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聖魔弾の銃剣龍神皇帝と戦姫

作者:黒鐡
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第2巻
  少人数部隊での駆逐×凱旋と帰郷

翌日の早朝、ヴォージュ山脈まであと少しの所で進軍をやめた。俺達はそのままだが、五十の騎兵を三十と二十に分けてから三十の兵を馬から降ろす。二十の兵に馬を守らせてこの場に残るという。三十の兵達は俺らの後ろにいたので俺達も降りてから武器を取り出す、それと乗っていた車がヒト型に変形してからティッタはISを展開させてから桜花たちと合流。スナイプ・ゼロワン二体と完全装備した俺らは、アサルトライフルを持ってからヘルメットにはISのを応用したヘッドギアを取り付けたので、壁となるシールドビットを取り出せたり出来る。あとオートマトンも呼ぼうとしたが、草原はあまり向いてないので今回は呼んでない。

「今回は俺らだけで盗賊団を駆逐して見せるから、ジスタートの兵達は俺らの戦い方を見てほしい。俺達の動き、戦場の流れというのを勉強してほしい。いいな!」

そう言ってから、リムとルーリックとあとの騎兵は俺達が進む事で後方から進んでいる。上空からはIS部隊が待機中であり、騎兵達には俺らの旗を掲げている。数人の俺達はヴォージュ山脈の麓に到着した。それを待つように、山道の奥から野盗達が姿を見せるとすぐにライフルで狙撃した。後方ではあんなに離れている距離からの狙撃は、正直あまり見せていない。遠くにプトレマイオス軍の姿が見えたので、警戒していたのだろうと思う。大鉈で肩に担ぎ、革鎧を身に付けている者もいれば、上半身裸で巨大な戦斧を構え、防具は兜だけという者もいた。武装は統一されていないから、寄せ集め集団なのだと判断しているし、隊列も整っていない。野盗達が喚声をしようとした瞬間に、上空に待機していたIS部隊の攻撃が合図となった。上空から狙撃されたので、上を見た瞬間にこちらにいる歩兵でのアサルトライフルフルオートで、目の前にいる賊を撃ちまくった。矢を放って来たり銃の弱点である近距離から武器で殺そうとした賊がいたが、シールドビットで護られてからソードビットで首を刎ねたのだった。

後方の賊達が矢で放とうとするが、上空にているIS部隊が真上からの狙撃にて後方部隊は全滅。戦場は平坦な草原だが、スナイプ・ゼロワンは踏み潰したり剣や槍で足を攻撃する賊達を脚にあるニードルで串刺しにしたのだった。その後に俺らは手榴弾を投げた後に爆死したり、ゼロワンのミサイルで周辺にて隠れていた賊達を駆逐していった。ニール達は撃ちまくりどんどん賊を追い詰めるが、最後の攻撃はいきなり後退して行った俺達を追って来た賊達を一網打尽したのだった。それは爆音によって追って来た賊は爆死した。それは地面に設置した時限爆弾と地雷である、盗賊団はたった数人と上空にいるIS部隊に駆逐されていき、命乞いをした盗賊団だったが命乞いを聞いていないという事で首を刈り取ったのだった。

盗賊団の頭を討ち取った後も悪さをした人間を生かす訳がいかないので、神の鉄槌という事で盗賊団は全滅していったのだった。それを見たジスタート兵とリムとルーリックはあまりにも残酷過ぎて見てられないとかだったが、今後の為だと思い返り血を浴びながら駆逐して行ったニール達。後方にいたジスタート軍は前に出ていなかったので、死者はいない。ニール達が無双していたので、今後一緒に戦うのであればこれを見慣れないといけないと思った。戦闘終了後にヴォージュ山脈の前にいた二十の兵達は、ニール達の返り血を見たので、驚いた兵士達。

「これぐらいで驚くなんて生温いですぞ?ヴォルン大公はこれ以上のですぞ」

「はーい、ニール達は動かないでくださいね、浄化を致しますので」

上空にて戦っていたティッタは、展開解除した後にタブレットで浄化というボタンをタッチしたら、三人共返り血がなくなっていた。そしてスナイプ・ゼロワンも久々に戦ったので、スッキリしたと言っていた。その後陣地にて、食事をしていたら、桜花達は兵達に食事を配っていた。ルーリックはニール達にジスタートで食べる物を作っていたのだった。

「これは何なんだ?」

「私たちは魚スープ(ウハー)と呼んでいます、今回はニール様達無双だったので我々は戦闘を見ていただけだったので。我が国ではどこでも食べられているもので、身体
が芯から温まるんですよ」

「どこでも食べられる物か、だがこれって家庭によっては違うんだろ?」

「はい。ニンニクを入れるとこもあれば、火酒(ウオトカ)を入れるとこもあるそうで。日に一度は揉めるところがあるそうで、皆の魚スープに私の判断でニンニクを入れ
んじゃねえと喧嘩しちゃうのです」

そう聞いた後に俺らの夕食を食べた後にキャンピングカーの中にいたが、ライルから呼ばれたので指揮官用の幕舎に行ったのだった。たぶん俺達の戦い振りの感想でも聞きたいと俺らは思った。

「あんな早撃ちは見た事がありませんでした、それと浮かぶ盾や剣には驚きました」

「あああれね、俺ら歩兵部隊は壁さえあれば撃てるからな。あれで防いでいる間にライフルビットで撃ったり剣で近距離でやれるかな」

「それに命乞いをした賊もいましたが、ライル様達はそれを聞かないで殺してましたがあれでよかったのですか?」

「ウチらは神国だ、なので賊となった人間は基本的に駆逐しろとヴォルン大公から言われているので。それとティッタが言ってたな、熊の人形を作る事を頼まれて今日作ったと聞いた」

