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東方魔法録~Witches fell in love with him.

作者:枝瀬 景
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番外 正月~Happy new year.

てん、てれてれてれれてん。てんてれれてれれ、れん。(お正月でよく鳴らされるあの音)

皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年も東方魔法録と、作者の枝瀬景をよろしくお願いいたします。m(後頭部)m

さて、お正月と言うことで調子に乗って番外編なんてまたまた作ってしまいました。しかも年明けに間に合わせたと言うことは、年が明ける前に書いているということです。……はい、聞こえます。皆さんの早く続き書けよと言う声が。
弁明と言うか爆弾発言と言うか、実は

魔法録とは別に東方秘封戯(仮)とVRMMOのTS物を書き始めました。

下書きと言うか書き出しの段階なので、連載するのはまだ先のことですがそう言うことです。近々公開予定。かみんぐすーん。
それでも先に魔法録書けよっていう話ですけどね~。赦して(ry。

前置きはこのぐらいにして。今回は
※SS集です。
※新年で浮かれた東方キャラが本編を差し置いて好き勝手に登場しています。
※台本形式があります

以上の事を気にしない、何があっても構わないと言う方は

『おっけーね!』

と心の中で思いながら画面下にスクロールしてください。




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




















年明け(前)

霊夢「もーいくつ寝るとーお正月~♪」

魔理沙「だなぁ」

霊夢「お正月にはモチ喰って♪」

魔理沙「働け」

霊夢「腹を壊して遊びましょ~♪」

魔理沙「どんだけ食うつもりなんだ!?しかもそのまま遊ぶな!」

霊夢「はぁやく、来い来いおんぼろ救急車ーピーポー♪」

魔理沙「もうだめだ。ツッコミが追い付かない」

霊夢「小さい頃流行らなかった?」

魔理沙「流行らねぇよ。んなもん…」


※実際に作者が幼稚園児の頃に流行ったやつです。他はどうか知りませんが。
今思うと何で流行ったんだろ…。










第三勢力

霊夢「ついに!」

早苗「この時期が!」

霊夢早苗「「やってきたわ!」」

早苗「とは言え、霊夢さんの所には毎年どころか、いつも誰も来ないからですねぇ」ヤナカオ

霊夢「なによ!あんた達、外の神が来たのが悪いのよ!」メンチ キル

早苗「ですが、私達が来る前に賽銭とかありましたか?」エガオハシロイ ココロハクロイ

霊夢「ア゛?なんか言ったか?」ヤクザカオマケ

早苗「いいえ~なにも~♪」ケッカンアオスジ

聖「どうしたんですか?二人ともそんな顔をして」

早苗「いえ、年明けの賽銭箱事情のOHANASHIを少々」

聖「そうですねぇ。ウチもそろそろ箱を空にしないと」

霊夢「ん?あんたのとこ、お寺だから関係ないんじゃ…」

聖「日本じゃ、お寺に賽銭を置いてる所は沢山ありますよ」

霊夢早苗「「ま、まさか…!」」

聖「賽銭箱を置いてから、毎年明けには賽銭箱が一杯で大変なのよ。うふふふ」トテモ ジャアク ナ ホホエミ

霊夢早苗「「敵は命蓮寺にあり!?」」


星の宝具のお陰だとか

※神社に参拝するときは
①鳥居は真ん中を通らない。そこは神様の通り道。

②柄杓で左手→右手→左手に水を貯めて、それで口をゆすぐ→左手を洗う→柄杓の柄を洗う。これを一回の水汲みで済ませる。

③賽銭箱の正面に立たず、左右に一歩避ける。正面に立つのは失礼。

④鐘、礼の()に、先にお賽銭を投げ入れる。

⑤鈴や鐘を鳴らして神様にアピール。

⑥諏訪子ちゃんを思い浮かべながら(冗談)開宴「二拝二拍一拝」。

⑦二拝二拍手一拝の前後に、さらに軽い会釈を加えれば、なお礼儀正しい。

⑧お参りを済ませたら横に抜けていく。神様にその汚いケツを向けない。

⑨バカ。あると思った?これ以上あると思った?これだけだよ、ばーかばーか……………………ごめんなさい…。

お寺は知りません。










紅魔館の年越し

レミリア「私…タレントに転職する!」
咲夜「お嬢様!?それはギャンブルが過ぎるのでは?」
レミリア「ここで一攫千金を狙うのがカリスマよ」(多分ちがう)

