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Element Magic Trinity

作者:緋色の空
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Data03:ティア=T=カトレーン


【名前】ティア=T=カトレーン
【年齢】17
【身長】約162cm 【体重】約51kg

【好きなもの】
林檎、本、単独行動

【嫌いなもの】
偉そうな性格の奴、団体行動、自分の間違いを潔く認められない奴


【容姿】
群青色のロングヘアに同色の目。
美しいというよりは可愛らしいと呼ぶべき顔立ちの美少女。華奢な体型と可愛らしい顔立ちだけを見て近づいてくる男も多い(毒舌と正論のオンパレードを浴びせられるのは言うまでもない)。髪は緩やかにカールさせているが、面倒だったりするとおろしっぱなしの時もある。
竜人である為項に群青色の鱗があるが、普段は髪で隠れている。

【服装】
軍服調のワンピースが多い。特に多いのはホルターネックのワンピースだが、最近は気分で選んでいるので違う時もある。
足元は共通して黒のレースアップブーツで、ヒールは5cm。因みにこれは本人曰く「歩きやすくて蹴りの威力もそれなりに上がる1番いい高さ」らしい。白い帽子を被っているが、作中では外すシーンも割と多い。


【性格】
年齢以上に落ち着きのある冷静な性格で、余程の事がない限りは動じない。実は短気で苛立ちやすく、相手を睨んだり舌打ちする事は日常茶飯事。目標達成の為なら手段を選ばない面もあり、誰が犠牲になってもどうでもいいと考える為、衝突も多い。人と付き合うのも避け、1人でいるのが好き。前述の面もあって誤解されやすいが、実際は軽い人間不信なだけであり、どうやって人と関わっていいか解らないだけ。不器用だが根は割と素直で、周りを思いやる優しい一面もある。基本的には愛されキャラ。

【紋章】
背中に白

【一人称】




【魔法】
大海(アクエリアス)
元素魔法(エレメントマジック)の一種。水を操る。
別名「超攻撃特化魔法」。高威力の攻撃手段が揃う半面、防御は全く出来ない。

【作中登場の魔法】
大海針雨(アクエリアスニードル)
頭上に展開した魔法陣から水の針を降らせる。派生技に大海針雨(アクエリアスニードル)(ソード)大海針雨(アクエリアスニードル)狙撃(ダーツ)がある。

大海怒号(アクエリアスレイヴ)
勢いと威力に任せて水を真っ直ぐに放つ。感情任せに使う事が多く、多用する。

大海大砲(アクエリアスキャノン)
水の大砲を生み出し、砲口から水の砲弾を勢い任せに放つ。

大海白竜(アクエリアスドラゴン)
水の竜を生み出し、相手を攻撃する。

大海槍騎兵(アクエリアスランス)
水の槍を放つ。威力が分散するが、相手の数が多い時は重宝する。

大海魔剣(アクエリアスブリンガー)
二対の水の剣で相手を斬る。

大海圧壊(アクエリアスシュート)
全身を水へと変え、自らを弾丸に見立て勢いよく跳び上がる。体当たりから続けての攻撃が可能だが、あまり使わない。

大海銃弾(アクエリアスガンス)
水の銃弾を放つ。サイズはビー玉くらいの大きさからバスケットボールサイズまで様々。

大海白虎(アクエリアスタイガー)
水の虎を生み出し、放つ。

大海海竜拳
水で構成された拳で連続攻撃を叩き込む。

大海無限球(アクエリアスインフィニット)
360度に展開した水の球体を一斉に放つ。

大海針鼠(アクエリアスヘッジホッグ)
全身に纏った水の針を一斉に飛ばす。

大海化猫(アクエリアスケット)
水の爪で相手を引っ掻く。

大海抱花(アクエリアスフルール)
地面に展開した魔法陣から水の花を咲かせ、受け止める。ただし上から誰かが落ちてきた際にしか使用機会がない為、あまり使わない。

海域
一定範囲内に幻を見せる。

大海竜巻(アクエリアスタイフーン)
水の竜巻を生み出す。敵味方関係なく何でもかんでも巻き込む為、近くに味方がいる時は使用が難しい。

大海霧幻(アクエリアスミスト)
術者の体から霧を発する。作中に登場したのは睡眠効果を持つ大海霧幻(アクエリアスミスト)(スリープ)

