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ストライクウィッチーズ 私達の恩人

作者:末武克之
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第4話 音より速く

 
前書き
シャーリーの話 

 
ー龍牙ー


俺は片手に銀竜を地面に突き刺してある魔法を発動した。
龍牙「投影開始[トレースオン]」
俺は両手に白と黒の剣を作り出した。
龍牙「まだ未完成だな」
俺はそう言って振り回した。
バルクホルン「黒鋼!」
後ろを振り向くとバルクホルンが立っていた。
龍牙「よう、どうしたんだ?」
俺は剣を戻して聞いた。
バルクホルン「この間はすまなかったな」
そうバルクホルンは言った。
龍牙「気にすんなよ俺は当然の事をしたまでだ」
俺はそう言って空を見ていた。


~ブリーフィングルーム~


俺はミーナ隊長が明日は海に行くと言い出した事に少し驚いていた。
ミーナ「黒鋼君」
ミーナは俺に話し掛けてきた。
龍牙「ん?何だ?」

俺は銀竜を片手に持ちながら聞いた。
ミーナ「明日の訓練は海でやるけど黒鋼君は水着とか持ってる?」
そうミーナは聞いてきた。
龍牙「無いぞ!」
俺はそう言った。
ミーナ「そう、困ったわね」
そうミーナ隊長は言った。
俺はポケットに手を入れながら芳佳とリーネの3人でシャーリーとルッキーニを探しに行った。



~廊下~


ハンガーの近くで俺とリーネと芳佳は話をしていた。
龍牙「水着どうするかな」
俺はそう言った。
芳佳「水着無いんですか?」
そう芳佳は聞いてきた。
龍牙「ああ、持ってないんだ」
俺はそう言って芳佳達とシャーリーの所まで歩いた。
ドゴーン。
何か巨大な音が聞こえた。
龍牙「何だ?」
俺は走ってハンガーの中に入った。


~ハンガー~


俺と芳佳とリーネの三人はハンガーにたどり着いた。
芳佳「シャーリーさん?」
芳佳はシャーリーの名前を呼んだ。
シャーリー「よう、どうしたんだ?」
そうシャーリーは聞いた。
リーネ「シャーリーさん何をしてるんですか?」
リーネはシャーリーに聞いた。
シャーリー「ん?ああ、ストライカーの改造だよ」
そうシャーリーは言った。
芳佳「えっ?」
するとシャーリーはストライカーに魔法力を注ぎ込んだ。
ギギギギギー。
スゲー騒音で俺と芳佳とリーネは耳を塞いでいた。
芳佳「もういいです!わかりました!」
そう芳佳は言った。

俺はシャーリーがストライカーを脱ぐのを待った。
シャーリー「何言ってるんだ?」
シャーリーは芳佳に聞いた。
芳佳「静かにしてください!!」
そう芳佳は大声で言った。
俺はその大声にまた耳を塞いだ。
シャーリー「声が大きい!」
そうシャーリーは言った。
俺はそれを見て頷いた。
芳佳「あ、ごめんなさい」
そう芳佳は言った。
俺は呆れながらシャーリーを見ていた。
芳佳「それよりハンガーで何をしてるんですか?」
芳佳はシャーリーに聞いた。
シャーリー「ん?ストライカーの改造だよ」
そうシャーリーは言った。
龍牙「へぇ~シャーリーって手先が器用だな」
そう俺は言った。
シャーリー「まぁな」
シャーリーはストライカーを履いて外に出た。
リーネ「改造って何を改造したんですか?」
そうリーネはシャーリーに聞いた。
シャーリー「もちろん速度!」
シャーリーはそう言ってゴーグルを目に装備した。
龍牙「あんまり無茶すんなよ!」
俺はそう言ってハンガーの外に出た。


~次の日~


俺達ストライクウィッチーズは海水浴をしに近くの浜辺に着た。
俺は片手に銀竜を持ちながら新技を考えていた。

悩みながら考えていても時間が無くなるだけだった。
ミーナ「黒鋼くん」
後ろを振り向くとミーナが立っていた。
龍牙「どうした?」
俺はミーナに聞いた。
ミーナ「貴方がトゥルーデを助けてくれたおかげであの子は笑顔を取り戻せたわ」
そうミーナは言った。
龍牙「俺は仲間が消えるのが嫌だっただけだよ」
そう言って俺は銀竜を鞘に戻して言った。