美鈴「さあ、妹様。払う物払って下さい」
フラン「う~…!これ持っていかれたら有り金が無くなっちゃうよ…」

小悪魔「あ、やった!生命保険入ってて良かった!」

パチュリー「あ、また子供が産まれた」

声だけをお届けすると、とてもカオスな状況だなぁ。いかに地の文が大切かわかるよ。
え?皆なにしてるのかって?ボードゲームだよ。人生的な。


レミリア「あー!1が出たー!給料5000……」

咲夜「ですから冒険はしないほうが良いと」

美鈴「仕方ありません。右隣の人から貰う指示ですから」

フラン「うー…。はい」

小悪魔「うーん。でも今まで払ってた金額を加味するとあまり得したことには…」

パチュリー「4人目…。現実では何人欲しい?」

明希「どうだろう。最低でも男の子と女の子は欲しいなぁ」


広間には、皆集まって蕎麦を啜ったり、紅茶飲んだり、イチャついたり、仕事しながら、ボードゲームをして年が明けるのを待っていた。
勿論、ボードゲームで能力は使ってない。そんなことしたらレミリアと咲夜の独壇場だ。
俺はパチュリーと一緒の駒を使い、交代交代で参加している。

小悪魔「次は明希様の番ですよ」

一旦パチュリーとのイチャイチャを中断し、ルーレットを回す。
くるくるとルーレットが回って減速して行き、4で止まる。1、2、3、4マス目と。なになに?

明希「ハネムーン。ハワイ旅行。1,000,000払いお土産を得る」

高ぇな。でも止まったものは仕方がない。
ボードゲームなので、なんのためらいもなく1,000,000支払い、お土産のハイビスカスのカードを入手する。

明希「パチュリーってどっか行ってみたいとこある?」

パチュリー「うーん…なかなか思い付かないわね」

明希「だねぇ。正直今の生活に満足しているからねー」

パチュリー「でも、明希とならどこでもいい」

明希「俺もだよ」

ぎゅっとお互いを抱きしめ甘えて合う。柔らかい服の生地に、パチュリーの体の弾力、いい匂いがとても心地いい。
あぁ…至福だ…。もうこれさえあればなにもいらない。

咲夜「お嬢様はどこか行ってみたいとこは御座いますか?」

レミリア「…月に行ってみたいわ」

フラン「フランは海を見てみたいー!」

―ゴーンゴーンゴーン

柱時計が0時を指した。

明希「明けましておめでとう」
パチュリー「ん。いつまでもよろしくね」










羽根つき

紫「チキチキ羽根つき大会~!」

スキマに落とされた面々『………………』

紫「羽根つき大会~!」

落とされた面々『………………』

紫「大会~!」

面々『………………』

紫「皆冷たーぃ(´・ω・`)」

帰ろうとすると面々『………………』

紫「賞品は私が用意出来る範囲で。お年玉よ」

食いつく、しょうがないと思う面々『ルールは(!)?』

紫「ネットを用意したわ。引っ掛からないように、落ちないように羽根つきをして頂戴。道具も普通の物よ。能力は弾幕勝負程度に制限してね~。対戦はランダムトーナメントよ」