大海屈折(アクエリアスリフレク)
相手の攻撃を跳ね返す。ただし、立ち止まって防御する事が少ないティアにとってはあってもなくても同じである。

大海薔薇冠(アクエリアスローゼンクローネ)
水の薔薇を咲かせる。見た目がよく威力も高い為気に入っており、多用する。

大海聖剣(アクエリアスエクスカリバー)
身の丈を超える大きさの水の剣を振るう。

大海一閃
水の剣で相手を斬る。

大海蝶乱(アクエリアスシュメターリング)
水で構成する蝶を放つ。イオリが使う大雨蝶乱(レインシュメターリング)を自分なりにアレンジしたもの。

大海切削(アクエリアスドリル)
全身を水へと変え、回転しながら落下する。軌道変更が難しい。

大海ノ女神(アンフィトリテ)
イオリ直伝の“奥義”。全魔力を解放し、ありったけの力を放つ。威力は絶大だが、使用後は立っている事さえ難しくなる為バンバン使えるものではない。


第二開放(セカンドリリース)は不明



【魔法2】
竜の双眼(リュウノメ)
膨大な魔力を必要とする、星竜の巫女にだけ使用が許された太古の魔法(エンシェント・スペル)。作中ではエーテリオンを吸収した際と“罪なる星空”を得た際に発動した。発動中は魔力が上昇し、星の滅竜魔法を使用出来る。

【作中登場の魔法】
星竜の咆哮
金色の光のブレスを放つ。

星竜の鉤爪
金色の光を纏い蹴りを放つ。蹴り主体のティアにとっては扱いやすいが、登場回数は少ない。

星竜の翼撃
両腕を薙ぎ払い攻撃する。

星竜の剣牙
両手から牙のように鋭く尖った光を放つ。

グランドクロス
滅竜奥義。星の光を収束し、竜巻のようにして相手に向けて放つ。


【交友関係】
ティアと特に関わりが深い人をピックアップしてみた。

【戦友兼サンドバック】ナツ
絶対的な信頼を置く相手。プライドが高いティアが背中を預ける数少ない存在であり、序でによく蹴られるサンドバックポジションでもある。因みにこの2人だけで仕事に行く事はマカロフによって禁じられていたりする(ギルドきっての問題児2人である為)。
仕事でも非戦闘時でも日常でも息がピッタリなので、一部では「熟年夫婦」「阿吽の呼吸」「きっとあの2人は常にお互いの思考が読めるに違いない」などと言われていたりもする。

【友達】ジュビア
ティアにとって唯一と言っても間違ってはいない友達。育ちが育ちな為に軽い人間不信なティアが唯一自分から仲良くなりたいと思った相手なので、クロス曰く「絶滅危惧種並みかそれ以上に貴重」との事。その割に絡みが少ない事を嘆く今日この頃です。17歳、水の魔導士、青髪青目と共通点も多い。
ジュビアの恋を応援しつつ、グレイの鈍さに対して苛ついてナツに蹴りを決めるのがティアのよくある日常である。

【双子の弟】クロス
何故俺が1番最初に書かれないんだああああああと喚くアイツはさておいて、とにかく姉の為に日々を生きる姉思い(シスコン)。彼の人生は姉の為にある(本人談)。
どう見たってシスコンなのにティアは全く気付いておらず、それで今日も平和だから誰も彼女にそれを伝えたりはしない。

【異母兄弟の兄】クロノ
今日も今日とて溜め込んだ書類と睨めっこを繰り広げる評議院第一強行検束部隊隊長。最近は兄の方にまでシスコン疑惑が浮上している。
普段は「バカ兄」と適当にあしらっているが、兄の事も大切に思っている。そういう素直じゃないトコが可愛いんだよオレの妹は!と力説する隊長の姿を知る者は多い。

【相棒】ヴィーテルシア
狼姿を取るティアの相棒。最近は青年姿を練習中。常識人であるはずなのだが、最近クロスの魔の手が忍び寄りつつある。彼も当然の如くティア大好きであるが、恋人になりたいとは思わないらしい(曰く、そうなれば相棒ポジションが奪われるから)。
家では家事全般何でもこなし、相棒を通り越して執事ポジションに収まっているとか。

