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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories

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SAO編 Start my engine in Aincrad
Chapter-3 転機の連続
  Story3-2 仲間の絆 前編

第3者side

ここは最前線の19層。

シャオンとフローラはあるクエストを受けに来た。








「確か、あの人だっけ?」

「そうだよ!だってクエスト開始マーク出てるじゃない!」

「じゃあ、受けにいこっか」

「うん!」

彼らの受注したクエストは『牙狼獣の激昂』
19層の難関クエストだ。
















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
















「確か……ここだよな」

「そのはずだけど……」


グルァァァァァ!!



「どうやら、向こうから来てくれたようだ」

「来てほしくなかったんだけどねー」

二人が後ろを向くと、そこには牙狼獣が。

「じゃ、始めるか」

「ええ!」

向かってきた牙狼獣の攻撃をシャオンが弾き返すと、そこにフローラが片手剣スキル3連撃技〔サベージ・フルクラム〕を合わせた。

「いいじゃん、フローラ。そんな感じ!」

「いいから!来るよ!」

「あいよ!」

シャオンは牙狼獣の攻撃を弾くと同時に片手剣スキル単発技〔スラント〕を合わせた。
そこにフローラが片手剣スキル単発技〔ホリゾンタル〕を合わせる。


防御力が低いのか、すぐに削れていく。

「フローラ、いけるか?」

「まだいけるよ!」

「そっか、なら俺に合わせてくれ!」

「うん!」

シャオンの合図で、シャオンとフローラは片手剣スキル2連撃技〔バーチカル・アーク〕を繰り出した。

ガァァァ!

「もういっちょ!!」

「うん!」

今度はフローラが片手剣スキル単発技〔バーチカル〕で注意をそらし、シャオンの片手剣スキル3連撃技〔デルタ・ストライク〕で急所を狙う。


グギャアアア!!


スパパパパン


砂煙が辺りに舞う。

「これで終わりか?」

「そうであってほしいよ……結構ヘトヘトでもう動けない」

「いや、まだだ!気をつけろ!」

「うん!」


グルアァァァッッッ!!


HPを二割ほど残して、牙狼獣はまだ生きていた。全身が赤くなり、光弾を放ってきた。
その標的はHPを二割にまで減らしたフローラ。




逃げようとしたフローラはつまずいてしまった。

「あっ………」

シャオンは土をおもいっきり蹴って走る。

「フローラぁぁぁぁーー!




ぐっ……」

バタン


間一髪間に合ったシャオンはフローラの身代わりとなり、光弾を受けた。
ダメージが大きく、HPが1割ほどまで減り、気絶した。

「シャオン君!」


グルルル


「こっち来ないで………」

フローラは涙目になりながら剣先を向けている。




「シャオン君……起きてよ……」

反応がない。


ガアァァァ!!!

「きゃぁぁぁぁぁぁ!」







フローラが悲鳴を上げた瞬間


ザシュ


牙狼獣を切り裂く二つの影。

「ったく、なにやってんだかあいつは」

「フローラも苦労してるのね」

「アスナ、今は敵に集中しようぜ」

「分かったわ」
















Story3-2 END 
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