Round1霊夢vs鈴仙

霊夢「何時もの思いつきだろうけど、全力でヤるわよ」

鈴仙「やるの字が違う気がする」

紫「ラウンド ワン ファイ!(ストⅡっぽく)」

紫が羽根つきの羽を霊夢に向かって放り投げた。
霊夢は板を大きく振りかぶり、アッパーカットの要領で羽を空高く打ち上げた。

霊夢「昇ー竜ー拳!」

鈴仙「ちょ、高!ネットの意味無いじゃない!」

鈴仙は空を飛び、空中で羽を打ち返した。
霊夢は鈴仙()狙いをすまし、打ち返された羽を力一杯、板で叩きつける。

霊夢「波動球!!」

鈴仙「それ別の球技ー!」

衝撃を伴いながら高速で迫る羽に、鈴仙は涙目で避けることが出来ずそのまま羽が直撃して羽ごと飛んで行った。

紫「勝者霊夢ー」



Round2聖vsにとり

聖「お手柔らかにお願いしますね」

にとり「うん、お互い頑張ろうねー」

紫「ラウンド ツー ファイ!」

紫はにとりの方に羽を放り投げた。
にとりは普通に打ち上げ、聖の方に羽を送る。そして手に持っている板に何か細工をし始めた。
聖も羽を打ち返した後に、何やら板を弄っていた。
打って直ぐに板を弄る。奇妙な事が数回続いた。