【祖母】シャロン
現在牢の中にいるカトレーン前当主。クロスとクロノは彼女に対して憎悪を抱いているが、ティアは憎悪の一欠片も感じていない。ただ誰よりも大嫌いで、次顔を合わせたらとりあえずあらゆる方向からの手加減無用の全力一掃攻撃を加えてしまうだろうな、程度である。勿論悪気はない。ティアなりの“歓迎”であり、別に怒っている訳でも怒りに任せてしまった訳でもない。

【最高の師匠】イオリ
2年前に他界した、ティアが尊敬する師匠。
今もきっと、どこかで弟子を見守っているだろう。



【備考】
“魔法都市”フルール出身の竜人の少女。X771年、妖精の尻尾(フェアリーテイル)に加入し、X777年、当時10歳という若さでS級魔導士になった。
星竜シュテルロギアを初祖に持つカトレーン一族の“星竜の巫女”であり、人間と竜の血を半分ずつ引く混血。それ故に一族では忌み嫌われていた。その為人を信じる事を知らずに育ち、味方であれ敵であれ1度は疑う癖がある。
黙ってじっとしていればかなりの美少女だが、短気な性格とついつい人を睨んでしまう癖、魔法界全土に知られる“ギルド最強の女問題児”の噂によって恋人はいない。告白してくる男は多いが、大抵は彼女の毒舌を前に沈む。





【特別依頼!EMTオリキャラの制作秘話だったり何だったりを解明せよ!】
日本のあの辺のこの辺のその辺、緋色の空宅からお送りします!



緋色の空
「はあ…」

ティア
「らしくないわね、溜息なんて。いつもの魔女みたいに引き攣った思い出し笑いはどうしたのよ」

緋色の空
「酷い!」




緋色の空
「初っ端から気力と体力削っていったねティアさん…」

ティア
「?」

緋色の空
「解ってないんだね、流石鈍感。てゆーかね、私の悩みの原因はあなたでもあるんだよ!?」

ティア
「はあ?何で私なのよ。どうせ“アイデアがない”とか“ログホラ二次創作のオリキャラの装備が決まらない”とか“SAO二次創作のヒロインの性格と装備が決まらない”とか“オリジナル作品3つの細かい設定が思いつかない”とかでしょうが。てかアンタいろいろ溜め込みすぎじゃない?」

緋色の空
「ぐっ…全部当てはまるから反論出来ない……でもやりたいじゃん!ログホラは前々からキャラ考えてたし、SAOは他人様の読んでたらやりたくなって6巻まで買って貰えたし、オリジナルは3つのうち2つは世界観から考えたこだわりだしー!」

ティア
「あー…部活ものにファンタジー系2つね。1つは最初から残酷な始まり方するっぽいけど。まあ、万年帰宅部のアンタが部活ものとは…驚きだわ」

緋色の空
「自分でもびっくり。だから部活って言ってるけど私お得意の魔法とか能力とかそんな感じだよ。そんで残酷って言うけどあれは……ってこのままネタバレさせる気か!?」

ティア
「別に。アンタのアイデア興味ないし」

緋色の空
「……解ってますけどねっ、きっと上記3つ…二次創作含めて5つに興味ある人はいないでしょうよ。だって1つは妹に丸パクリされたし」

ティア
「ああ、あれね。設定被りすぎてて笑えたわ」

緋色の空
「それからというもの、妹にあらゆる設定を見せる事はやめた。勝手に見られてるかもしれないけど」

ティア
「どういう事よ」

緋色の空
「ほら、私アイデアノートその辺に置いておくから。今だって5冊くらいテーブルの上に置いてあるよ」

ティア
「片付けなさいよ……で?アンタの悩みってのは何なの?」

緋色の空
「兄妹設定つけると、必ず兄か弟がシスコンになる」

ティア
「何だ、私全く関係ないじゃないの。責任転嫁甚だしいわね」

緋色の空
「いや絶対アンタの兄弟が原因だからね!?それ以外の原因解んないよ!?」





【ティア=T=カトレーンが生まれるまで】

緋色の空
「これを語るにはEMTの根源を語らねばならぬ。些か長くなるがそれでも聞くか?」

ティア
「面倒な口調はいいからさっさと言いなさい」

緋色の空
「はい。だけどね、これを話すとホントに長いから。その辺了承ください」

ティア
「呆れたらすっ飛ばしていいわ」

緋色の空
「……まあいいか。えっと、まずEMTは“1つの属性で強い子を書きたい”って思ったのがキッカケです。因みに性別は女で決定でした。当時は男キャラ書くの苦手だったので」