そう言った瞬間固まったリムだったが、それについては俺やヴォルン大公も既に知っている事だと言ったらもっと固まった。その後、熊の人形を持ってきたティッタがいたのでそれを受け取ったが顔を赤くなっていた。それを見たティッタはまるで分かっていたと言う風にしていたからか、プトレマイオスの者達は別に熊の人形を持っていた女性はこちらにもいるし話し相手もする。あとは後々戻ってきたいつの間に召喚された夜叉と死神たちが戻ってきた。そしたら山の頂上に城塞にいた人間を全て抹殺したと、夜叉と死神からの報告を聞いたニールが答えたらリムは驚愕していた。

『我ら達は主様の命により、城塞にいる残っていた賊を葬ったところでございます』

「そ、そうか。それで盗賊団の頭であるドナルベインはおりましたか?」

『その者ならとっくに地獄に葬りました、首でも残しといた方がよかったですかな?』

「なるほど、ならそれで結構です。明日の朝になったらペルフォルの町に戻りましょうか」

夜叉と死神の報告を聞いた後に、魔法陣で帰って行った。プトレマイオス軍ブラック・シャーク隊は一日で駆逐したというのは、今まで戦ってきた兵やリム達も自国や他国でも聞いた事ないと思ったのだった。それと攫われた娘達と財貨を村に返すために、軍用車に纏めて運んだのだった。そして次の朝にはペルフォルの町に戻り、娘と財貨を返却した後に賊はどうなりました?と質問してきたので、少人数での部隊で盗賊団を抹殺したと言った。頭であるドナルベインも神兵と一緒に葬ったと言ったら信じ込んだ村民だった。プトレマイオス軍ブラック・シャーク隊の姿を見た瞬間に家々から飛び出して、俺らの近くを見るんだった。盗賊団については、彼らにとっても不安の種になっていたと、オージュ軍が敗北した事も不安していたが、獅子の旗をひるがえして凱旋するプトレマイオス軍ブラック・シャーク隊を住民達は喝采と拍手をする。バイクに乗ったレノックスと軍用車に乗るニール達と、後方にいるジスタート軍。

「これほど歓迎されるとは思わなかったな」

「まあ一日で抹殺する軍隊などいないからな、ここは手を振っておこうか」

リムは前回は甲冑を付けていなかったが、今回は兜や甲冑を付けていた。それで顔を隠していたし、無言で馬を進めていた。後方にいるジスタート軍と一緒に凱旋したが、手を振る方なのは先頭にいるニール達のみであった。活躍したのはニール達と神兵だけだったからな。そんで屋敷に到着したら、今回は子爵の部屋ではなく広間へ通されたのだった。今回活躍したニール達であったが、前回と同じくレノックス、ニール、ティッタ、リムである。中央には十人は囲めるだろうテーブルがあり、壁に大きな暖炉がある。オージュ子爵は落ち着いた色調の服装で、ニール達を歓迎した。ニール達が席につくと、侍女が入ってきて飲み物を置くが銀製のグラスで冷たい葡萄酒が入ってた。乾杯前に、オージュはニール達に向かって深々と頭を下げた。

「ニール大公補佐官。リムアリーシャ殿。このテリトアールの主として、心から感謝申し上げます。さすがプトレマイオス軍でありますが、ジスタート軍はご活躍されたのですかな?」

「今回は我々プトレマイオス軍ブラック・シャーク隊無双だったので、今回リムアリーシャ殿達ジスタート軍は我々の戦闘風景を見学していただけです。それに領民達お祈りは届いていましたからな」

「さすが神国ですな、領民や我らの祈りが届いていただけでも満足です。それにしてもプトレマイオス軍たったの七人で二百はいた盗賊団を駆逐無双とは、それも一日で一掃するとは、これでブリューヌ内乱はプトレマイオス軍とジスタート軍で鎮められますかな」

「ブリューヌ内乱という火の粉を払うには、ブリューヌ王国の兵達も必要です」

「そのようですな、この老骨でよければ喜んで力をお貸ししよう。私の怪我を治してくれたのと盗賊団を一日で壊滅してくれたお礼です、テリトアールの兵は尽くヴォルン大公と共に戦う。近隣貴族もヴォルン大公の味方になれるよう説得する。見込みのある者はそう多くないが、集まれば兵五百ほどにはなろう。プトレマイオス軍は少人数で戦う方ですからな、あまり多いとそちらに迷惑がかかる」

ニール大公補佐官はヴォルン大公の代わりとはいえ、感謝を申し上げると言ったらオージュ子爵は王家に忠誠を誓っても、テナルディエやガヌロンの下に立つのは御免らしい。テナルディエの味方するぐらいなら、我々と戦った方が身のためだと思ったのだとニールは思った。用意準備が整い次第。オージュ子爵か息子さんが我が神国へ来る事を約束したのだった。プトレマイオス軍の味方は、ジスタート軍とブリューヌのマスハスのところとオージュのところとなった。丁寧な言葉で感謝を申し上げた後に、部屋を出たのだった。

獅子の旗と黒竜旗をひるがえして、プトレマイオス軍ブラック・シャーク隊とジスタート軍はプトレマイオス神国へ戻る最中であった。先頭にいるのが、先導役のレノックスで軍用車に乗っているニール、ライル、ティッタ、桜花・結衣・沙紀の三人組は相変わらずISを展開して上空にいる。そんで後方にはジスタート軍無傷だけど、とりあえずニール達の戦闘スタイルを見たので、その報告をするために映像に残しているから大丈夫だぞ?と言っといたので到着したら見せて下さいと言われた。 
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