にとり「できた!改造板!いやぁ、高速で改造するのは苦労したよ」

にとりが板の持ち手に取り付けたボタンを押すと、板の羽を打つ部分が切り離されて、にとりが持ち手を振ると切り離された板が連動して動く。

にとり「名付けてリモコン板!如何に楽をするのかを追及するのも技術者の課題の一つだよ」

にとりはリモコン板を使うことにより、その場から動かずに羽を打ち返せるようになった。

聖「私も出来ました。力作です」

聖は板を削って警策を作っていた。警策は座禅を組んでる時に、お坊さんが「渇!」と言いながら肩を叩くあの棒のこと。

にとり「ただ削っただけじゃん!?」

聖「なにを!見て下さいこの美しいフォルム!手に馴染む程よい細さ!しなやかさの中に隠された確かな強度!」

にとり「う…確かに美しい…職人技」

聖「今の貴方に足りない物を教えてあげましょう」

にとり「そ、それは…」

聖「デザイン性、美しさよ!」

にとり「なん…だと…」

ガクリとにとりが膝を付くのと同時に、羽がにとりの近くに落ちた。

紫「勝者聖ー」

妹紅「お前ら羽根つきをしろ、羽根つきを」



Round3妹紅vs幽香

妹紅「私達は普通の羽根つきをしようよ」

幽香「ええ、そうねぇ平和にいきましょ」

紫「ラウンド スリー ファイ!」

紫は妹紅の方に羽を放り投げた。
妹紅は少しダルそうに羽を打つ。
幽香は日傘を指して、ニコニコしながら板を降り下ろした。

―メキ、ピュン、ドス。

妹紅「へいわ、に、するんじゃ…なかったのか…」

幽香「あらごめんなさい。力加減間違えちゃったわ」

ドサッ

幽香の板は凹んでいて、怪力で飛ばされた羽は妹紅を貫いていた。
妹紅はそのまま倒れこみ、傷からは直ぐに炎が吹き出す――リザレクションが始まっていた。

紫「勝者風見幽香ー」



Round4魔理沙vs小町

魔理沙「羽根つきもパワーのようだぜ」

小町「ぶっちゃけ勝ったらあの花妖怪と戦うから嫌だなぁ」

紫「ラウンド フォー ファ……」

映姫「戦いたくないなら仕事をすればいいじゃない」

小町「そんな二択は嫌だ…って、げ、四季様」

映姫「全く。またサボり?小町」

小町「これはその…巻き込またんですよ」

映姫「始めはそうでも、放棄しようとしなかったじゃないですか。帰りますよ」

紫「不戦勝魔理沙ー」

魔理沙「……………」



Round5霊夢vs聖

霊夢「私の羽根つきは108式まであるわ!」

聖「なるほど、煩悩の数だけあるのですね」

紫「ラウンド ファイブ ファイ!」

紫は聖の方に羽を放り投げた。
聖は早速勝負を仕掛けた。

聖「煩悩退散!殺人L字打法!!」

霊夢「そんな遅いもの、ジャコビニ流星打法で……なっ!」

魔理沙「どうしたら霊夢!なぜ振り抜かない!」

霊夢は打とうとするが、羽はくっついたように板から離れず、霊夢は金縛りにあったかのように板を振って打ち返すことが出来ずにいた。

聖「ふふふ、煩悩を多大に持つ者にこの殺人L字打法は破れません」

説明しよう!
殺人L字打法とは警策を持った聖が打ち出す打法で、煩悩を持つ者がこれを打とうとすると金縛りにあったかのように板を振ることが出来ず、さらには羽がL字のように直角に曲がり相手に直撃するという恐ろしい打法なのだ!!

霊夢「ぬぐぐ……グハァァァ!!」

魔理沙「霊夢ー!」

霊夢「お年…玉…」ガク

紫「勝者聖ー」

幽香「断末魔まで欲望まみれね」

霊夢「勝手に殺すな」バッ


アストロ球団。知ってる人いるかな…。



Round6幽香vs魔理沙

幽香「欲望と言えば、貴方はスキマに何をお願いするの?」

魔理沙「大量のキノコ!」

紫「ラウンド シックス ファイ!」

紫は幽香の方に羽を放り投げた。
幽香は今度はちゃんと力を押さえて優雅に羽を打った。

魔理沙「さっき出来なかった憂さ晴らしだ!正月『ブレイジング羽根つき』!」

魔理沙は箒に跨がり、加速してスピード任せに板を振る。ギリギリ目視出来るぐらいの、超高速で羽が飛んでゆく。
しかし、幽香はニコニコしながら、何事もなかったかのように普通に打ち返す。ただし、倍のスピードで。

―ピュン

魔理沙「……見えなかった」

紫「勝者幽香ー」



Final Round聖vs幽香

聖「何だか勝ち残ってしまいました」

幽香「そうねぇ、お遊びのつもりだったのに」

紫「フイナル ラウンド ファイ!」

紫は幽香の方に羽を放り投げた。
幽香はニコニコしながら聖に向かって羽を打つ。

聖「殺人L字打法!」

幽香「これが殺人?何とも無いじゃない」

幽香は金縛りに合うことなく、普通に打ち返していた。

聖「な!煩悩が無いとでも言うのですか!?」

聖が放つ殺人L字打法は煩悩を多大に持つものに有効。しかし、効果が発動する程幽香は煩悩を持っていなかったようだ。

そして普通に羽根つきをして普通に幽香が勝った。

紫「優勝幽香ー」

幽香「欲しい者はないから、代わりに皆に命令していいかしら?」

紫「いいわよー。…え?」






女王

幽香「花に水やりをして頂戴」

にとり「そ、それってどんな暗喩…?」ガクガク

妹紅「花は私達のことで水は血のこと…。帰り血を浴びる程ヤり合えと!?」ブルブル

幽香「貴方達…私を何だと思ってるの?」ニコッ

『ヒィ!』
一部『(アルティメット サディスティク クリーチャー)』

幽香「そのままの意味よ。こう、寒いと水が冷たいのよねぇ。…それとも、その意味の方がいいのかしら?」

『イイエ、ヤラセテイタダキマス』


そして、冷たいとか、寒いとか言いつつも皆で水やりをしたとさ。ちゃんちゃん。








あとがき

予想以上に羽根つきが長くなった…。


今年もそれなりに更新を頑張っていきます。面倒くさがりに過度な期待はしないでください。

それではよいお年を。…あれ?これって年末に言うやつじゃなかったっけ?まあいいや。 
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