ティア
「今じゃパッと思いつくのが男なのにね」

緋色の空
「よく考えたらリメイク前の百鬼憑乱とか男ばっかりだったんだけどね…とにかく、まずは属性を考えた訳」

ティア
「その結果水に落ち着いた、と」

緋色の空
「最初はインパクト強い炎とか見た目派手な雷とかがいいかと思ったんだけど、炎はナツと被るし雷は魔法が思いつかなかったから両方ボツ。で、とにかく強いのが絶対条件だったから、なんとなく“見た目が派手で強そうに見えるヤツ”を探してたね、あの頃」

ティア
「いくら見た目がよくても、強さは術者の問題よ。簡単で低級な魔法でも術者が強ければ強いし、どんなに強い魔法でも術者がクズなら魔法もクズにしかならないわ」

緋色の空
「はい、すいません…話を戻すよ。いろいろ考えたけど何にも思いつかなかった私は、そこでふと考えた。そういや水の魔法使うキャラって少なくない?と……!」

ティア
「なるほど。いつもみたいに馬鹿デカい独り言呟いた訳ね」

緋色の空
「思った事を口に出す正直さが私の長所だからね!……で、そっから使用魔法の名称を決める事になったんだけど、これが大変でねー…」

ティア
「いろいろ考えてるじゃない。大海(アクア)とか…“大海”は共通みたいだけど」

緋色の空
「それ以外思いつかなくてさ。他にもいろいろルビ振ってみたけどしっくりこなくて、どうすっかなーってなった時に、ふと浮かんだのがアクエリアスだった訳」

ティア
「ルーシィの星霊の?」

緋色の空
「そう。それ浮かんだ瞬間これしかねえ!と思っていっそいでルビ振ったね。名称星霊と被るけど、これ以外にピンと来るのがなかったんだよー」

ティア
「…で?そこからあの2人や元素魔法(エレメントマジック)の概念にどう繋がるのよ」

緋色の空
大海(アクエリアス)が思いついてから、次に浮かんだのがエレメント4」

ティア
幽鬼の支配者(ファントムロード)のアレね。大火の兎兎丸、大地のソル、大空のアリア、大海のジュビア……まさか」

緋色の空
「そのまさか。“大海があるならあと3つ必要だね!”というよく解らん結論に至ったのよ、私」

ティア
「何でそこであと3つ必要って事になるのよ!?アンタナツ並みの馬鹿なの!?」

緋色の空
「そんな事ないよナツよりは常識弁えてるよ!多分大海って漢字にしたからだろうね。それがキッカケで大空、大火、大地って魔法が生まれて、大海(アクエリアス)だから他のも星霊由来にしようってなって、今に至る」

ティア
「じゃあ聞くけど、何で今の名称になったの?」

緋色の空
大空(アリエス)は元々防御特化。攻撃系じゃない星霊を思い浮かべた結果、真っ先に浮かんだのがアリエスだったから決定。大火(レオ)は炎=明るい=光るでレオ。大地(スコーピオン)はバルゴと迷ったけど、魔法として口に出した時にしっくりきたのがスコーピオンだったから」

ティア
「なるほどね」

緋色の空
「最初はそれぞれ1つずつで1人くらい敵に回そうかとも思ったんだけど、アルカのキャラ説でも言った通り、大火(レオ)大地(スコーピオン)は中途半端。これを別々にしたらパッとしないだろうなあって思って、結果3人に。その時考えてたキャラがティアを含めて3人だったから、丁度いいやと思って決定しましたー!」