ー砂浜


俺は砂浜で空を見ながら考えていた。
この世界ともいつか別れが来るだろうと。
芳佳「あ!黒鋼さん!」
芳佳は両手にストライカーユニットを持ちながらこっちを向いた。
龍牙「なにやってんだ?」
俺は芳佳に聞いた。
芳佳「実はストライカーユニットを足に履いて海に落ちた訓練をしてたんです」
そう芳佳は言った。
俺はそれを見て少し納得した。
すると空から何かの気配を感じた。
上を見ると高速で飛ぶ影が見えた。

それは間違いなくネウロイだった。
俺は背中にドラゴンウイングを生やして空を飛んだ。


ー空中


俺は銀竜を鞘から抜いてネウロイを追いかけた。
龍牙「とりあえず動きを止めるか!」
俺はキャッチリングを左腕から放った。

ネウロイはキャッチリングで捕らえられた。
俺はそのまま大技で終わらせようとした。
するとネウロイを捕らえたキャッチリングがネウロイのパワーに負けて破れた。

俺は高速で飛行するネウロイをどうするか考えた。
龍牙「使うしかないな!」
俺は背中のドラゴンウイングに魔力を注ぎ込んだ。
すると翼が光始めた。
俺は翼の鱗が取れて赤く輝く翼が現れた。
俺は音速を越えるスピードでネウロイに攻撃を仕掛けようとした。
しかしネウロイはビームで攻撃を仕掛けてきた。
俺は背中のドラゴンウイングでマッハの速度を越えて銀竜を片手に持ちながらビームを弾いた。

すると前から何かが近づいてくる気配を感じた。
前を見るとシャーリーがストライカーユニットを履いてこっちに飛んできた。

俺は銀竜を片手に持ちながらシャーリーにインカムで通信した。
龍牙「シャーリー!何やってんだ!おい!」
俺はシャーリーにインカムで通信した。
しかしシャーリーのインカムはザーザーと音が鳴っていた。
シャーリー「黒鋼!私やったよ!音速を越えたんだ!」
そうシャーリーは喜びの声を言った。
龍牙「っち!」
俺はドラゴンウイングに風魔法を発動した。
龍牙「ドラゴンウイング封印解除!」
ドラゴンウイングのさらに上の力神速ドラゴンウイングを発動した。
俺はシャーリーの場所までわずか5秒でシャーリーをお姫様抱っこして救った。
俺は片手にギガントを片手に持ちながらネウロイに照準を合わせて放った。

ギガントのミサイルは全弾ネウロイに直撃した。
俺はネウロイが消滅したのを確認して基地に帰還した。


~その日の夜中~


俺は小腹が空いて仕方なく夜食を作ることにした。
余った材料で炒飯と卵汁を作ることにした。
シャーリー「お~い!黒鋼」
シャーリーはよだれを垂らしながら厨房を覗いていた。
龍牙「よう!何やってんだ?」
俺はピーマンを切りながら聞いた。
シャーリー「美味そうな匂いがしたから来たんだけど私の分も作ってくれないか?」

そうシャーリーは言った。
龍牙「やれやれ」
俺は仕方なく炒飯を二人分作ることにした。
バルクホルン「なんだ?この匂いは?」
今度はバルクホルンとハルトマンとミーナが来た。
ハルトマン「あれ?黒鋼何作ってるの?」
ハルトマンはそう聞いてきた。
龍牙「炒飯と卵汁だよ!」
俺はそう言った。
ミーナ「夜食を作ってるの?なら私達の分も作ってくれないかしら」
そうミーナは言った。
龍牙「あいよ」
俺はそう言ってフライパンを2枚追加した。
芳佳「あ!何かいい匂いがすると思ったら黒鋼さんが料理を作ってたんですか?」
そう芳佳とペリーヌとリーネと坂本が来た。
龍牙「お前等も食うか?」
俺は四人に聞いた。
芳佳「はい!」
そう芳佳は言った。
ルッキーニ「ああ!シャーリーが何か食べてる!」
そうルッキーニは言った。
龍牙「お前も食べるか?」
俺はルッキーニに聞いた。
ルッキーニ「うん!」
ルッキーニはそう言って席に座った。
エイラ「あれ?皆何食べてるんだ?」
そうエイラは聞いてきた。
後ろにはサーニャもいた。
美緒「ああ、黒鋼が焼き飯を作ってくれたからそれを食べているんだ」
そう坂本は言った。
エイラ「へぇ~」
エイラは俺の炒飯を見ていた。
龍牙「お前等も食うか?」
俺はサーニャとエイラに聞いた。
サーニャ「はい、いただきます!」
そうサーニャは言った。
エイラ「サーニャがそう言うなら私も食べる!」
そうエイラは言った。
俺は炒飯を作りながら皆を見た。
いつまでもこの時が少しでも長く過ごせますようにと。


続く 
 

 
後書き
シャーリーの話はあまり自信がありません! 
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