ!面白いこと言うな」

ユウ「笑うなら笑えばいいさ。どうせ、1億払われたところで解放する気はないんだろ?」

アーロン「シャハハハハ!!当然だろ!!ナミは最高な航海士だ!!みすみす手放すはずないだろ?それに、今頃海兵のバカどもが、あいつが今まで貯めた金を奪ってるはずだしな!」

ユウ「何処までも汚い奴だ!!」

アーロン「口は慎めよ?下等種族が」

ユウ「その下等種族に、お前は今日負けるんだよ!!」

アーロン「ほざけ!!」

「アーロンさん。ここは俺達が戦るニュ」

「わざわざ、アーロンさんが出刃る必要もない」

アーロン「そうだな。チュウ!ハチ!クロオビ!任せたぞ」

チュウ「チュッ!任せてくれ」

ハチ「ニュ~!アーロンさんには、指一本触れさせねェ!!」

クロオビ「魚人空手を見せてやる!!」

ユウ「能書きはいい。さっさと来い!!」

チュウ「生意気な奴だ!これでもくらえ!!」

チュウは、口から水鉄砲を撃ってくる。しかし俺は、見聞色でそれを避けていく。

ハチ「ニュ~!?全然当たらねェぞ!!」

ユウ「お前の攻撃は見切ってるんだよ!!」

チュウ「嘗めるな!!」

ユウ「奥義・・・ゼロ・インパクト!!」

俺は、チュウの懐に入るとゼロ距離で衝撃波を与えた。

チュウ「ガハッ!!」

アーロン「チュウ~!!」

ユウ「まずは一人」

続いて俺は、タコの魚人を見る。

ハチ「ニュ~!!よくもチュウを殺ったな!!けど、魚人島で2番目に強い、俺は六刀流のハチだ!!」

そんな自己紹介をしている間に、俺はハチというタコを吹き飛ばす。

ユウ「奥義・・・五十砲!!」

今度は、離れながら衝撃波を撃つ。

ハチ「ニュ~!!?」

クロオビ「ハチ!!チュウに続いてハチまでも!!しかし、魚人空手の前には無力!!」

ユウ「どうかな?」

クロオビ「くらえ!!五百枚瓦正拳!!」

ユウ「おっと!」

俺は、クロオビの攻撃を避ける。

クロオビ「よく避けたな。しかし、俺の究極奥義《千枚瓦正拳》の前にお前の生存率は・・・ゼロだ!!」

ユウ「ジンベエと同じ攻撃か。けど、アイツの方が100倍は強いぞ」

クロオビ「何!?お前今なんて・・・」

ユウ「悪いが、遊んでる暇はない。お前にも見せてやるよ。魚人空手の真髄を!!」

クロオビ「黙れ~!!千枚瓦・・・」

ユウ「五千枚瓦・・・正拳!!」

俺はクロオビより早く技を打ち込むのであった。

クロオビ「グハッ!!」

ユウ「お前だけが使えると思うなよ?」

クロオビ「何故・・・貴様のような・・・下等・・・種族・・・が」

ユウ「ある師匠に教えてもらったんだよ。水関係は無理でも、これは取得できたからな。さて、残るはお前だけだ!アーロン!!」

俺はアーロンの方を向く。

アーロン「貴様・・・よくも俺の同胞達を!!殺してやる!!!!」

ユウ「それは・・・こっちの台詞だ~!!!」

アーロン「お前を殺して、村の連中も殺してやる!!もうこの島には用はねェ!!くらえ!!シャーク・オン・ダーツ!!」

アーロンは水に入り、矢の様に素早く俺に攻撃してきた。あまりの早さに、回避が出来ず攻撃をくらってしまった。

ユウ「ガハッ!!」

アーロン「シャハハハハ!!下等種族が、俺達に逆らうからだ!!」

アーロンは、笑いながら言うのである。

ユウ「へ~。敵を仕留めたか確認もせずに、バカみたいに笑ってる奴に言われたかねェな」

アーロン「なっ!?」

声のする方を振り向くと、平然と立っているユウの姿があった 。

アーロン「貴様・・・何故生きている!?確かに貴様の腹を突き破ったはずだ!!」

ユウ「あれ?そこにあるカードの事を言ってるのか?」

アーロン「何だと!?」

振り向くと、ユウを刺したはずの場所には、大量なカードが落ちていた。