ティア
「丁度いいやって……ダメだ、コイツの頭にいちいちツッコんでたら声枯れるわ」

緋色の空
「それって私がナツ以上に馬鹿って事か!?そうなのか!?」

ティア
「そういう事になるわね」

緋色の空
「くっ…ボクくじけない!」

ティア
「てとらの真似はいいから。アンタ一人称基本あたしか私でしょうが」

緋色の空
「まあね。因みにティア、現在に至るまでいろいろ変わってます。ある時は騎士団団長、ある時は音楽家の娘、ある時は村を追放された子だとさ」

ティア
「何をどうしたらここまでバラけるのかしら」

緋色の空
「さあ?」





【何故ティアの名前はティアなのか】

ティア
「作中で出てるじゃない。家族全員泣いたのよ、出来損ないが生まれたから」

緋色の空
「実際には違うけどね」

ティア
「はあ?」

緋色の空
「ティアを考える時、名前が思いつかなくてさ。とりあえずの名前として“ティア”にしたんだけど…」

ティア
「……」

緋色の空
「それがとりあえずだって事をすっかり忘れて決定しちゃったっぽくて」

ティア
「蹴り殺すわよ」

緋色の空
「そしたら続きがないですよ」

ティア
「……チッ」





【ティアが毒舌と正論のオンパレードな理由】

緋色の空
「これにも理由がある!」

ティア
「何」

緋色の空
「この世の中、思った事を正直に言える事なんざ少ない!時には敢えて嘘をついて誤魔化していかねば人と上手く付き合えないし器用に生きてもいけない!」

ティア
「でしょうね」

緋色の空
「きっとそれはフィオーレも一緒だと私は考えた!皆が皆そうでなくても、偽って誤魔化して嘘に嘘を重ねる必要がある人がどこかにいると!人に対して嫌悪があろうが好意があろうがそれを真っ直ぐに口に出すある種の不器用な人はそういないだろうと!」

ティア
「テンション高いわね、珍しく」

緋色の空
「まあ私も言いたい事を押し殺す事なんてよくあるし、やっぱ私姉だから。うちの“子供”は私含めて妹と従兄弟の3人だけど、私が1番年上だからさ。何でもかんでも我慢しなきゃいけない訳よ。私が勝手にそうしないとって思ってるだけかもしれんけど」

ティア
「……」

緋色の空
「だから従兄弟が勝手に私の音楽プレーヤー弄って2曲ほど前に戻してたって悪いのは手の届くトコに置いてた私で、許可なく触った従兄弟じゃない。それで私が怒られても、相手は親だから反論なんて出来ない。自分の言いたい事全部押し殺して、それがすっごく悔しくても何にも出来ないし言い返せない。悔しいからって泣くのも、お姉ちゃんだから出来ないし」

ティア
「…アンタ……」

緋色の空
「だからさ、ティアが言いたい事全部遠慮なく言うのは、私の希望なんだよね。こうなれたらいい、こんな風に何にも気にせず言えたらもっと楽なのにって思うけど、実際には出来ないから。だから、想像上で組み立てる。きっとティアならここでこう言い返すだろうな、皆が黙るこの場面で喋れるのはティアしかいないよなーって」

ティア
「……つまり私は、アンタの願望の塊って事?」

緋色の空
「聞こえが悪いけどそういう事だね。姉だろうと年上だろうとギルドの古株だろうと一族の嫌われ者だろうと関係ない。どんな立場に立ってても、誰が相手でも言いたい事が言えるってのが私の憧れでさ。だから言いたい事が言えなかったりすると、ティアの事考えて落ち着くの。大丈夫、言えない私の代わりに思う存分言い返してもらおうって」

ティア
「随分勝手ね。何で私がアンタの代わりに言い返してやらなきゃいけないのよ」

緋色の空
「ですよね…うー、ゴメン」

ティア
「……やるなら徹底的にやりなさい。中途半端な反論は許さないから」

緋色の空
「!……うん、任せといて!」





【質問に答えましょう】

緋色の空
「流石オリキャラ枠ヒロイン。質問多いですよ」

ティア
「面倒ね」

緋色の空
「こら!」



Q1
ティアの好きなタイプは?


ティア
「初っ端から何この質問は!」

緋色の空
「キレるなキレるな!順番通りにしてるだけだって!」

ティア
「チッ…まあいいわ、好きなタイプでしょ?」

緋色の空
「あれ、答えるんだ…意外」

ティア
「何か言った?」

緋色の空
「イエナニモ」

ティア
「そう……好きなタイプね…とりあえず、私の職業をちゃんと理解してくれる人がいいわ。魔導士って常に危険と隣り合わせだし仕事によっては数か月留守にする場合もあるから、その辺を理解して仕事に送り出してくれる人が理想ね」

緋色の空
「因みに同じ魔導士は?」

ティア
「同職も悪くないけど…結局仕事上での付き合いで終わりそうね。仕事と私生活は全くの別物として考える主義だから。仕事場で会う奴は仕事上の関係者、それだけよ…一部を除いては」

緋色の空
「一部?」

ティア
「少なくともクロスとジュビアは仕事上の関係だけじゃないもの。弟だし友達だし」



Q2
ティアが1番信頼しているのは誰?


ティア
「…これはまた難しいわね」

緋色の空
「ついこないだまで生粋の一匹狼だったもんね、アンタ」

ティア
「信頼してる奴はそれなりにいるけどね。兄弟の事は当然信頼してるし、友達だってそう。もちろん相棒の事だって、信頼してなきゃ仕事に連れて行かないわよ」

緋色の空
「……後ろからどこぞのシスコンの愛の叫びが聞こえるけど無視するとして、他はいないの?チームメイトとかさあ」

ティア
「……信頼してなくは、ない」

緋色の空
「なるなる」

ティア
「けど、1番となると難しいわ…強いて言うなら、自分かしら」

緋色の空
「え?」

ティア
「私が信頼しているのは私自身。誰よりも自分を信じてる……私は、絶対に私の期待も存在も裏切らないから」

緋色の空
「……」



Q3
1番仲のいい男性・女性と1番仲の悪い男性・女性は?


緋色の空
「人間関係の質問多いね。やっぱティアだし」

ティア
「どういう意味よ」

緋色の空
「別に特に意味はないよ?さ、答えて答えて」

ティア
「1番仲がいい同姓はジュビア、1番仲が悪い同姓は…言うまでもなくあの女よ」

緋色の空
「あー…シャロンか。あれは仲がいい悪いって話じゃない気もするけど…で、異性の方は?」

ティア
「仲が悪いのは……ここは2人になるけど、ラクサスとリオンね」

緋色の空
「…あれ?ティア、ラクサスの事“七光り”って呼んでなかったっけ?」

ティア
「……別に、呼び方なんてどうでもいいでしょ」

緋色の空
「……まあいいか。2人とも予想通りではあるし。ホントはニルヴァーナ編の最初の方で、ティアとリオンもっと火花バチバチにしたかったんだけどなー」

ティア
「あら」

緋色の空
「ジュラさんに止められるまで口喧嘩の予定が…ああああああ……」

ティア
「書き直せばいいじゃない」

緋色の空
「今度やる予定。で?仲のいい異性は誰?」

ティア
「そうね…悩むけど、クロスとかヴィーテルシアかしら」

緋色の空
「……聞こえるぞ、シスコンの愛の叫びが…」



Q4
ティアも年頃の少女ですが、エルザのように花嫁に憧れは?


緋色の空
「との事ですが」

ティア
「ないわね」

緋色の空
「即答ですか。ウエディングドレスに憧れとかないタイプ?」

ティア
「ええ…てか、結婚したとしてもドレスは着たくないわ。重そうだし、動きにくそうだし」

緋色の空
「結婚したいなーとも思わない?」

ティア
「そもそも相手がいないしね。私を好む物好きなんてそういないでしょうし」

緋色の空
「……ドンマイ。頑張れライアー」



Q5
少し(どころじゃないような)毒舌?(言ってる事は大体正論)なティア。
それは元々?いつから?


ティア
「別に毒吐いてるつもりはないわよ?ただ思った事を言ってるだけ」

緋色の空
「無自覚って怖いわあ…」

ティア
「でも気づいたらこうだったし…これくらいじゃないとカトレーンとは戦えないもの。敵を減らす為には言葉でガリガリ削っていくしかなかったし」

緋色の空
「サラッと怖い事言ったけど…その標的って因みに……」

ティア
「侍女とかかしら。解りやすくナイフとか持ってるから、それ全部避けて最大限嘲笑ってやるの。“そんなテクニックで私を殺せるとでも?馬鹿らしいわね。基礎からまるでなってないわ!”って」

緋色の空
「あ、意外と言ってる事普通…?」

ティア
「で、それでも襲い掛かってくるようなら全部避けた上でこっちの攻撃全て命中させて、ボロボロになって倒れたトコを更に嘲笑う。ああいう腐った頭の奴等に1番効くのは格の違いを叩き込む事だから。更に言葉で畳みかけて、トドメに小屋から勢いよく放り投げるの」

緋色の空
「普通じゃなかった!とことん戦う気しかないなこの人!」



Q6
微ツンデレなティアですが、ツンとデレの割合はどれくらい?