アーロン「バカな!!どうやって・・・」

ユウ「どうやって?種も仕掛けもございません♪」

俺はそう言いながら、カードを巻き上げると姿を消した。

アーロン「なっ!?」

ユウ『ハハハハッ!何処にいるか分からないだろ?』

アーロン「貴様・・・出てこい!!正々堂々と勝負しろ!!」

ユウ『正々堂々と?よく言うよ。昔お前がしたことを忘れた訳じゃないだろ?』

アーロン「なんだと?」

ユウ『忘れたなら、思い出させてやるよ。約8年ほど前に、お前に殺されかけた子供だよ』

アーロン「まさか・・・あの時俺が撃ったガキか!?」

ようやくアーロンは思い出したそうだ。

ユウ『そうだ。あの時やられた事は、今でもハッキリ覚えてる。俺は、この時の為に今まで修行をしてきた。そして、今日がお前の最後だ!!』

俺は姿を現して指を鳴らすと、アーロンが箱に閉じ込められた。

アーロン『なんだこれは!?』

ユウ「今から、お前にマジックを見せてやるよ」

アーロン『マジックだと?』

ユウ「そうだ。その箱には、何処にも穴が空いてないだろ?普通に考えれば、大砲とかでない限り、ちょっとやそっとじゃ壊れないし穴は空かない。けど、今からこの無数の剣をその箱をすり抜けてお前を刺してやる」

アーロン『シャハハハハ!!バカか貴様は。頑丈なら、そんなちんけな剣じゃ穴は空かないんだろ?なら、さっさとこの箱を壊して、テメェを殺してやるよ!!』

ユウ「・・・うるさいから、もう黙れ」

そして俺は、指を鳴らすと剣がアーロンに向かって飛んでいく。そして・・・

アーロン「ガハッ!!バ・・・バカ・・・な」

見事に箱をすり抜けて、アーロンに刺さっていたのであった。そして箱は消え、剣に刺されたアーロンだけが残った。

アーロン「何故・・・だ」

アーロンは、最後の気力を振り絞って問う。

ユウ「・・・種も仕掛けもございません」

俺はそう言うだけであった。

ユウ「これで・・・やっと解放される」

俺はそう思うと、涙が溢れ出した。

ナミ「一体・・・何があったの!?」

声がしたので見ると、最後の家族ナミがいた。

ユウ「ナ・・・ミ」

ナミ「・・・あんたが殺ったの?」

どうやらナミは、俺の事に気づいてないみたいだ。

ユウ「そうだ。俺がアーロン達を殺した」

ナミ「・・・そう」

ナミはそう言うと、俺を見る。

ナミ「何処の誰だか知らないけど、本当にありがとう。これで、皆やユウお兄ちゃんに報告できるわ」

ユウ「・・・まだ、そう呼んでくれるんだな」

ナミ「えっ?」

ユウ「お兄ちゃんか。久し振りに聞いたな。それに、ナミ自身も元気に育って嬉しい」

ナミ「待って!何であんたが私の名前を?それに、どうしてユウお兄ちゃんの事も?」

ユウ「何故かって?俺自身がユウだからだよ」

ナミ「嘘・・・」

ユウ「本当だ。改めて言うけど、久し振りだな。ナミ」

俺はサングラスを外してそう言う。

ナミ「本当に・・・ユウお兄ちゃん・・・なの?」

ユウ「本当だ。既に、ベルメールさんとゲンさんには会っている。ナミとノジコには、アーロンを倒してからと思ってな」

ナミ「ユウお兄ちゃん!!」

ナミは俺に抱きついてきた。

ナミ「無事だったんだね!!本当に・・・本当によかった!!」

涙を流しながらそう言ってくれた。

ユウ「ごめんな。今まで帰ってこれなくて」

ナミ「ううん!そんな事ない!!無事に帰ってきてくれたんだもん!!」

ナミは泣きながらも、笑顔で迎えてくれた。しかし、そこに水を差す連中がやって来た。

「チッチッチッチ!ナミというのはお前だな?」 
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