ティア
「ツンデレじゃないっての」

緋色の空
「根本から否定すな。てか実際そうだから仕方ないじゃん」

ティア
「チッ…」

緋色の空
「舌打ちすな」

ティア
「てか、そんなの私には解らないわよ。そもそもツンデレだって事自体おかしいと思ってるもの」

緋色の空
「割合的にはツン8割のデレ2割。最近クーデレって言葉知って、こっちかもと思い始めてる」

ティア
「どっちにしろ違うから」



Q7
幼馴染だというリオンとはどこで出会ったのか?


ティア
「アイツの話はしたくない」

緋色の空
「おい」

ティア
「アンタだってクラスメイトに心配されるほどに口喧嘩した相手の事話したくないでしょ、それと同じよ」

緋色の空
「何で知ってんの!?いや確かにあの日はいろんな子から“緋色の空ちゃん大丈夫?何かあったの?”って凄く聞かれたけど!因みに今でも私は悪くないと思ってるけどね!」

ティア
「“緋色の空ちゃんは言う事が偉そうで高飛車だよ”って言われたんだっけ?」

緋色の空
「くっそー何でそこまで知ってんのアンタはああああ!……って、違った違った。リオンの話だよ」

ティア
「チッ…上手く誤魔化せたと思ったのに」

緋色の空
「いや全然。2人の出会いの話はいずれやろうかなーとは考えてます。でもアルカとミラの話もやりたいし、ヴィーテルシアのもやりたいし、ちょっと計画もあるし…」

ティア
「計画?」

緋色の空
「“あのシーンをこっちから見てみた”ってヤツなんだけどね。例えば第1話、ルーシィと出会った時のルーとか」

ティア
「いっそ全部やればいいじゃない」

緋色の空
「出来たらね」





【まとめ】

緋色の空
「今回は割と語った方だと思うけど、どうかな」

ティア
「珍しく曖昧じゃないのね」

緋色の空
「そりゃー元素魔法(エレメントマジック)の誕生話までして曖昧じゃあやっていけませんよ。さて…今回で主要キャラ説は終了、次回から準主要キャラ説です!」

ティア
「次回はシュランでしょ?登場順だから」

緋色の空
「そう…なんだけど、こっから質問が来ない気がする」

ティア
「はあ?」

緋色の空
「だって準主要キャラ、登場しない事多いじゃん?まだクロス辺りならROE編でも割と中心だったからどうにかなりそうだけどさあ」

ティア
「来なかったらどうするつもりよ」

緋色の空
「どうにかする」

ティア
「適当ね……」

緋色の空
「とにかく今私が考えたいのは、エターナルユースの妖精王を“FT人外シリーズ”と銘打ってシリーズ化するかどうか」

ティア
「はあ!?」

緋色の空
「だって登場予定のオリキャラ多いけど、あのままだといつ出られるか解んないし…別々の物語にして最終的に1個にまとめようかと思って」

ティア
「……ログホラ二次創作にSAO二次創作、オリジナル3つやりたいとか言って更に増やす気…!?」

緋色の空
「だから流石に多すぎると思って言うだけにしてるじゃん!脳内ではいつもいろんなストーリーが浮かんでは消える事なく焼きつくけど!」

ティア
「……どうしようもないわ、コイツ」








緋色の空
「では皆さん、次回はシュランのキャラ説で…会える確率低いけど」

ティア
「我慢の限界。蹴らせなさい」

緋色の空
「え、ちょ…ぎゃああああああっ!?」 
 

 
後書き
こんにちは、緋色の空です。
キャラ説1個にどんだけ時間かけてるんだか……と思ったそこのあなたは間違ってません。更新ペース上げたいです、ホント。
という訳で次回はシュラン!シュランに関する質問募集します。

感想・批評・シュランに関する質問、お待ちしてます。
…でもなあ、アイツは私が考えたんじゃないしなあ。 
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